テーマ:ワイン大好き!(30791)
カテゴリ:ワインイベントに参加しました
前回からの続きです。
続いてはマグロの漬け、車エビ黒味噌、タコの胡麻油です。マグロの漬けは、脂の乗った鮪に程よい塩気と醤油の香りが旨みを引き立てる一品。ゲミシュター・サッツと合わせましたが、蜜っぽい微かに熟成を感じる香りやエキス分のある質感によくマッチしました。赤にもよかったでしょうね~。 車エビとも、やはりエビの質感、甘みがワインに嵌りましたし、黒味噌の甘みもいけます。タコは、ゴマ油とワインにはそこまで香りの親和性はありませんでしたが、タコ自体の塩気やミネラリーな味わいがやはりいいですね。 続いてはカブのすり流し。カブの香りとコクに旨みが上手く合わさった一品でした。で、その旨みに、グリューナーがよく合うわけです。この品種のワインは、産地にもよるとは思いますが旨みとの相性が非常によく、毎度驚かされます。 今回のフレッド・ロイマーのものも、フレッシュフルーティな中にミネラルの強さのあるワインですが、旨みを非常にのびやかにしてくれるなあと。果実味もある程度ありますが、それも全く嫌みのない合わさり方です。 焼き物はブリ。乗っているのはカラスミです。ブリの濃い旨みにカラスミの塩気とまろやかさが加わり柔らかな味わいを感じさせる一品でした。 グリューナーもいいです。ブリの旨みにマッチします。しかし、ここはやはりリースリングでしょう。03ヴィンテージという事で、エキス分も強いバランスの良さと深さのある味わいでしたが、その強さがブリやカラスミの旨みを受け止めますし、味わいのバランス感、深みはカラスミのまろやかさに寄り添います。 また、ロゼもこのあたりから飲みましたが、優しい味わいで、クリアーさがブリの旨みを引き立てる感じですね。 続いては揚げ物。アナゴとゴボウです。カリッと揚がって中はふっくらな、これぞアナゴ天という味わいでした。 これにはピットナウアーの赤を合わせましたが、ツヴァイゲルト+ブラウフレンキッシュによる赤い果実と若干のスパイシーさが、アナゴの滋味、ソースの甘みとコクによく嵌っていました。アナゴは繊細な味わいですが、ワインがしなやかで濃くない分、相性が良かったなあと。 また、ゴボウの方とは香りの親和性がより強く見られ、このワイン、根菜系とも面白そうだなと。 揚げ物はコロッケ。ソースはココナッツソースという面白い1品。なるほど、ココナッツのコクとコロッケのクリーミーさが合います。 ワインは、この辺から最後のブラウアー・ブルグンダーも登場しました。ピットナウアーの赤ともども合わせてみましたが、ソースのコク、微かな甘みにワインの果実味が合うかなといった程度。 そして、鯖寿司なのですが、これが赤ワインと驚きの好相性。酢を大人しい目にして下さっていたおかげもあるでしょうし、シャリの中に甘みのある漬物が入っていたことも大きいと思いますが、ブラウアーブルグンダーのフルーティでチャーミングな果実味に、シャリ、漬物の甘み、鯖の脂っ気とコクがスムーズになじみました。 鯖寿司ですし生臭みが出るかなと思いましたがとんでもない。鯖独特の濃さにブラウアー・ブルグンダー=ピノ・ノワールの穏やかな果実味やしなやかさがよくマッチしていました。 最後に、餡子とわらび餅、それに甘さ0の抹茶アイス、それに写真にはありませんが暖かいお茶を頂きました。甘味のしっかりある餡子と餅に対し、甘さの無い、香りの良さと少々の苦味が魅力的な抹茶アイスがいい組み合わせでした。ちょっと、ザッハートルテとクリームの組み合わせを思い出しました^^ 個人的に、餡子系や抹茶アイスなどには、赤の甘口が合うと思っていまして、そういうワインもオーストリアには多いので、試してみたいなあという所でした。 個人的に、和食とオーストリアワインは間違いない組み合わせだと思っており、自分で試したりワイン会をしたりすることはありましたが、こうして他の方が企画してくださる、それも、岡山でそういった会に参加できるというのは大変嬉しかったです。そして、お料理もワインも、そのマリアージュも、想像以上によく、大変楽しめました。 柳川はむらさんでは定期的にこういったイベントをされているようで(今回で既に10回目だそう)、また面白そうなテーマの時には是非お邪魔させて頂きたいところです。 今回のワインです。左からセクト、ゲミシュター・サッツ、グリューナー、リースリング、ロゼ、ピットナウアーの赤、ブラウアー・ブルグンダー。 にほんブログ村 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年02月01日 16時00分40秒
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