テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:オーストラリアワイン
まだまだ続く先日のサントリーさんのヤルンバワイン会のワイン、続いてはブレンド系赤です。 ザ・スクリブラー2012。生産者は勿論ヤルンバ。オーストラリアを代表する黒ブドウと言えばシラーズですが、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどもよく作られており、それらボルドー系品種とシラーズをブレンドするというのはオーストラリアでよくみられるセパージュです。ヤルンバでは、1962年から、いい年にだけ作っているシグネチャーというワインがありますが、そちらもカベルネ&シラーズ。そして、このスクリブラーは、シグネチャーを名乗れない年に作られる、セカンド的存在です。 という事で、セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン54%、シラー46%。樽熟成12か月で、新樽比率は12%。楽天内には扱いはまだないようです。価格は、こちらでは2679円。 色は黒いですが赤みもあります。透明度は流石に低いですが、エッジにはルビーカラーも。 香りは、プラムやカシス、ダークチェリー、それにヤマモモのジャムといった濃いフルーツのニュアンスしっかり。そこに、シダーウッド、鉛筆の芯といったカベルネ由来の要素や茶色いスパイス、赤い花といったものが加わります。また、トースト、ナッツといった樽由来と思しき香りも、フルーツの後ろにふっと加わり香りに花を添えてくれます。あと、少々のアルコールも。 味わいはやっぱり果実味が軸。そして、そこに、明るい酸がピッと入りやっぱりバランスのいいものとなっています。また、後口にかけては旨みと渋みがすっと広がり、舌を刺激します。ボディはフルですが柔らかさがあり、シルキーな口当たりです。 会では、やはりウズラと子羊のところで飲みました。 ウズラとは、シーズニングを付けますとまあそれなり、といった感じですが、カベルネ・ソーヴィニヨンのヴィネグレットを付けますと、香りの面で強い引き合いを見せ、さらに果実味に圧され気味だった肉の旨みがグッと引き立ち見事な相性。 子羊とは、よりストレートに肉の味わいとワインの味わいが馴染む感じ。質感では、シラーズのエキス分ある口当たりの方がいい感じではありましたが、口に広がる旨みとワインの味わいの広がりが柔らかで華やかなマッチングを見せてくれました。 ボトルの形からも分かる通り、ボルドー的なスタイルのワインではありますが、果実味や香りの出方などはやはりこのセパージュ、南オーストラリアを感じるものではあると思います。 バランスもよく、この価格帯でこういったワインが買えるというのは有難いところです。また、スクリューキャップではありますが、もう少し瓶熟成もさせてみたいですね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年11月08日 23時36分03秒
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