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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年10月01日
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前回からの続きです。

  • KIMG1397.JPG

こちらは、ヴィレッジ・セラーズさんのブースと同じエリアにあったオルカ・インターナショナルさんのブースです。ワシントン&オレゴンワインの日本における第一人者の一つで、昔はホームページから直接購入もさせて頂いていましたが、最近では両産地のワインも大分メジャーになり、楽天でも色々買えるものが増えました。
こちらでは、ワシントンのロング・シャドウズナイン・ハッツ2015ポエッツ・リープ2014を飲み比べさせて頂きました。
両者ともに中甘口ということで、フルーティさのあるタイプでしたが、ナイン・ハッツは結構ハーブ感が強く、アルコールの印象もあったでしょうか。甘味も感じますが、結構辛口寄りタイプだったかも。ポエッツ・リープは、ドイツのアーミン・ディールが手掛けているというだけあって、ドイツワイン的なバランス感。ただ、ボディやミネラル感のまったりとした拡がりは、ドイツのそれとはやはり違いますね。

  • KIMG1381.JPG

今回、大変興味深かったのがこちら。アメリカのリースリングと言いますと、上記オレゴンやワシントン、そしてカリフォルニアでも一部作られているようですが、このGO-TO WINEさんのブースにあるものはすべてニューヨーク州のワイン!
ニューヨークと言いますと、マンハッタンを思い浮かべがちですが、実際は北海道と九州を合わせたくらい広大な土地だそうで、リースリングはカナダとの国境に近いオンタリオ湖畔のフィンガー・レイクスというエリアで良く作られているそうです。
基本的に涼しいエリアですが、湖のおかげで夏場の寒暖差が大きく、春や秋は霜害が起こりにくいのだとか。土壌は石灰岩系だそうで、水はけも良好と、リースリングの産地としてはかなり注目度も高いのだとか。

ワインは、一通り飲ませて頂きました。甘味のある中辛口のものから、きっちり辛口のものまでありましたが、共通する印象としてはまったりとしたミネラル、でしょうか。カーンと抜けるような硬質感のあるドイツのようなタイプではなく、硬質で大柄、立体感のあるオーストリアとも違う、やはり、強いて言えば同じアメリカのワシントン辺りに似てはいるのですが、より広がりを感じる、誤解を恐れずに言えば砂地のアルバリーニョのような雰囲気を感じるものだったように思います。
酸の出方は、まあ作り手や作り方、エリアによって違うかな(それでも、ドイツなどと比べるとややトーンの低いものという部分は共通していたような…)という所ですが、このミネラルの雰囲気はどれも近いタイプのように感じられました。
中でも、個人的にはレヴィーンズのドライ・リースリング2013はしっかりとした辛口で、緑の柑橘やスパイス感があり、ハーマン・J・ウィーマーのフロスト・キュヴェは、辛口乍ら果実味も感じられ、フローラル香やフルーツ感のある香りで、それぞれ印象的でした。

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さて、試飲続きでしたのでここらでフードを。

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その名もうずら屋さんの、ウズラの半身焼きをお願いしました。庭スペースですので、天ぷらもそうですが、こういった火を使う料理の出来立てを頂けるのがうれしいところ。

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炭火焼ウズラです。結構食べ応えありました。

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庭エリアには、毎度おなじみヘレンベルガー・ホーフさんのブースがありましたので、ゲオルグ・ブロイヤーのゼクト・ブリュット2009ルドルフ・フュルストのピュア・ミネラル・Q.b.A. トロッケン2012といった所を頂きながらウズラを食べました。
ゼクトもピュア・ミネラルもしっかり辛口。ゼクトは、酵母系のニュアンスやハーブ感が出ており複雑な印象、ピュア・ミネラルはフランケンらしい細身ながら硬質感があり、秘めた力強さを感じさせてくれました。ちょっと緑の和柑橘的なニュアンスがありますので、ウズラと合わせてスッキリ頂けました。ゼクトの方は、勿論ドイツらしいシュッとしたものではありますが、熟成の影響もあってか少し膨らみも感じ、そのへんがウズラの濃い味わいに合わせやすかったです。

他にも、
  • KIMG1388.JPG

日本リカーさんのブースではトリンバックのセレクション・ド・ヴィエイユ・ヴィーニュ2009を頂き、その纏まりや完成度の高さを改めて感じられました。アルザスの辛口って以前もどこかの投稿で書いたかと思いますが、辛口という割に果実味のインパクトが強すぎて甘い印象を受けるものも散見されるイメージでしたが、こちらはきっちり辛口でしたね。

  • KIMG1390.JPG

ジェロボームさんのブースでは、ヘンチキのジュリアス・イーデンヴァレー・リースリング2015を、ワイングロッサリーの方のお勧めという事で頂いてみましたが、果実味のインパクトがありつつも非常にきれいな酸があり、オレンジ系の柑橘や白い花などの華やかな香りと相まってスケール感を感じさせてくれました。因みに、オーストラリアのリースリングですが涼しいエリアという事で補酸の必要などは無いそうです。

  • KIMG1398.JPG

ラック・コーポレーションさんのブースではニュージーランドのものを中心に色々頂き、中でもブラック・エステートのリースリング2013は中辛口表記でしたがかなり辛口寄りの味わいで、香りには蜜っぽさなど、フルーツやハーブ、ミネラルに加えてちょっと濃いニュアンスが感じられ、他と違う個性があり、完成度も高く個人的に好印象を持ちました。
あと、ピラミッド・ヴァレーのローズ・ヴィンヤードは…中々結構ビオワインしてましたね^^;

今回も様々なリースリングを頂けましたが、ニューワールドのものを多めににいただけたかなと。以前から、ニュージーランドやオレゴンなど、いいものが出来ていたとは思いますが、改めて色々と飲んでみて、そのレベルの高さを感じることが出来ました。
また、ニュージーランドの華やかさや、ニューヨークのまったり感など、産地での違いなども結構出ていたかなと。特に、ニューヨーク、オレゴン、ワシントンと北米3地域で飲み比べが出来たのは面白い経験でした。ワシントンの量感のあるミネラリーさなどは、ニューヨークと比べないと印象を持たなかったかもしれません。

非常に充実した機会となりました。またの機会にも是非参加させて頂きたいものです。3年待つのは長いので、もう少し間隔が短くなると嬉しいところなのですが…^^;

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帰りに、丸太町京阪前バス停傍に、美味しいチョコレートのお店があると聞いていたのでそちらへ。クラウスさんというお店で、大きな看板等も出ていない、小さなお店でしたが…ここのチョコ、かなり凄いです。

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最終更新日  2016年10月02日 00時31分22秒
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