テーマ:ワイン大好き!(30795)
カテゴリ:ワインイベントに参加しました
現在、日本各地でワインが作られていますが、実は結構歴史ある産地なのが大阪。ブドウ栽培自体は、羽曳野市や柏原市周辺で明治期には始まっており、ワイン造りも昭和初期頃から行われています。
そんな、大阪にあります、カタシモワイン、河内ワイン、飛鳥ワイン、フジマル醸造所、仲村わいん工房、天使の羽ワインの6つのワイナリーと、近隣の府県から丹波ワイン、神戸ワイナリー、ヒトミワイナリー、琵琶湖ワイナリーの4つのワイナリーが参加して行われるイベントがおおさかワインフェスです。 毎年4月に、柏原市役所前の大和川河川敷で行われています。過去何回かお邪魔していますが、昨年は行けなかったので、今年はと行ってきました! 当日はバッチリ晴天でした。もう暑いくらいですね。 到着後、前売り券をワインチケット2000円分と、プラスチックですがワイングラスに交換し(グラスはなんと持ち帰りOKです)早速試飲へ。午前11時から午後16時までと言う事で、お昼頃に行きましたが物凄い人出。タイミング的に神戸ワイナリーのブースが丁度空いたところでしたので滑り込みました。 頂いたのは花珠ロゼ。鮮やかなバラ色に、赤ベリーの他黒コショウなどのスパイシーなニュアンスのあるロゼで、甘味を残した造りではありますがやや辛口くらいのバランスでしょうか。お客さんが空いたところでワイナリーの方にお話伺ってみますと、メルロー100%のセニエロゼの様でした。 フードブースも多数出ており、そちらはチケットではなく現金で購入するシステムです。と言う事で、柏原にありますカフェの、おちゃどころtsumuguのブースでイチゴのレアチーズケーキを注文。イチゴソースの香りとワインの香りは合いますし、チーズのコクともバッチリで狙い通りの組み合わせになりました。 こちらは飛鳥ワインさんのブース。頂いたのはスパークリング・デラウェア2017。一昨年にワイナリー見学へお邪魔した際に、瓶を斜めにして澱を集めているところを見せて頂いていましたので、ずっと飲みたいと思っていたワインです。 早摘みデラウェアを使った瓶内二次発酵のスパークリングで、なんといってもフレッシュな酸が印象的。デラの香りもやや青さを伴う雰囲気で、爽やか!という1本でした。こういう暑い日の屋外になんて最適なワインでしょうね。 写真は撮れていないのですが、柏原の中国料理・山丁の名物であるシュウマイを頂きながら飲んでみたところ、シュウマイの肉の旨みや脂感、スパイスを感じる香りに、ワインの酸や泡の刺激、デラの香りがサッパリさせつつ寄り添う感じで、面白い組み合わせでした。 こちらは天使の羽ワイナリー。以前はひめひこワイナリーというワイナリーでしたが、それを引き継いでの会社となります。 現在は、このデラウェアを使ったワインの他、ベーリーAとコンコードをアッサンブラージュした赤も手がけています。特徴としては濁りワインであるところでしょうね。因みに、白赤どちらもニコリと言う名前で、にごりと掛けているのかも^^ やはり、にごりらしいまろみと微かな発泡、白い花っぽい香りなどがありつつも、デラウェアの甘いニュアンスが柔らかに出ており、それでいて味わいは旨みの乗ったスッキリ辛口と面白いワインでした。 合せたのは、八尾市にありますウナギ料理のごかせ川さんが焼いていた子持ち鮎!まさかこんなところで子持ち鮎が頂けるとは…。たっぷりの子の食感と旨みがいいですし、香りもそこまで甘い!と言う感じでは無いものの香ばしさがあります。 これがまたニコリ白と相性バッチリ。焦げたところなど頂きますと流石に香りが負けますが、実の旨みや香り、子のまろやかな旨みに、ワインのすっきり感と旨みがよく会いました。 続いては、琵琶湖ワイナリーの浅柄野ヤマ・ソーヴィニヨン。その名の通りヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配品種です。先日お邪魔したひるぜんワインさんで、最近聞かないねなんて話していたところでしたが、滋賀では結構盛んなようです。 やはり、色づきは良いようですし、特徴的な明るく太い酸味がビシッと入ります。ボディのまろやかながらもハリのある質感と、その酸のバランスがいいです。果実味は優しく、香りは黒いベリーなどもありますがやはりスパイシー。 先ほどの鮎が非常に良かったので、ウナギもお願いしてみました。筒焼きという、ぶつ切りにした鰻に串を打ってあるお料理が出ていたのでそちらを。 ただ、これ岩塩で頂くスタイルと言う事で、タレの味が無いため、流石にいくら脂の乗った鰻とは言えヤマ・ソーヴィニヨンの酸とタンニン、ボディに負ける感じでした^^;これには白ワインでしょうね。ヤマソーにはかば焼きの方を合わせてみたいところ。 もう一丁赤と言う事で、ヒトミワイナリーのメルロー・キュヴェ・シティファーム2015を。山梨県韮崎市にあるシティファームと言う葡萄園さんのメルローを用いています。 明るい酸が主体で繊細な果実味と穏やかながらも存在感のある渋み、ボディはミディアム位といったところですが、香りにはベリー感や土っぽさ、スパイシーさがありました。 そして、こちらが問題の?ワイン。ラベルのデザインからして、仲村わいん工房全開と言う感じですね。夢の途中というこのワイン、グラス少量で1杯1500円、多めで3000円と言う高級レンジ。それもそのはず、なんと中身はミツオレッド100%! 注文された方のご相伴に預かることが出来ましたが、光のとおらないしっかりした黒いガーネットな色合いに、黒ベリーやプラム、若干のココアなどのニュアンス、そして茶色いスパイスが感じられ、目の詰まったボディに豊かな果実味が感じられました。ここのワインには本当に驚かされます…。 因みに、他に夢あすかの赤も頂きましたが、そちらもお手頃ながらベリーや紫系フルーツの濃い香りがあり、明るい酸がありつつも果実味の存在感もアリと良いワインでした。なんでも、バルベーラが少し入っているとかいないとか。 そして、フジマル醸造所のデラウェア甕仕込みです。柏原の自社管理畑のデラを用い、除梗破砕はしているものの、果皮と種はそのままに醗酵を行い、クヴェヴリで4か月熟成したというワインです。昨年末に大阪のフジマル醸造所へお邪魔した際に見せて頂いたクヴェヴリを使っているという事で是非と注文しました。 色は勿論オレンジカラーですが、思ったほど渋味などは強くなく、スッキリした感じ。香りもオレンジっぽさはあるもののデラらしいフルーティさがしっかり。ただ、味わいはしっかりドライでちょっと厚みと言うかエキス分のようなものがあるのは流石でした。 他の、丹波ワイン、カタシモワイン、河内ワインのブースにも行っているのですが、写真が撮れておらずです…。また、フードも色々つまんでいるのですがそちらも。当日は凄い人出で中々難しいところがありました。それもそのはず、なんと5000人以上の来場者だったとの事!順調に認知度が上がっているようです。 やはりこれだけのワイナリー、それも地元の会社が揃い、地元の飲食店のフードと楽しめるというのは素晴らしい事だなと。屋外イベント、それもお昼と言う事で、お子さん連れでピクニック、という方々なども多く見られました。会場にはソフトドリンクやブドウジュースもありますからね。 今回も数々の関西ワインやお料理、イベントの雰囲気と、非常に楽しい経験をさせて頂けました! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年04月28日 23時51分09秒
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