テーマ:ワイン大好き!(30808)
カテゴリ:アメリカワイン
いよいよ気温が30度越えはじめ、夏という感じになってきましたね。そんな暑い時期に、あえてのカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンです^^; アローミ・カベルネ・ソーヴィニヨン2011。ヘス・コレクションは、スイス人のドナルド・ヘスが1986年に始めたワイナリーです。ナパ・ヴァレーの西部、冷涼からやや温暖な地域というマウント・ヴィーターにあります。ただ、本ワインのブドウが作られているのはナパの東側、ハウエル・マウンテンにあるアローミという自社畑になります。ハウエル・マウンテンは、日照量は多いものの西部よりもより冷涼で、落ち着いた味わいのワインを産みます。 セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨンという名前ですが、カリフォルニアらしく100%ではありません。91%のカベルネ・ソーヴィニヨンに9%のプティ・シラーが加えられています。価格は、写真のお店で3672円。 色はガーネット系ですがやはり黒さはあります。 香りは黒ベリーたっぷり。そこに、シナモンやクローヴなど茶色いスパイスや、黒コショウといったニュアンスが感じられます。そこに、黒い土や木ないし軽いクリームの雰囲気、さらにキノコっぽさといったものも加わります。その他、完熟赤ベリーやそのジャム、ダークチェリー、少々のオレンジっぽさといったものも感じたでしょうか。 味わいは、カリフォルニアらしくイチゴや赤ベリー系のフルーツのジャムを思わせる果実味がメイン。一方、酸は決して前に出るものではありませんが、果実味の中に明るい乳酸系のそれがピッと入っており、味わいに焦点を与えてくれます。タンニンはしっかり。渋み十分で、舌触りにも感じられます。ボディは柔らかさ軽やかさを感じ、ミディアムフルくらいな印象。 単独でも飲めますが、食事と合わせた方が飲み飽きせずに楽しめそうです。 合わせるならやはり肉。しっかり赤身のローストビーフに合わせますと、ソース的な相性で肉の旨み、ソースの塩味(ブラウンソースでした)と、ワインの果実味や膨らみがグラデーションを見せてくれました。 ただ、より深い相性の良さを見せたのは、さしの入った和牛のたたき。肉の旨みはもちろん、脂の甘みやまろやかさに、ワインの果実味や質感がよくマッチし、旨みを引き出しあっていました。ソースはポン酢系でしたが、付ける量を控えめにしたところ塩味と酸を足すくらいの感じになって悪くありませんでした。 他にも、キノコのソースやベリー系ソースなどのステーキなんかにも良さそうです。その場合も、赤みの噛みしめて美味い肉より、霜降りの柔らかな肉、或は、熟成してナッツなどのニュアンスを感じられるようになった肉などと合わせてみたいところです。 流石にこの価格帯という事で、果実味しっかりのカリフォルニアらしさはありつつも、柔らかさやアクセント的酸のおかげでバランスは失しないワインでした。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年07月11日 00時17分00秒
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