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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2014年12月18日
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今回はオーストリーの白です。やや厚みもあるグリューナーで、食事に合わせやすい1本になります。
グリューナー・フェルトリナー・テラッセン2011。生産者はフレッド・ロイマー。カンプタール地方、ランゲンロイスのワイナリーです。ブラックボックスと呼ばれる、黒くて四角いモダンな建物で、高層部から順に醸造過程を進めることで、ジュースの移動に機械を使わず重力落下を利用することを実現するなど、非常にこだわった作りをしています。畑でも、ビオディナミを実践。
価格は、写真のお店で3240円。

は薄いですがツヤ感のある黄色。

香りは、白コショウなどのスパイスやタイムなどのハーブが出ています。また、フルーツ感も強く、スゥイーティやライムといった青い柑橘、グレープフルーツなどの黄色い柑橘、さらには青リンゴや南国の黄色いフルーツっぽさといったような要素が感じられました。その他、ミネラルや、微かながらヨードっぽさといったようなものもあったでしょうか。

味わいは、黄色い果実的果実味がしっかり出ており、味わいの軸となっています。そこに、しっとりした、しかし明るい酸が加わり、全体としてジューシーな印象を受けるバランス。旨みや、この品種独特の苦味というかエグみのようなものも少々。ボディはライトですが、ミネラリーで、ハリやしなやかさを感じます。クリアーな質感です。

食事との相性では、流石と感じたのは秋刀魚の握り寿司とのそれです。秋刀魚の脂にワインの果実味や質感、それに香りのスパイシーさや柑橘感がよく合います。そこに、シャリの甘みが加わると、より一体感が増しますね。青魚と合わせると出やすい臭みなどみじんも感じられません。
また、魚系ですと鯛との相性も良好。私がマリアージュにこだわるようになったのは、別の生産者のものですがグリューナーと鯛の握りとの相性の良さに感動したからなのですが、このワインも、その時のものほどではありませんが、旨みや香りの面でいい相性を見せてくれました。これが、プリップリの天然鳴門鯛なら、質感の相性も抜群なのでしょうが、中々手に入る食材じゃありませんね^^;
その他、面白かったのが根菜の煮物。何でもないスーパーのお惣菜で、甘みも強いものだったのですが、ゴボウやレンコンの味わいや香りにじわじわと嵌る感じは興味深かったです。

やはりオーストリーワインは食事によく合います。もちろん、単体での完成度の高さも間違いなくあるのですが、旨みや滋味との幅広い相性、その相性の深さという点ではやはり中々無い存在だと思います。
このグリューナーも、結構個性的な味や香りのはずなのですが、それが様々なものとマッチするというのは素晴らしいなと感じます。

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最終更新日  2014年12月19日 15時57分37秒
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