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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年05月31日
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前回からの続きです。

  • KIMG2342.JPG

量が減っていてアレですが^^;、2種類のピノ・ノワールです。右がtetta、左がBijouピノ・ノワール
グラスはtettaの名前入りオリジナルグラスでした。形状も、この大ぶりなもの等様々でワイナリーでの試飲の際などにも使わせて頂けると嬉しいところですね。

  • KIMG2343.JPG

メインの料理は岡山から。千屋牛モモ肉、卵黄のクロケット、東粟倉産ベビーリーフです。千屋牛はtettaの地元新見のブランド牛ですね。ローストビーフになっていましたが、肉繊維の細かさ、滑らかさ、舌触りの良さというのが非常に印象的でした。旨みもしっかりありますが、ガツン!と来る感じではなくあくまで柔らかいというのも面白いところ。

合わせたワインは、tettaのカベルネ・フラン・バリック。ペパリーなニュアンスを軸に、土っぽさやミネラルといった要素があり、そこに黒い果実のニュアンスや、微かなハーブ感、茶色いスパイスといったものが感じられました。味わいは果実味の繊細なしっかり辛口ですが、渋みや酸が突出することはありません。ボディはライトですが、骨格、硬質感あったかも。

ローストビーフとの相性はバッチリ。肉の柔らかな味わいや滑らかな質感、もっちり感といったものに、ワインの繊細な味わいやボディの質感がよく合いました。また、ベビーリーフを一緒に頂くことで、肉にスパイス感を加える、といった程度だった香りの相性も、一段深くなったような感じで興味深かったです。

  • KIMG2348.JPG

お料理は以上ですが勿論デザートもあり。岡山のケーキ店、白十字さんによるスイーツビュッフェでした。
岡山を代表するケーキ店ですが、実はまだケーキを頂いたことが無かったので、今回これも大きな楽しみだったり。様々なものを頂くことが出来ました。フルーツタルトはフレッシュ感を楽しめましたし、マンゴープリンは濃厚ながら優しい味わい、シュークリームも生地の香りの良さと、コース料理とワインの後には嬉しい穏やかな甘さでした。
また、このシュークリームと、カーヴ・ドッチのむささびとの相性が非常に良かったのは発見でした。やはり、ワインの香りの香ばしさや酵母っぽさが生地の香りと相性バッチリで、加えて、クリームの優しい甘さがワインの酸とよく馴染んでいました。

  • KIMG2352.JPG

コーヒーも岡山から。キノシタショウテンのご夫婦が、それぞれ味の濃いものとあっさりしたもの2種類のコーヒーをご用意くださいました。頂くのは備前焼の器です。

  • KIMG2345.JPG

今回頂いたワインです。左から、むささび、もぐら、あなぐま、tettaシャルドネ、ロゼ、カーヴ・ドッチ・アルバリーニョ、tettaピノ、bijouピノ、カベルネ・フラン。

  • KIMG2319.JPG

折角ですので、ワイナリー内も少し見せて頂きました。入り口を入るとテイスティングカウンターなどもある場所ですが、ガラス張りとなっておりそこから醸造設備を見ることが出来ます。樽やタンクが並んでいました。

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醸造設備のある場所は、入ってすぐのフロアの下になります。やはり、重力に逆らわず果汁を下しているのでしょうか。その辺、一度ゆっくり訪問させて頂いて伺ってみたいところ。醸造設備の上にはちょっとしたネオンも。

  • KIMG2336.JPG

ワイナリー内の階段を下りれば、樽やワインのある貯蔵室を見ることもできます。沢山のシャルドネが眠っていました。シャルドネだけでもいくつかのタイプを作ったそうなので、そちらも気になる所。

