テーマ:ワイン大好き!(30780)
カテゴリ:今年のワイン、この1本!
気付けば2016年ももう終わりですね。毎年思いますが^^;今年もあっという間だったなあと。
特に、今年はサントリーさんのブロガーイベントにお招きいただいて東京や山梨へ行くことも何度かあったりと、動き回ることが多かった1年でしたので、その辺の影響もあるのかもしれません。 さて、毎年恒例となりましたが、年内最後の投稿では今年飲んで印象的だったワインを挙げていきたいなと思います。 先ずは泡から。 今年は、去年よりは泡を飲む機会を持てたかなと。特に、コスパワイン会でスパークリングオンリー会をしたりなど、お手頃シャンパンといった面白いアイテムを飲む事も出来ました。 例えば、先日のジョリー・ド・トレビュイなんかはコスパ高かったですし、ドイツのベルンハルト・フーバーのロゼ・ゼクトはやっぱり素晴らしいものでした。作られなくなるというのは本当に残念。また、9月のエシェ蔵さんのワインの会では凄いものも頂いてしまいました^^ そんな泡ものですが、今年一番印象に残ったのは、2月のコスパワイン会スパークリング編で飲んだ、ラヴェントス・イ・ブラン レレウ・ブリュット2012です。 南喜一朗さんのブログで、美味しいと絶賛されていた銘柄で、以前から興味があったのですが、飲んでみての印象は期待をはるかに上回るものでした。 キメ細かく適度な量の泡、華やか乍らオイリーさ、それも、オリーブオイル的な雰囲気のある香り、そして柔らかな口当たりかつバランスのいい味わいと、驚きの美味しさ。カヴァは安くておいしいというイメージは確かにありましたが、このワインはその「美味しい」のレベルが一つ違うかなという印象でした。こういったカヴァを色々見つけてみたいものです。 続いては白。 今年もやっぱり一番多く飲んだのは白です。食事に合わせて飲むことが多いので、やはりどうしても白が多くなりがちです。また、ワイン会ではソーヴィニヨン・ブランの会、シャルドネの会、リースリングの会と国際メジャー3品種の会をそれぞれやることも出来満足な年となりましたかね。 中でも、ソーヴィニヨン・ブラン、特に、ジャパンプレミアム・津軽ソーヴィニヨン・ブラン2015とマリコヴィンヤード・ソーヴィニヨン・ブラン2014の国産2種類には好印象でした。前者はまさにこれぞソーヴィニヨン・ブランといった趣で、後者はらしさはありつつも和柑橘や山椒の雰囲気などが感じられるような感じと、差はありますが、それぞれに完成度の高さを感じました。 上記2種類のどちらかを最も印象に残ったものにしてもよかったのですが、ちょっと差をつけづらい^^;というのと、コスパ面でより印象的だったものがありますのでそちらを挙げたいなと。 それは、クメウリヴァー ヴィレッジ・シャルドネ2014。 それこそ、ソーヴィニヨン・ブランで有名なニュージーランドのワインです。開けたてこそ少々のナッツ感などもありましたが、非常にフルーティなワインです。味わいも、果実味と酸がそれぞれある程度のインパクトがありつつバランスがよく、フレッシュかつジューシーで、飲み口の滑らかさもありスイスイ飲めてしまいます。これが2500円程度というのですから嬉しいところ。 ブルゴーニュを頂点とする、樽を使っていて、ミネラル感や骨格があって、というタイプとは全く違う世界観ですが、こういうのもありだなと。日本のシャルドネを考える上でも、面白い存在かも知れません。 そして赤です。 最も印象に残った、というには1歩及ばないのですが、今年非常に衝撃だったのがさぬきワイナリーのランブル。香川でランブルスコが、しかも、辛口スティルワインとして作られているというのがまず驚きですし、それが色合いしっかり、香りもフルーティさの中に紫の花のニュアンスを感じさせるようなもので、味わいはライトボディながらもバランスがいい、とこれまたびっくり。コスパワイン会で飲んだ際も好印象でしたし、1日ワインバーでも皆さんに驚いていただけました。 ただ、最も、となりますとこのワインを挙げざるを得ないでしょうというのが、シャトー・リオン・カベルネ・ソーヴィニヨン房選り1976です。 春のサントリー登美の丘ワイナリー見学の際にワイナリーで頂いたものですが、色こそオレンジがかった透明度の高いものになっているものの、ドライフルーツやベリージャムといったフルーツ感のある香りが感じられ、果実味や熟成の甘みといった古酒の要素が非常にきれいに感じられました。 40年熟成した日本ワインがここまで見事な古酒となっているというのは驚きでしたし、何よりもまずワインとしてとてもよかったなと。ワイナリーならではの素晴らしい経験をさせて頂けました。 あと一つ、どうしても挙げておきたいものがありまして、急遽甘口部門です^^ それは、三次ワイナリーで飲ませて頂いた、セミヨン・クリオエクストラクション。 三次のセミヨンは、素晴らしい貴腐が付く可能性があるという事で多く栽培されていますが、近年は中々苦戦しているようです。そんな中登場したのがこのクリオエクストラクション。 当然甘口デザートワインなのですが、酸味の出方が非常にキレイ。しっかりしており甘みに埋もれることなく後口に掛けてスッキリした印象を残してくれます。また、香りも、野菜感は殆ど無く、蜜や黄色いフルーツなどのニュアンスが快適なものです。 辛口の3倍のブドウを使っているという事で、500mlで5400円と、三次ワイナリーでは新月に並ぶ最高レンジの価格帯のワインとなりますが、一度飲んでみる価値は大いにあるでしょう。 今年も色々なワインを飲みましたが、中でも日本ワインについてはこれまでで一番飲んだといってもいいくらいの年になったかと思います。 今日本ワインブームと言われているような状況ですが、岡山でも日本ワインを扱う酒屋さんが増えたり、日本ワインを推す飲食店さんが出来たり、そして、日本ワインの会にご参加いただける方が増えたりと、愛好家の方の関心の高まりを感じることも出来た年でした。 来年も、この勢いで飲んでいきたいですし、ワイン会もやっていければと思います。新しくなったTETTAさんにも是非お邪魔させて頂きたいところ。 また、日本ワインを色々飲んでいく中で、産地によるもの等それぞれの個性の違いをよく感じられた年にもなりました。これが、外国のワインもその国々の中でので違いがあり、国際品種なら産地を越えて色々な違いがあるわけで、その辺を感じるべく、来年はより幅広く飲んでもみたいなとも思いますね。あと、飲み比べはワイン会のネタとしても面白いですしね^^ 何はともあれ、来年も元気に、ワインを楽しめる1年に出来ればと思います。本年もありがとうございました!良いお年を! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月30日 23時30分04秒
コメント(0) | コメントを書く
[今年のワイン、この1本!] カテゴリの最新記事
|
|