テーマ:ワイン大好き!(30795)
カテゴリ:アメリカワイン
前回はオレゴンのシャルドネでしたが、今回もアメリカワインです。カリフォルニアの非常に変わったセパージュの白になります。 ビッグハウス ホワイト2011。生産者ビッグ・ハウスはカリフォルニア州のモントレーにあるワイナリー。ビッグ・ハウスとは俗語で刑務所のことだそうで、実際にワイナリーは刑務所の目と鼻の先にあるのだとか。多様な品種を手がけていますが、醸造を担っているルーマニア出身の女性醸造家ジョーゼッタ・デーン氏の影響によるものだそうです。 セパージュは、ヴィオニエ27%、マルヴァジーア20%、グリューナー・フェルトリナー13%、ゲヴェルツトラミネール9%、アルバリーニョ9%、 ソーヴィニヨン・ブラン8%、マスカット・カネリ7%、シャルドネ 4%、リースリング1%、ピノ・グリージョ1%、その他という、実に多彩なもの。価格は、写真のお店で998円。 色は、青みがかった黄色。ツヤ感もあります。 香りは、セパージュの中で多めの品種の影響か、レモングラス系のそれ等ハーブっぽさが出ています。また、結構ミネラリーさもあります。というと、タイトな印象かなと思いがちですが、そこはカリフォルニア、フルーティさもしっかりで、洋ナシやパッションフルーツ、パイナップル、かりん、リンゴっぽさといったものを感じます。その他、白コショウ系のスパイスや、イモ・クリといったニュアンスも。 味わいは、ジューシーさのあるもの。果実味中心ですが、しっとり系の酸や、ミネラル感のある、ハリのあるミディアムフルなボディのおかげで重甘い感じにはなっておらず、フレッシュさがあります。後口には少々の苦味も。旨みもありますね。 食事との相性も上々です。 今回も、シーフードマリネのサラダ的なものを合わせてみましたが悪くないですね。一部、やや鮮度の落ちる食材とは生臭みが出なくもないですが(魚、貝類等問わず)、サーモンなどの脂との相性もいいですし、野菜の甘みと果実味の相性も良好です。 ただ、よりよかったのが鶏肉。同じサラダ系で、ハーブチキンサラダとも合わせましたが、ハーブでマリネされたチキンの旨みや香り、塩気にワインの香りや果実味が嵌りますし、野菜との相性は前述のとおり。また、焼き鳥(塩)ともいい感じで、モモの旨みや香ばしさに合うのは勿論、ネギマとの相性が良好で、ネギの甘みや香りに、ワインの香りを中心とした要素が相性の良さを見せてくれました。 1000円前後という非常に手ごろなワインですが、カリフォルニアらしい果実味のある味わいながらもフレッシュ感があり、楽しく飲めるワインです。香りの、フルーティな中にもどこかオーストリーや北イタリアを思わせるような雰囲気も、個人的に好みでした。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月16日 22時24分26秒
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