テーマ:ワイン大好き!(30795)
カテゴリ:アメリカワイン
朝晩などは結構冷え気味で、いよいよ秋めいてきましたね。青空の色も少し変わってきたでしょうか。今回は、そんな時期に美味しい旨み多めのオレゴンのシャルドネです。 シャルドネ・リザーヴ・ウィラメットヴァレー2010。クーパー・マウンテンは1978年創業のワイナリー。死火山の斜面にあるということで、オレゴンによくある海底が隆起した堆積層であるウィラケンジー土壌に加えて、火山灰土壌のはたけもあります。ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、シャルドネというブルゴーニュ系品種を、ビオディナミを実戦して栽培、醸造でも、so2を控えるなど自然派な作り手です。 セパージュはシャルドネ100%。カリフォルニアと違い、オレゴンでは品種名を書いてある場合はそれ100%であることが多いです。価格は、写真のお店で2041円。 色は薄めですが、麦わら程度の黄色さはあります。 香りは、新樽比率は低いものの樽っぽさが出ており、カラメルやバターといった要素を感じました。加えて、甘いニュアンスがよく感じられ、砂糖菓子っぽさやメロン、グレープフルーツ、夏みかん、パイナップルといったフルーツ、それに、白い花や花の蜜といったものが出ていました。 味わいは、香りの印象とは違った辛口なもので、メインの要素としては旨みが来ているでしょうか。そこに、しっとり系の酸や軽い苦みが加わってきます。一方、果実味は、繊細で量自体も少な目。ミネラル感があり、しなやかでやや硬質さすら感じる質感のミディアムライトなボディと相まって、落ち着いた印象です。 食事には合わせやすいタイプです。スモークサーモンとアボカド、トマトを堀内油屋のドレッシングで和えたものをつまんでみますと、サーモンの塩気にワインの旨みや仄かな果実味がいいですし、野菜+ドレッシングの甘みやコクに、ワインの香りや旨みがこれまた中々。ドレッシングの玉ねぎの甘みがワインと食材の間を上手く繋いでくれたように感じます。 また、寿司との相性も結構いけ、中でも、エビの甘み、アナゴの脂感+ツメの甘み、マグロといったものとの相性は良かったです。やはり、カラメルなどのニュアンスがある分、白身系より味がはっきり強いの方がよさそうです。 価格的には、オレゴンワインの中では手頃な方ですが、悪くありません。実は、ここのワインはピノ・ノワールを以前飲んだことがあるのですが、その際はあまり好感触ではなかったので、シャルドネもどうかなと思っていたのですが、実にまっとうなシャルドネでした。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月14日 23時14分44秒
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