テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:オーストリーワイン
ミニオーストリー特集もこれで最後。今回はグリューナー・フェルトリナーです。 グリューナー・フェルトリナー2013。生産者は前回のロゼと同じマインクラング。こちらのワインも当然ビオディナミによるものとなります。国内外の様々な団体から、有機農法・ビオディナミの認証を得ているマインクラング。ブドウのみだけでなく、他の野菜や牧畜もそういったアプローチで行われています。スタイルとしては比較的大きな混合農業になりますが、あくまで家族経営の延長というスタンスを崩しません。 セパージュは、グリューナー・フェルトリナー100%。価格は、写真のお店で2300円。 色はツヤ感のある黄色。もちろん、樽熟シャルドネのようなものではありませんが、意外としっかりした黄色です。 香りは、グリューナーらしい白コショウやグリーンペッパーといった要素がよく出ています。また、どこかに八角や丁子的な茶色いスパイスっぽさも。そこに、ライムやスウィーティーといった青い柑橘、蜜入りリンゴ、トロピカルフルーツ、若干のママレードっぽさといったフルーツ感が加わります。その他、白い花、ハーブ、少々のビワの葉のようなニュアンス、それにミネラルが感じられました。 味わいはしっかり辛口な印象。果実味はほんのり穏やかなものです。そこに、しっとりと、しかし明るさのある酸がたっぷりです。また、後口にかけて旨みや仄かな渋味が感じられました。また、蜜っぽい余韻が印象的でした。ボディはライト。しかし、丸さはあるもののエキス分やミネラル感があり、硬質な球体といった印象。 食事との相性では、野菜の甘みとワインの果実味がよく合いました。キャベツ入りのポトフをつまみますと、キャベツの甘み、ニンジンや玉ねぎの甘みといったものと親和性、連続性を感じられました。また、肉は鶏を使いましたが、鶏の旨みにもいいですね。 また、これもやっぱりお寿司を合わせてみましたが、当然行けます。スズキとは、身の質感や独特の香りに、ワインの酒質や胡椒系のニュアンスが嵌りましたし、イカやエビの甘みとも、ワインの果実味がマッチ。加えて、こちらは雲丹の軍艦にいい感じ。ウニの甘みは勿論、香りの面で妙に引き合う要素がありましたし、このワインもやはり海苔の風味に合います。 グリューナー・フェルトリナーとしては、最も安いレンジではありませんがそこそこ手頃な価格帯のものと言えると思います。この辺の価格帯のグリューナーは、ワインとしては美味しいのですが、グリューナーの特徴は、特に香りの面で出にくいイメージがありました。 しかし、このワインはペッパリーなニュアンスや南国フルーツ、そしてハーブや青い柑橘といったグリーンな雰囲気もよく出ており、掘り出し物感強かったなあと。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年02月17日 21時34分01秒
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