テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:オーストラリアワイン
まだまだ続くサントリーさんのヤルンバワイン会で頂いたワイン、ここからは赤です。先ずはシラーズ&ヴィオニエ。 Yシリーズ・シラーズ・ヴィオニエ2013。1種類目のヴィオニエと同じYシリーズになります。ということで、ブドウはやはり南オーストラリアの各産地のものを使用しています。ポイントは、コート・ロティと同じようにシラーズにヴィオニエを加えているという事。それも、後からのアッサンブラージュではなく最初から混醸(流石に混植ではないそうです)です。そうすることによって、混醸出しか出ない独特の花のようなニュアンスが出るのだとか。 セパージュは、シラーズ96%、ヴィオニエ4%。価格は、ヴィオニエと同じく2000円程度のようです。 色は意外と赤みを感じるもので、濃いガーネットといった塩梅。黒さはありますが透明度もあり、エッジには赤さも。 香りは、やはりフルーティさしっかり。プラムや黒ベリー、赤ベリー、それに赤ベリーのジャムといった要素がよく出ています。また、大きな赤い花やスミレ的な紫の花といったフラワリーなニュアンスも。その他、やはりシラーズらしい黒コショウやクローヴ、シナモンなどの茶色いオリエンタルスパイスといったようなものも感じられました。 味わいは勿論果実味が中心の要素ではあるのですが、それは柔らかいもので、さらにそこに明るい酸がしっかり入ってくるのでバランスのいいものになっているという印象。後口にかけては渋みしっかりなのも、落ち着いた印象の一因かもしれません。舌触りにタンニンの感覚もしっかりありました。ただ、ボディ自体はミディアムフルといったところで、滑らかな印象。 会では、ウズラ、子羊と合わせてみました。 ウズラに対しては、スパイシーな特製シーズニングを付けますと、香りの面で良く馴染んでくれました。ただ、肉自体は味はしっかりしているものの脂っこさはなくあっさり系なので、ワインの果実味やタンニンをやや持て余す感じがしないでもありません。 一方、子羊には鉄板ですね。肉の豊かな旨み、脂、それに弾力ある質感とワインの各要素がカッチリ嵌ります。加えて、添えてある胡椒などのスパイスを付けると、香りの一体感もバッチリです。 会の中で、マグロの赤身にも合いそうというご意見が出ていましたが、成程確かに面白そうです。流石はワインブロガーさんだなあと。 生でもいいでしょうし、カブト焼きなど火の入ったものでもよさそう。また、赤身系ならカツオでも行けそうですし、脂の乗った寒ブリ辺りにも試してみたいところ。 ボトルの形もなで肩タイプですし、オージーシラーズと言えば濃い!というイメージを裏切ってくれる(それでもまあ果実味の力はありますが)1本だったかなと思います。
同じ2013ヴィンテージのものが楽天内にもありました。1979円也。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年11月06日 23時33分33秒
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