  • KIMG2334.JPG

ワイナリー内にはアイテムの展示も。今回頂いたピノ・ノワールやシャルドネの他、以前ワイン会で使わせて頂いたベーリーA赤等が並んでいました。

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下のフロアにも展示がありますが、ちょっと見慣れないラベルが。ソーヴィニヨン・ブラン、シュナンブラン、それに甲州も!これは是非飲んでみたいです。
特に、ソーヴィニヨン・ブランは初めて見学にお邪魔させて頂いた際、少し試験農園のブドウをつまませて頂きまして、ああ、本当にカベルネ・ソーヴィニヨンの親戚なんだなあと思わされる香りを感じられましたし、その際に、シュナン・ブランはこの土地にちょっと面白い、という話も伺っておりましたことから、かなり気になります。

  • KIMG2315.JPG

到着時に撮りました畑の写真です。手前の方はベーリーA、奥の方はシャルドネだったかと。ワイナリーの屋上テラスから見る、西日に照らされた畑と新見の山々、それに青い空の風景は、四国出身海洋民族でオーシャンビュー至上主義者だった私にも、感嘆のため息が漏れる美しさでした。

tettaさんのお話の中で、やはりワイナリーが出来たらこういったイベントをやりたいという御考えがあったという事を伺えましたが、なぜカーヴ・ドッチさんだったかと言うと、社長さんがカーヴ・ドッチさんを見て、ワイナリーをやりたいという思いを持たれたからだとのことでした。
今回、スタッフさんの衣装は岡山のストライプインターナショナルさんが手掛けられ、お土産にワインバッグを頂いたのですが、それは児島のジーンズメーカー、ジョンブルさんによるものでした。
岡山の多くの方々の協力を得、さらには新潟からワイン生産者さんと飲食店さんをお招きし、ゲストの方々も実に80名に上るというイベントで、料理、ワインは勿論、雰囲気やその他ディティール面でも、素晴らしい体験をさせて頂けました。ありがとうございました!

今回のイベントに参加させて頂き、頭をよぎったのがサントリー塩尻ワインセミナーの際のお話にも出てきた産地形成についてです。
新見は、これから新しい生産者さんが参入してきて、ある程度の規模を持った産地となる可能性は十分あるかと思います。ただ、現状はtettaさんと、後は醸造施設を持たない作り手さんが少しいらっしゃるくらいです。島根の奥出雲さんや広島の三次さんは勿論、同じ岡山のひるぜんワインさんやサッポロワインさんとも距離が遠い、といいますか、各ワイナリーそれぞれ離れた場所にあり、産地形成という言葉からはかけ離れていると言っていいでしょう。
山梨は勿論、ワインバレー事業に注力している長野等はまさに産地形成がなされて(きて)おり、ワインツーリズムに出かけても、1日に数件のワイナリーを周ることが出来ますし、各ワイナリーがまとまっての大きなイベントを、産地で開催することもしやすいかと思いますが、中国地方ではそうはいきません。
そして、カーヴ・ドッチさんも、スタート時はそういった状況だったのではないかなと。岩の原さんがあったとはいえ、車で2時間かかる距離ですし。しかし、レストランがあり、スパがあり、そしてついには、自社でワイン造りを学んだ方々とともに産地形成までしてしまっている。これは、地方ワイナリーの一つの理想形なのではないかなと。
tettaさんがそこまでお考えかはわかりませんし、スパや宿泊施設となると当然コストも大変なことになってくるでしょうが、ワイン産地新見、ワイン産地岡山をアピールし、多くに人々に訪れてもらい、地域の活性化につながっていく、といった事を考えた際、今はtettaさんだけを目標に来てもらわなければならない訳です。
そういう状況の中で、しっかりしたワイナリーを作り、今回のようなイベントを行って多くの人に来てもらう、ということの意義は非常に深いものがあると感じました。準備は相当に大変かと思いますが、「Scene #1」というタイトルにもなっていますし、今後第2回第3回とぜひ続けていっていただければと思います。そして、いつの日か、イベントで盛り上がるワイン産地新見の姿を見られると嬉しいですね。

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最終更新日  2017年06月01日 20時16分35秒
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