テーマ:食べ物あれこれ(50295)
カテゴリ:帰省ネタ
前回からの続きです。
魚のメインの前にお出しいただいたのがこのたけのこご飯。地元で朝採れた竹の子を入れて、味付けなどは一切せず炊いたご飯という事ですが、驚きの旨さです。まるで昆布ダシを使ったようなしっかりした旨みを感じました。 そして魚のメインです。金目鯛のポワレに地元産のウニを載せ、炙って焦げ目をつけたものです。ソースはブイヤベース。魚の甘み、ウニの甘みにソースのコクが合わさった間違いない一皿です。特に、ソースの様々な魚介の複雑な旨みはしっかりで、ここにタケノコご飯を合わせて食べるとこれがまた素晴らしい^^ 続いてはお肉のメイン。阿波牛のステーキと地元の鹿肉を使ったソーセージになります。阿波牛は柔らかさ、甘みのある、それでいてすっきりとした脂が印象的です。肉汁もたっぷりでいい焼き加減でした。ソーセージはこちらのお肉のスペシャリテともいえるであろう一品。鹿の旨みをしっかり楽しめますが、豚も少し使っているという事で、食感に少々の柔らかさがある他臭みもゼロ。 ワインは引き続き、持ち込ませていただいたココファーム 農民ドライ2012でした。 魚のメインやタケノコご飯にはやはりよく合います。金目の甘み+ソースのコクに、ワインの果実味や酸が嵌り込みますし、ウニの甘みにもいいです。たけのこご飯とは、やはり旨みを引き出す感じ。 一方、肉には流石に難しいかと思いましたが、これが魚以上に好相性!ソースがポイントかと思います。こちらのソース、なんとトワイライトエクスプレスのディナーにも使われているそうで、甘み、旨みのあるものながらそこまでコテコテではなくあっさりとしています。それが、白ワインにマッチしたようで、肉のコクとも一体化していいマリアージュでした。 続いてはデセール。2品出ますが1品目は八朔のガトー。上のチョコレートのところを見てケーキ生地に八朔が入っているのかなと思いましたが、下はすべて八朔!ソースの中にあるのは八朔のジュレです。爽やかな八朔の香りが心地いいですし、酸味もアクセント程度に感じられ、あっさりと頂けました。 もう一皿はアスパラガスのジェラートとチョコレートコーティングされたイチゴです。ソースもイチゴのソースでになります。緑とピンクの色合いが春らしさ満点! アスパラのジェラートは程々に残った青さがイチゴのソースによく合います。加えて、オリーブオイルがかかっているのでそれが全体をまとめてくれる感じ。イチゴのチョココーティングは、結構ビターさのあるチョコにイチゴの酸味がいい相性でした。 〆の飲み物は紅茶かコーヒーが選べます。 ワンポーションは確かに小さ目ですが、品数もありますし満足感あります。味わいも、あっさり繊細ですがかといって「フレンチ」から逸脱するほど優しすぎるものでもなく、個の味わいの感じと品数は絶妙だなと。 接客に関しても、マダムはお話すればカジュアルですが、タイミング等はきっちり。肩ひじ張りすぎない心地よさがあります。 遠いのは遠いですが、また是非お邪魔したいものです。海山どちらの食材も豊富ですから、各季節面白いと思いますが、夏はハモもよくつかわれるそうなので、かなり興味あります。 これがお店です^^;本当に個人のお宅にしか見えませんので、初めて行かれる方は結構勇気がいるかもしれません。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月05日 22時09分57秒
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