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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年11月30日
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今回はオーストリーの白。カンプタールのリースリングです。
リースリング・テラッセン2011。生産者はフレッド・ロイマーです。カンプタール地方を代表するワイナリーの一つで、特徴的な黒いワイナリーも有名なのだとか。カンプタールは内陸性で昼夜の寒暖差が非常に大きい他、黄土の土壌が広がっていることも大きな個性と言えるでしょう。斜面の上部は原成岩土壌となっておりリースリングが、下部には黄土が堆積しておりグリューナーが栽培されている、といった感じだそうです。
価格は、写真のお店で3703円。

は薄めですがツヤがあります。薄い黄金、といった雰囲気でしょうか。

香りはフルーティさいっぱい。白桃黄桃両方の雰囲気が感じられ、そこにレモンやグレープフルーツ、ミカンっぽさといった柑橘、洋ナシ、蜜入りリンゴ、メロンといった要素が加わります。また、少し甘栗のようなニュアンスもあったでしょうか。加えて、ミツっぽさや白い花、ミネラル、白コショウや微かな茶色系などのスパイスがあり、そして、定番のオイリーさも少しですが感じられました。

味わいは、香りのフルーティさとは打って変わってドライさがあります。主役は酸で、明るく骨太なもの。そこに、旨みと後口にかけての軽い苦味が加わる感じ。果実味は、それらの背景として繊細かつ穏やかに広がっています。ボディはミディアム位の量感はあったでしょうか。エキス分、ミネラル感がありますが、口当たりはまろやかさを感じるものです。

華やかで単体でも楽しめますが、食事にももちろん合います。
お寿司との相性は言わずもがな。ネタも、白身からエビイカ、さらにはアナゴやトロといった味の濃いものでも、ワインのエキス分や香りの華やかさのおかげでバッチリです。
さらに、鶏肉にも間違いなし。焼き鳥なら塩は勿論、タレでも行けてしまいます。ここでも、やはりワインの強さが効いていますね。肉の旨みにワインの旨みやエキス分がよく嵌りました。
アナゴのツメや焼き鳥のタレにも合うならという事で、もう一つ鶏で照り焼きチキンを合わせてみましたが、これにも合いました。甘辛系のタレに、ワインの酸や、香りの黄色い要素がよく馴染みます。
その他、野菜類にも当然問題ありませんが、サラダの大根のみずみずしさや甘味にワインが非常によく噛み合っていたのが面白かったですね。

ここのワインはよく飲んでますが毎度流石の出来です。この価格帯位になりますと、品種の特製もはっきり出て、いいワイン、という雰囲気をしっかり備えています。
魚系は勿論、肉にも十分合わせられ、コースを最初から最後まで1本で通せるようなワインでもあるなと思います。

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最終更新日  2015年11月30日 23時15分51秒
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