テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:アメリカワイン
最近は随分涼しくなりましたね。例年、九月の末ぐらいまでは暑かったような気がするのですが…。さて、涼しくなってきたという事で今回は赤です。カリピノになります。 ド・ヴィリエ2011。生産者はカレラ。言わずと知れたカリフォルニアにおけるピノ・ノワールの大家ですね。ロマネ・コンティにほれ込み、近い環境の畑を人工衛星で探した、クローンをロマネ・コンティからこっそり持ち帰った等々様々なエピソードと共に語られています。このド・ヴィリエは、1997年に植樹、2007年初リリースという新しい畑になります。 価格は、写真のお店が5090円で最安値の模様。ただし、写真のお店のものは2010年のようです。 色は濃さはあるものの赤さもあり、濃いルビーといった所。ただ、透明度はかなり低め。 香りは、甘いニュアンス、特にフルーティさいっぱいです。ラズベリーやクランベリーといった赤ベリー、それらのドライフルーツ、アメリカンチェリーやチェリージャム、それに黄桃ないしその缶詰のようなニュアンスも感じたでしょうか。その他、軽いチョコっぽさや下草ないしスパイスっぽさも。 味わいは、香りに似合った果実味のしっかりしたもの。間違いなくメインの要素となっており、そこに結構シュッとした渋みが加わってきます。酸はやはりカリピノらしく大人しいですが、それでも後口にかけてじわじわと存在感を増してきます。ボディはミディアム。まろやかな口当たりです。 つまみに照り焼きチキンステーキを合わせましたが、鶏肉の旨みに合うのは勿論、脂にもしっかりしたタンニンのおかげで相性いいですし、照り焼きソースの甘辛さにワインの果実味がいい感じでした。ハーブソテーなどより、こういったちょっと味の濃いソースと一緒の方が合わせやすそうな感じですね。 後は、またまた鳥ですが鴨のパストラミをつまんだところ、パストラミの強い塩気に、ワインの果実味がいい対比になりつつ、旨み面の相性も見られました。 カリフォルニアのピノ・ノワールらしい作りですが、そこは流石カレラというべきか、べったりした感じではなく、柔らかく、かわいらしい感じに仕上がっています。涼しい秋の夜長にじっくり楽しんで良さそうな1本でした。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月10日 19時55分08秒
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