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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年04月07日
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今回はオーストリーの白。ちょっと珍しい、ブルゲンラントの白になります。
ハウスマルケ2013。生産者はモリック。ブルゲンラント州内あちこちに畑を持つ生産者で、ブラウフレンキッシュの赤で一躍有名になりました。それまでの比較的しっかり系のオーストリー赤のイメージとはかなり違う、どこかピノ・ノワール的ですらあるエレガントなスタイルのワインを作り世界を驚かせました。本ワインは、そんな赤のスペシャリストが極少量手掛ける白になります。貝殻石灰質土壌が広がるザンクト・ゲオルゲンという土地で2006年から実験的にワインを作り、2008年に商品化されたという新しいアイテムです。
セパージュは、グリューナー・フェルトリナー80%、シャルドネ20%。価格は、写真のお店で4212円。

は薄い黄色。やや青みも感じるでしょうか。まあ、オーストリーらしい色合いです。

香りは結構独特。多地域のグリューナーとは大分趣が違います。メロンやウリのような雰囲気があり、そこに金柑っぽさを中心に、オレンジやレモンを伴う柑橘っぽさが加わります。また、軽い杏子も。グリューナーらしいミネラルや白コショウは感じますが、ちょっとマジパンっぽくもあります。加えて、印象的だったのは薄荷やソーダタブレット的なニュアンスが感じられたことです。

味わいは、やはりパノニア気候の影響のある土地だからか果実味が中心です。ただ、太く、しっとりしたボリュームのある酸が果実味の下にきっちり存在しています。また、旨みやアルコール感の印象も受けます。ボディは丸く、エキス分とミネラル感のあるもので、ミディアム程度のインパクトは感じました。

食事との相性は悪くありませんが、白ワインが合う食材の中でも力強いものの方が合わせやすいようです。
例えば、お寿司をつまんでみますと、白身も中々ですが、脂の乗ったプリプリのブリの味の濃さ、食感、あるいは、滋味深いマグロの赤身といったものの方がよりはまる感じ。
また、白い肉との相性もよく、豚肉のパテをつまんでみますと、肉の鉄っぽさを旨く引き出しつつ、ワインの香りが使われているハーブやスパイスとも馴染む感じでよかったです。こういった料理は、赤ですと肉側の味がちょっと目立たなくなったりするのですが、このワインは赤ほどではないにしろしっかりした質感がありつつ、赤のようなタンニン。香りの濃さといったものが無いのでしっくりきましたね。

面白いワインでした。オーストリーの白に「あっさり」とか「軽い」とかのイメージを持っている方にはびっくりするワインではないでしょうか。
私も、オーストリーワインはそこそこ飲んでは来たつもりでしたが、ちょっと今までにない感じでした。

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最終更新日  2015年04月09日 00時15分20秒
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