テーマ:ワイン大好き!(30827)
カテゴリ:アメリカワイン
今回の、中華とリースリングの会のワイン、続いてはアメリカ。ワシントン州のものになります。 ドライ・リースリング2013。生産者はパシフィック・リムです。どこぞの映画のような名前のワイナリーですが、元々はワインの名前だったそう。1992年に、カリフォルニアのボニー・ドゥーンがリリースした銘柄だったそうで、樽の利いたパワフルなワイン好まれていた当時から、複雑みや酸味を持ったスタイルで作ってきており、それが近年人気を博しました。そのため、よりリースリングに力を入れようと、2006年になってワシントン州コロンビアヴァレーに、ボニー・ドゥーンから少人数のスタッフが移り、スタートしたそうです。ワシントンの冷涼な気候とリースリング向きの土壌に目を付けたからなのだとか。 価格は、楽天内では過去ヴィンテージが2000円くらいで出ているようですが、2013は2800円くらいのようです。 色は黄色。はっきり黄色と言える、かなりしっかりした色合いでツヤ感もあります。 香りは、ミカンやライムなどの柑橘、それに白コショウや、少々オリエンタル感のあるスパイスなども感じられますが、インパクトとしては黄桃やアプリコットの印象が強め。濃さのある、黄色いフルーツ感がバッチリ出ています。その他の要素としては、メロンっぽさや洋ナシ、リンゴ、白い花、ドライハーブ、それにオイリーさ、といってもペトロールよりむしろオリーブオイル的な雰囲気、といったものが感じられたでしょうか。 味わいは名前の通りドライです。果実味は繊細なものですが、一方、酸も明るさはあるもののそこまで強いものでもなく、果実味より少しまでに出るかなといういいバランス感。やはり、後口にかけては軽い苦みもあったでしょうか。ボディはミディアムと言っていいくらいの印象でした。ミネラル感、エキス分、収斂味を感じるもので、固いという程ではありませんが、厚みというか量感を感じるものでした。 会では、野菜炒め、エビ、麻婆豆腐の辺りで飲みました。 ドライさが野菜炒めとも悪くありませんが、これはオーストリーのものが良過ぎました。一方、エビとは、エビチリよりエビマヨです。ワインの量感やエキス分が、マヨネーズソースのクリーミーさに負けず馴染んでくれますし、ドライさがエビの旨みも引き出してくれました。一方、エビチリとは悪くないかなというくらいだったかも。 麻婆豆腐とは意外とあり。辛みに対しては特に干渉しませんが、旨みは割と引き立ててくれる感じでした。 華やかな桃の香りとエキス分のある味わいは、やはり今回のエビマヨなどのようなクリーミーなものとの相性は期待できそうです。シチューや煮込み、クリームソースで食べる魚介の焼き物、あるいはアボカドディップなんかもいいでしょうし、個人的に合わせるワインにちょっと苦慮していた、カニクリームコロッケなんかにも面白いかもしれません。 楽天内では、現段階2012が一番新しいヴィンテージのようです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月12日 23時36分53秒
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