テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:ニュージーランドワイン
今回はフルーティなニュージーランドのリースリングです。 マールボロ・リースリング2012。生産者リボンウッドはマールボロのワイラウ地区のワイナリー。名前の由来は、1998年に植樹された、ニュージーランドで最も大きな落葉樹なのだそう。同国の環境になじみ、今では同国を代表する木となったリボンウッドのようになりたいという事で名前を貰ったのだとか。サスティナブル農法に取り組んでおり、09年には国内の団体から認証も得ています。 価格は、写真のお店で2600円でしたが既に完売です。 色は青みも感じる薄い黄色。よくある色合いですね。 香りはフルーティ。青リンゴや蜜入りリンゴ、グレープフルーツ、レモン、ライム等の柑橘といった要素が前面に出ています。そこに黄色い花のような要素も加わりますね。その他、若干の白や緑のスパイス、レモングラスなどのハーブ、ミネラルのニュアンスといったものも。オイリーさはありません。 味わいは果実味しっかり。残糖という程ではないかもしれませんが、やや辛口という表現でちょうど良さそう。酸の、柔らかで繊細な印象もそのフルーティさを引き立てています。穏やかな酸が果実味の中からじわじわと湧き水のように出てくる感じです。後口には若干の苦味もあり、全体の印象が甘みに振れ過ぎることはありません。ボディはライトで、フルーティさに似合った丸み・温かさを感じるものです。 食事との相性は、やはり白い肉や魚ですね。 フルーティさがあるので、刺身でもサーモンやブリなど脂の乗ったものなら悪くありませんが、やはりお寿司でしょう。シャリの甘み、魚の旨み+醤油の塩気、わさびの香りにワインが馴染んでくれます。ネタとしては、やはりサーモンやブリといった味の濃いもの、それにイカやエビなどの甘味のあるものがベターなようです。 肉では、煮豚と合わせてみましたが、豚のコク、旨みにはもちろん、甘辛いタレに果実味が嵌り、全体的にいい相性でした。また、フライドチキンなど揚げ物と合わせても、衣のパンチに意外と負けないので合わせやすいです。コッテリするかと思いきや、香りや酸、それに果実味自体もくどいものではないとあって、後口はさっぱりでした。 この穏やかさは、他の国のリースリングにあまりない感じですね。サスティナブル農法などの影響もあるのかもしれませんが、ニュージーランドのリースリングの特徴と言えるのかもしれません。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月10日 11時38分04秒
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