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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年10月29日
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このブログを始めて今年で8年目になりますが、続けていると色々な事があるものです。

先日、オーストラリアワインの「ヤルンバ」のワインを、モダンオーストラリア料理と共に楽しむという企画が、ヤルンバを扱っているサントリーさん主催で開催されたのですが、その会、ワインブロガーさん対象というものでした。
そして、なんとその会にお誘いを頂いてしまいまして。こんな機会もめったにないなという事で、勇んで上京して参りました。

会場は、新丸ビル6階にありますSalt by Luke Mangan。オーストラリアのスターシェフ、ルーク・マンガン氏が携わっているオーストラリア料理のお店です。
オーストラリア料理と言いましてもあまりイメージ湧かなかったのですが、最近東南アジアや中国系の移民の増加もあり、フレンチをベースにエスニックの要素を取り入れた新しい料理がシドニーやメルボルンなどの大都市で生まれているそうで、今回はそういったお料理を頂くことが出来ました。

  • DSC_0007.JPG

ハンドルネームのネームプレートがありました。ちょっと不思議な気分になりますね^^;

  • DSC_0013.JPG

ワインのイベントですが、そこはやはりサントリー主催ということでウェルカムドリンクにビールです。

ウェルカムドリンクを頂きながら、軽くヤルンバについてのご説明を頂きました。
ヤルンバは、1849年創業というオーストラリアでも最古参のワイナリーの一つで、当時からずっと家族経営。南オーストラリア州にあり、バロッサヴァッレーやエデンヴァレーに畑を持っています。
現在は5代目が経営しており、ワインメーカーには白担当のルイーザ・ローズ氏と赤担当のケヴィン・グラストンベリー氏が在籍しています。

ヤルンバについて印象的だったのは2点で、先ずはナーサリーと呼ばれる苗木研究所を持っている事。1970年代からスタートし、現在もマルサンヌやルーサンヌ、それにプロセッコやサンジョヴェーゼ等々な品種を栽培しています。
このナーサリーでの研究が元でオーストラリアに広まったブドウもあるそうで、中でもヴィオニエは、当時廃れる一方で世界でも40ヘクタールほどしか栽培面積が無かったという1980年代から植樹し当地での適性を発見したそうです。
次に、自社の樽工場を持っているという事。フランスは勿論、アメリカやハンガリーの材料を用い、自社で自社ワイン用の樽を作っているそうで、これは南半球ではヤルンバだけなのだとか。小さなワイナリーが樽の入手に四苦八苦していることを考えますと、家族経営でありながらこれは凄いことですし、自社のワインに合わせて樽を用意できるわけですし理想的と言えるかもしれませんね。

さて、そんなこんなで会がスタートです。飲んだワインは以下の6種。また個別に記事に出来ればと思います。
因みに、上記サントリーさんのページのリンクの他、こちらにもあるようです。

1、Yシリーズ・ヴィオニエ2015
今回は白2種赤4種というラインナップでしたが、白はヴィオニエのみ。ヤルンバのヴィオニエへの気概がうかがわれます。樽を掛けない造りで、まったりしたイメージのヴィオニエですが、酸は感じる作りでした。

2、エデンヴァレー・ヴィオニエ2014
こちらは樽有りのもの。知っている「ヴィオニエ」のワインのイメージに近い味や香りだったかなと。ただ、やはりそこまでぼてっとするような作りではありません。

3、Yシリーズ・シラーズ・ヴィオニエ2013
Yシリーズは比較的手ごろなレンジですが、それでもシラーズにヴィオニエを混醸するコート・ロティスタイルです。香りの華やかさは勿論、きっちり酸が入りますね。

4、ザ・スクリブラー2012
こちらはオーストラリアでよく見かけるカベルネ・ソーヴィニヨン+シラーズというセパージュ。骨格のある味わいで、ボルドー的な世界観ですが、香りのフルーティさはやはりシラーズの雰囲気が。

5、パッチワーク・シラーズ2013
チョコやココアのニュアンスがあり、シラーズだなあというシラーズです。ただ、果実味べったりで重々しい、というような感じではありませんでした。

6、ザ・シグネチャー2012
こちらは、4番のスクリブラーの上級レンジになります。このシグネチャーに選ばれなかったブドウがスクリブラーになるのだとか。成程、骨格は勿論、華やかさ、密度、バランスと上級ワインの風格です。

以前は、オーストラリア、中でもバロッサあたりの赤となりますと、果実味濃厚フルボディーで、若いうちは甘かったりというイメージでしたが、今回のワイン達は、勿論南らしい果実味のあるものでしたが、それでもバランスを失することなく、キレイ目な仕上がりでした。
歴史ある作り手という事で木の樹齢等もかなり行っているのでしょうが、世界的な潮流としてのエレガント志向の影響もあるのかもしれませんね。

ここからは、お料理。
  • DSC_0016.JPG

アミューズは、タスマニア産オーシャントラウトのグラブラックス。グラブラックスとはスカンジナビアの魚料理で、塩や香辛料、お酒などにつけた鮭になります。ハーブ効いてます。

  • DSC_0017.JPG

前菜は西オーストラリア産エビのスチーム。プリプリで甘さのあるエビにナンプラーを使ったソースやコリアンダー、ライムなどの香りが絡みます。

長くなりますので続きます

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最終更新日  2015年11月02日 21時12分56秒
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