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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年01月29日
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岡山は、地方都市ながらワイン文化の盛んな土地で、個人主催で、或は飲食店や酒販店主催で様々なワイン会が行われています。

そんな、ワインに積極的な飲食店の一つに、柳川はむらさんがあります。
岡山の有名和食店で、お客さんの影響もあったのでしょうが、以前、移転される前からワインにはご関心が強かった様子。様々な方々、酒販店さんのワイン会も行われています。
そんな柳川はむらさん主催でのワイン会が、以前から行われていたそうですが、今回、テーマがオーストリアワインという事で、これは是非参加させて頂かなければと思いお邪魔させて頂きました。このオーストリア会で、実に10回を数えるそうです。

  • 柳川はむらワイン会・オーストリア

柳川はむらさんは、路面電車も停車する柳川交差点に面したグレースタワーの2階にあります。お昼と夜の2部営業となっています。入店するとレジカウンターの後ろに立派なワインセラーがあって驚きますよ。

  • 柳川はむらワイン会・オーストリア メニュー

テーブルに着くと、今回のお食事とワインのお品書き、オーストリアワインに関する資料が置いてありました。資料は、産地や品種に関する丁寧な記載がされており、今後自分のワイン会でオーストリアを使う際には参考にさせて頂けそうです^^

ワインのラインナップは以下の7種です。メモも取れておりませんので、簡単な感想に留めておきます。

1、シュタイニンガー グリューナー・フェルトリナー・セクト2012
1本目は泡です。オーストリアのスパークリングと言えばこの人のこれ、というワインですね。泡の勢いはしっかり目、キメは程々といった感じですが。グリューナーの香りや果実味の出方など特徴がはっきり表れており、本当に泡の入ったグリューナーの白といった印象。
実は、このワインは昨年4月のオーストリアワインスペシャルセミナーでも頂きましたが、その時より果実味が落ち着きバランスの取れた印象でした。なお、楽天内にはまだ2011ヴィンテージしかないようです。

2、マイヤー・アム・プファール・プラッツ ウィーナー・ゲミシュター・サッツ2011
続いては手頃なレンジのゲミシュター・サッツです。やはり、他の参加者の皆さんにも混植混醸というのは驚きだったようです。
若干の熟成を経たせいか、色もしっかりしており、香りもメロンっぽさやミネラルの印象に加えて、柑橘ならオレンジのような濃いもの、それに蜜っぽさがよく出ていました。味わいも、この価格帯ながらエキス分がありしっかりしています。

3、フレッド・ロイマー グリューナー・ヴェルトリーナー2012
この会のワインは、倉敷市のおかじまやという酒販店さんのセレクトとなっているようで、グリューナーはおかじまやさんの毎年秋に行われる大試飲会でもレギュラーで登場しているロイマーのもの。
2000円台のワインながら、白コショウのニュアンスやトロピカルフルーツ感があり、カンプタールらしいしっかりした果実味の中に酸があるという、グリューナーの個性がしっかり出ている流石の1本です。ガラスキャップもインパクト大ですね。

4、ニコライホーフ シュタイナー・フント・リースリング・レゼルブ2003
4本目は今回のハイライトと言える、ニコラーホーフのバックヴィンテージです。
熟成を感じるツヤのある黄色ですが、香りの方はというと蜜感の強さは感じるものの、リースリングらしいフルーティさをまだまだきっちり感じられます。味わいも、酸こそ大人しいものの(熟成の影響か03という猛暑の年の影響かはたまたその両方か)、均整の取れたものとなっていました。
やはり、今回の中では他の参加者の方々のリアクションが一番大きいワインだったかなと^^

5、ピットナウアー ロゼ2013
ここからロゼと赤ですが、それらが未経験の生産者のものだったので非常に楽しみにしていました。
ピットナウアーはブルゲンラントの生産者で、ビオディナミ実践者だそう。ブラウフレンキッシュ60%、ツヴァイゲルト30%、サンクト・ラウレント10%というオーストリア品種によるセパージュとなっています。
オーストリアのロゼらしい、白に近いフレッシュフルーティなワインですが、赤ベリーの華やかな香りもある、使い勝手のいいロゼだなという1本でした。

6、ピットナウアー ピッティ2012
こちらはピットナウアーの赤。ツヴァイゲルト60%、ブラウフレンキッシュ40%というセパージュで、このワイナリーのベーシックキュヴェになるようです。
赤さの強いガーネットカラーで、赤ベリーやブルーベリー、チェリー等々フルーティさに、スパイス感や土っぽさが加わるらしい香りでした。味わいも、ある程度しっかりした果実味を軸に、酸やミネラル感のあるものです。2000円程度という価格を考えれば、よく出来たワインだなと。
楽天内では、なぜか2013ヴィンテージ2011ヴィンテージがあり、2012だけありません^^;

7、フリッツ・サロモン ブラウアー・ブルグンダー2007
こちらは、なんと黄土の広がるヴァグラムのブラウアー・ブルグンダー=ピノ・ノワールです。混合農家で、野菜も果物もみんなビオディナミで作っているというフリッツ・サロモン。ニコライホーフの評価も高いそうです。
色はやや深めのルビーで、香りはブラウアー・ブルグンダーらしい赤ベリーやスパイス、少々の植物的ニュアンスといったものが感じられるもの。味わいは、鮮烈な酸こそありませんが、繊細な果実味としっとり太めの酸、旨みといったものがバランスよく感じられます。黄土という土壌からはあまり連想できないピノでした。

前半4種は飲んだこともあるワインでしたが、やはりさすがの出来。ヴィンテージ違いや同じヴィンテージでも時間経過の違うもの等を経験でき、興味深かったです。
後半3種は、オーストリアの赤の水準の高さを感じられたなと。白の産地の印象が強いですが、赤も、パノニア気候の影響もあってかある程度しっかりしつつ、バランスの良さがあります。
そして、どれもやはり和食によく合います。
  • 柳川はむらワイン会・オーストリア べらたの木の芽味噌と春菜の白和え

ここからはお料理です。一品目はべらた(=ノレソレ)の木の芽味噌と春菜白和え。合せたのはセクトですが、木の芽味噌の香りとグリューナーの緑のニュアンスがバッチリ。グリューナーってちょっと木の芽の香り持ってるのかもしれませんね。味噌の味わいの適度な甘みも、ワインの果実味にいい感じでした。
春菜とも、菜の花などはやはり、その香りは勿論食感や甘味などグリューナーにいいです。

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最終更新日  2015年01月30日 20時09分26秒
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