テーマ:ワイン大好き!(30796)
カテゴリ:ワインイベントに参加しました
さて、先日の兵庫行きのりゆうがこれになります。
兵庫の西宮と、大阪の淡路町に店舗を持つワインショップのカーヴ・ド・テールさん。様々な産地のワイン、さらにそれに合うリエットなどのお惣菜をお取り扱いですが、特にオーストリーワインの品揃えは良いというイメージがありました。 そんなカーヴ・ド・テールさんが、先日西宮北口店でオーストリーから来日している3人の生産者の方を招いてのワインメーカーズディナー、しかもヴァイオリンによる生演奏つきというものをご企画くださいましたので、これはと岡山から遠征しました次第です。 来場された生産者は、エスターハージー、グロッサー・ワイン、ワイングート・フランツ・ヴェーニンガーの、ブルゲンラントを拠点とする3社。という事で、当日は赤多めのラインナップとなりました。 会場は、カーヴ・ド・テール西宮北口店の隣にあるシオサイさん。和食店のような名前ですが、三島由紀夫の小説に由来するそうです。何故かと言いますと、元々は本屋さんだったそうで、今でも様々な絵本を取り扱っておられ、ブックカフェとしての側面もお持ちなのだとか。 当日は、先ずは3生産者の挨拶からスタートし、エスターハージーが17世紀からワイン造りを行っている貴族の家柄で、かつてはかのハイドンを召し抱えていたことや、グロッサー・ワインが対して2012念に創業した新しい生産者であり、かつての伝統を復活させようとすべてのワインを1リットルボトルで作っている事、ヴェーニンガーは1828年からとエスターハージーほどではないが歴史があり、現在はビオディナミの実践に力を入れており、また、すぐ隣のハンガリーでもワイン造りを行っていることなどを伺う事が出来ました。 それらのお話を通訳くださったのが、上記写真の前田朋子さん。通訳さんが演奏者?と思いきやなんと逆。オーストリーで活動されているプロヴァイオリニストの方が、なんと通訳としてご来日下さったとの事でした! 正直、こういった会では、食事とワインに夢中になりがちで音楽はまあBGMとして、というくらいの感覚だったのですが、前田さんの演奏は力強くも上品で、ワインや料理に負けない会の主役の一つとなっていました。ちょっと認識を改めることになりましたね~。 さて、飲んだワインは以下の6種です。メモを取れましたので個別記事に出来ればと思います。 1、エスターハージー ブラン・ド・ノワール・ブリュット まずは、スタート時の演奏に合わせてということでエスターハージーのスパークリングです。以前飲んだことが何度かありますが、やはり、しっかりした色合いが印象的なワインです。 2、グロッサーワイン ゲミシュター・サッツヴァイス2015 ゲミシュター・サッツ=混植混醸というとウィーンのイメージでしたが、ブルゲンラントでも行われていたんですね。特徴的なハーブ香が印象的なワインでした。 3、ヴェーニンガー ショプロン・キュヴェ2011 ショプロンは、正確にはオーストリーではなくハンガリーで生産されているワインです。と、いいましても、オーストリー国内のワイナリーからハンガリーの畑までは車で10分かからないくらいだとか。エレガントな赤です。 4、エスターハージー オマージュ・ハイドン その昔、エスターハージー家の音楽家だったハイドンの名前を付けたワインで、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローというボルドーブレンドで造られています。しっかりボリューム感あり。 5、グロッサー・ワイン ブラウフレンキッシュ2013 上記ショプロンに続いてのブラウフレンキッシュで、今回はオマージュハイドン以外の赤3種は全てブラウフレンキッシュでした。こちらのものは黒いニュアンスも見えるものでした。 6、ヴェーニンガー ブラウフレンキッシュ・ホッホエッカー2013 最後も勿論ブラウフレンキッシュで。こちらはハンガリーではなくオーストリーのものです。黒系よりは色味から赤系の強いタイプでした。 オーストリーということで、白多めかなと思いましたが、生産者の場所的にそうなのですが、赤4種類というのは面白かったです。ブラウフレンキッシュ3種はそれぞれタイプが微妙に違いましたし、今回の生産者意外のものも考えますと、結構多彩な品種だなあという感覚です。ただ、オマージュ・ハイドン含めどれもよく出来ており、白の産地と言うだけではない、オーストリーの懐の深さを改めて感じられました。 あと、ゲミシュター・サッツの白はかなり印象的でした。量も1リットルありますし、ワイン会で使ってみたいワインです。 お料理は前菜、パスタ、メインの3種でした。 こちらは鴨と根菜のテリーヌ。肉の旨みと、しっかりした食感があり、鴨そのものを存分に楽しめる1皿でした。赤にも白にもいいですね。 パスタはボスカイオーラ=木こり風。トマトベースのソースに、キノコが入っています。味わいはトマトの酸と、各素材の旨みで頂く優しいものですが、大きなパスタのおかげで食べ応えと存在感があります。赤さのあるブラウフレンキッシュにはちょうどいいバランスの味わいでした。 メインは牛舌元と豚舌の赤ワイン煮。個人的にタンは好きな部位なので嬉しかったです^^どちらも、トロトロホロホロというよりは、ある程度タンらしい食感が残っていました。色はしっかり茶色ですが、そこまで濃厚、という感じでもなく、食感も相まって肉の旨さを楽しめました。 お料理もいいお味でした。3品でしたが、正直もっと食べたいくらいだったかも。シオサイさんはカーヴ・ド・テール西宮北口店さんの真隣という事で、今回は急ぎで生産者さんともお話しが出来なかった等バタバタしましたので、一度買い物+食事にゆっくりお邪魔させて頂きたいものです。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月18日 01時35分09秒
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