テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:アメリカワイン
今回はアメリカ・ワシントン州のスペシャルなワインです。ただ、飲んだのはもう2年位前になります。写真を見つけられたので今回ようやく記事に出来ます^^; シャルール・エステート・レッド2005。生産者はデリール・セラーズです。アメリカ・ワシントン州のウッディンヴィルという土地にあるワイナリーで、創業は1992年。ワシントンのワイナリーらしく、ボルドースタイルのワインが中心で、他にローヌブレンドのワインなども手掛けています。評価の高いワイナリーで、開業5年で、オークションにおけるワシントンワイン最高額となったり、ロバート・パーカー氏からは「ワシントンのラフィット」と評されたりしています。 セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルロー、カベルネ・フランというまさにボルドータイプ。価格は、写真の通りのラベルですので安くなっていましたが失念。 色は黒さはありますがガーネット的。全体的に赤みがあり、エッジにはレンガないしルビーのような色合いも。 香りは、やはりフルーツ感が軸ではあり、カシス、プラム、ザクロ、黒ベリー、ベリーのジャム、それにキルシュタルトといった要素が感じられます。ただ、やはりフルーティなだけではなく、杉っぽさ、鉛筆の芯や黒コショウ、黒トリュフ、ブラックオリーブ、なめし革、シナモンなどの茶色いスパイス、若干の佃煮っぽさ、インキーさといったようなものも。また、フランス産新樽100%という事でかココナッツやトースト、カラメルっぽさ等も感じられました。加えて、時間経過で意外と赤いフルーツが強まり、熟した赤ベリーやそのジャムといった要素が出てきました。 味わいは、果実味の存在感は確かにあり、アタックに出てきますが柔らかで落ち着いたものです。そこに、乳酸系のしっとりした酸が、結構量多めな感じでじわっと出てくるといった印象。渋みはしっかりあり、後口にかけて全体をキュッと引き締める感じです。舌触りにタンニンの存在感もありました。ボディは間違いなくフルボディで目の詰まった印象。しかし、質感と舌はクリアーさや滑らかさを感じさせるものでした。 こういったワインはまあ単独でじっくり、というタイプでしょうが、それでもやっぱり色々つまんではみました。 ローストビーフに関しては、まあ間違いないですね。肉の旨みや脂に、ワインの香りやタンニン、それに質感がバッチリです。 意外なところで面白かったのは、ブリ大根でしょうか。脂の乗ったブリにしっかり甘辛系の味を付けて合わせましたが、ブリのパンチの利いた味わいに、少し柔らかさも出てきたワインが丁度いいボリューム感でした。また、旨みと味のしっかりついた大根もいいつまみになりました。 あとは、やはりブルーチーズをつまみながら、というのが良かったですね。ブルーのミルキーさ、カビの部分の旨みや香りといったものとは調和します。 飲んだ時点で10年少々の時間が経っていますが、まだまだ発展を見せそうな、スケールの大きさを感じられるワインでした。ただ、それでも柔らかさやバランスの良さがあり、ワシントンの美点を感じさせつつこの段階でも十二分に楽しめました。 楽天内には2013が、取り寄せですがありました。お値段15660円なり!ちょっと前までは1万円以下だったような…^^;今飲むのは流石に早すぎるでしょうね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月10日 23時41分17秒
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