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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年08月16日
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カテゴリ:アメリカワイン

今回でコスパワイン会アメリカ編のワインも最後。ワシントンのメルローになります。
コロンビアヴァレー・メルロー2012。生産者はシャトー・サン・ミッシェルです。その源流を遡ると1934年まで行きつくという、ワシントンでも歴史のある造り手で、かつ、1420haの畑を有する、同州最大のワイナリーでもあります。ボルドーブレンドを中心に赤ワインを多く手がけますが、実は最初に評価されたのはリースリングだったりします。また、サスティナブル農法にも力を入れており、畑によっては認証を得てもいます。
セパージュは、メルロー91%、シラー4%、その他カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、グルナッシュが合わせて5%。価格は、写真のお店で1932円。

はしっかり黒いです。透明度も低いですが、エッジにかけては赤さも見えました。

香りは黒ベリーやプラム、ダークチェリーといったものや赤ベリーのジャムないしコンポート、干しブドウ、黄桃の缶詰といったしっかりしたフルーツのニュアンスがバッチリ。また、そこにチョコレートや黒い土、それにシナモンや八角などの茶色いスパイス感が加わります。あと、遠くにキノコっぽさも見えたでしょうか。

味わいは、香りの印象通り果実味のインパクトしっかりです。ただ、特濃で口の中を塗りつぶすようなものではなく、落ち着きのあるものです。また、明るい酸と後口にかけての渋味があり、アタックこそ華やかですが、飲み下すと結構落ち着いた感があります。ボディは、まろやかふくよかさがありますが、口当たりに一瞬の硬質感、とまではいかないものの冷たさがあり、ミディアムフル位の感じでしょうか。

会では、これもナッツ類との相性良好。果実味のアタックと、ナッツのまろやかさが合いますし、香りの面でも、スモークされた香ばしさにワインの香りが負けません。
また、ブルーチーズのペンネとは間違いないですね。個人的に、ブルーチーズに赤を合わせるならメルロー、という感覚があるのですが、これもその果実味やボリューム感がチーズの味わいに負けず、タンニンがチーズの青カビの部分と相まってうまみを引き出してくれました。
フルーティなメルローですので、チーズやナッツをつまみながら、というのでもいいでしょうし、他に食事に合わせるなら、色の濃い煮込み系なら鉄板でしょうね。

ニューワールドっぽい果実味が軸のバランス、しかし、それが落ち着いたもので、全体的に均整がとれているところは旧世界的と、ワシントンらしい世界観を持ったメルローでした。
勿論、より価格の上のレンジになると、さらに深みや複雑みが出るでしょうが、ワシントンワインらしさをこの価格帯で感じられるというのは、流石サン・ミッシェルといったところでしょうね。

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最終更新日  2016年08月17日 00時00分53秒
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