テーマ:ワイン大好き!(30817)
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今回は時々飲んでいるハンガリーのイコンシリーズです。過去のものより少し高級なレンジのものになります。 エヴァンジェリスタ・カベルネ・フラン2012。アッサンブラージュものもありますが、単一キュヴェの方が多いようで、これまでシャルドネ、リースリング、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールと記事にしてきました。こちらは、カベルネ・フランの単一キュヴェと言う珍しいものになります。 購入時の価格は2700円で、上記他の単一キュヴェものの倍くらいになりますね。 色は分かりやすく赤黒ですが、2012年のワインながら若干紫もまだ見えるでしょうか。edgeこそルビーですが透明度はゼロと言っていいでしょう。 香りはラスベリーやイチゴなどの完熟赤ベリー、それらのコンポート、更にはプラムやザクロといったこれまた完熟フルーツの濃いニュアンスが感じられます。また、そこに茶色いスパイスやタバコ、バニラ、ナッツ、少々のなめし革やターリーさといった要素や、ココア、チョコ、バルサミコ、さらに余韻にかけてコーヒーやカラメルといった黒い気配も感じられました。 味わいは果実のアタックがしっかりあります。ただ、十分な量の乳酸系の酸が、じわりとその果実味の後ろから染み出してくるような印象で感じられます。渋みは、アタックの段階からしっかり存在感があり、後口にかけてもふんわりと残ります。ボディはミディアム程度で滑らかなものですが、アルコールの強さはあります。 やはり、肉類との相性はよく、甘辛い焼豚など良いつまみでした。肉の旨みや甘味にワインの果実味が、脂に渋みが合うのは勿論、香りの面でも甘さとスパイシーさのある焼豚とワインの濃厚な香りともよく馴染みます。また、鶏レバーの煮込みなんてものとも行けまして、これまた甘辛い味わいですがそれと合うのは勿論、鶏レバーの旨みや鉄っぽさと合わさってもそれが甘みや香りとともに伸びを得る感じでした。ショウガが使われていましたが、それも良かったのかも。 また、意外なところではカツオの叩きが合ったりしまして、生臭み等全く出ず、魚の旨みにワインの味わいが噛み合います。また、カツオの叩き独特のカツオの香り+焼きの香ばしさに対してのワインの香り、特にスパイシーさの相性は良好でした。加えて、鯖の竜田揚げとも合ってしまったのは驚きでした。 過去飲んだイコンシリーズに比べますと、果実味の印象が強く、新世界や南欧的な雰囲気が感じられるワインでした。2012年ヴィンテージですが、もっと寝かせてもよさそうです。質の高さは間違いなく感じられ、この作り手の面白さをあらためて感じさせられました。 楽天内にもありました。価格は現時点ですと2700円と同じ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月11日 22時30分05秒
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