テーマ:ワイン大好き!(30818)
カテゴリ:オーストリーワイン
いよいよこの日曜日は1日日本ワインバーです!天気怪しそうですが、お時間ございましたらお気軽に遊びに来てやってくださいね。 という事で、イベントの告知とワインのラインナップご紹介も終わりましたので、ブログの方は今回から通常運転で。オーストリーの赤になります。 ツヴァイゲルトNO2。生産者トマス・レーナーはハンガリーとの国境に近いノイジードラー湖北東部のワイナリーです。2006年創業という新しい作り手で、創業当初からオーガニック栽培を実践しています。また、その栽培のみならず、醸造においても基本的に独学、自己流でやっているという物凄い作り手で、若干30歳ながら既にこの地の新興生産者の代表的存在となっています。ブドウの樹齢は10~15年で、土壌は粘土+砂礫。このワインは、大樽醗酵の後、バリック熟成のようです。 楽天内には残念ながら取り扱いは無し。価格は3000円程度です。 色はガーネット的な雰囲気ですが赤みの印象の強いタイプで、ややルビー寄りといった所。 香りはツヴァイゲルトらしくイチゴ感のあるもので、ドライイチゴやイチゴチョコのような雰囲気が感じられました。また、ラスベリーを中心とした赤ベリーやブルーベリー、少々の黒ベリー、チェリーといった小さなフルーツのニュアンスも。そこに、クルミなどのナッツっぽさや甘草的なオリエンタル系のそれがよく出ているスパイシーさといったものが加わる感じです。 味わいは乳酸系の明るい酸が印象的ですが、その背景には果実味が広がっているといった感じ。タンニンの印象はあまり強くなく、渋みも少なめです。ボディはミディアムライトくらいでしょうか。重さや濃さを感じるタイプではありませんが、ハリ、しなやかさ、滑らかさといったものを感じます。 実は、このワインは岡山の自然派ワインのお店プレヴナンさんが手掛ける飲食店、ナチュレルモンさんで飲んだものです。その時はこのワインだけを、特につまみも無く飲んだので、食事とは合わせていません。 ただ、合わせるとしたら、鳥肉系が手堅そうではあります。ローストチキンやコックオーヴァンといった洋風なものは勿論、焼き鳥なんかもいいでしょう。モモをタレでというのもいいですし、塩なら砂肝など力のある部位が面白そうです。また、勿論カモやジビエ系なんかにも良さそう。 香り豊かで、味わいもバランスのいいワインです。なので、あまり脂っこいものよりは、鳥肉や赤身系が良さそうです。 しかし、これは非常に出来のいいワインでした。これを独学でやっているというのですから物凄い生産者だなと。また、オーストリーでは、赤品種はツヴァイゲルトよりブラウフレンキッシュの方が優遇されがちと聞きますが、そのツヴァイゲルトをここまでのワインにしているというのも興味深いところです。 楽天内には、このNO2ではなくステンレス醗酵の通常キュヴェがあるようです。こちらも興味深いところ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年08月27日 00時50分18秒
コメント(0) | コメントを書く
[オーストリーワイン] カテゴリの最新記事
|
|