テーマ:ワイン大好き!(30799)
カテゴリ:アメリカワイン
今回はワシントンのお手頃メルローです。 スティムソン・エステート・セラーズ メルロー2011。生産者は先日インディアン・ウェールズ・カベルネを記事にしましたシャトー・サン・ミッシェル。スティムソン・エステート・セラーズは、同社のエントリーレンジのブランドになります。ワシントン州といいますと、アメリカ北部ということで日照量などどうなのかなと思いますが、同社の畑の多いコロンビアバレーでは、なんと年300日以上晴れ、降雨量は年100ミリ程度という見事な晴天ぶりです。加えて、昼夜の寒暖差は20度以上、フィロキセラも生きられない環境と、まさにワイン作りには最適な地域となっています。 セパージュは、メルロー95%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。価格は、写真のお店で1490円。 色は意外と透明度が高く、赤さの強いルビーといった感じ。黒さは感じません。 香りも色合いに似合った赤い果実のそれが中心で、チェリーやストロベリー、クランベリー、それに少々のラズベリーや、それらのドライフルーツといったものが感じられました。また、バニラビーンズや生クリーム的なニュアンスも加わり、全体的に甘い要素が前に出ているのは確か。その他、土やキノコといった要素も。 味わいは、果実味しっかりで、メインの要素となっています。そこに、穏やかな酸がじわっとしみこんでいるような印象のバランスです。渋みも大人しく、タンニンは優しいです。ボディも柔らかで、ふわっとした印象すら受けるミディアムライト。 食事との相性では、ラムのばら肉をキノコと、茸塩、胡椒で炒めた物をつまんでみましたが、キノコ感同士の相性もいいですし、塩気+ラムの旨みにワインの果実味が中々でした。 一方、デミソースのハンバーグと合わせますと、デミソースの濃さ、ハンバーグの肉の味にやや負け気味でした。ソースっぽい相性を期待したんですが、ちょっとイメージとは違う結果でした。 で、意外とよかったのがカツオのたたき。野菜と一緒にサラダ的に頂きましたが、パプリカやオリーブと一緒にカツオを合わせますと、野菜の甘み、魚の旨みやコクに、ワインの旨みや果実味がなかなかになじんでくれました。 果実味と酸のバランスは、ワシントンよりもう少し南な感じを受けなくもないですが、柔らかな印象も相まって親しみやすいワインでした。 北米っぽく、脂ののったサーモンのバターソテーなど合わせてみてもいいかもしれませんね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月12日 21時52分42秒
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