テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:オーストラリアワイン
先月のちょっと熟成したワインの会のワイン、続いてもリースリングですが、産地はオーストラリアになります。 ジュリアス・エデンヴァレー・リースリング2004。生産者ヘンチキは、ドイツから移住してきたシレジア人のヘンチキ家によって1862年から営まれているワイナリーです。バロッサヴァレーやアデレードヒルズ、そして、本ワインに使われているブドウの育つエデンヴァレーに畑を有し、リースリングやシラーズなど様々な品種を手がけています。 エデンヴァレーはバロッサヴァレーの東部にあり、やや標高も高い事からリースリングなどの栽培が盛んなようです。価格は、楽天内で6264円でした。 色は青みがかった黄色ですが、ツヤ感はあります。 香りは、軽いペトロール、寧ろよりしっかりと出るオリーブオイルなどのオイリーさがあります。勿論フルーティさもあり、リンゴやグレープフルーツ、それにライムなどの青い柑橘のニュアンスが感じられますが、流石と言うべきかユーカリ?的な木の葉のニュアンスもよく出ています。また、ハーブっぽさやハーブティーのような雰囲気も。その他、白い花や白コショウ、グリーンペッパーなどもあります。また、時間経過で林檎の印象はより深まり完熟リンゴっぽくなり、若干の蜜的な要素も感じられました。 味わいはこちらもきっちり辛口で、果実味の印象はドイツのそれより大人しいです。しっとり明るい、それでいて優しい酸が旨みを伴いつつ、その柔らかい果実味を背景にすっと出てくる感じです。ただ、ボディはミディアムライトで、ハリとミネラル感を感じる、明るい印象のパリッとした質感です。 会では、やはりチーズプレートとサラダのところで飲みました。 チーズとの相性は、やはりキッチリ辛口な分あまり濃いもの、ブルーチーズなどには負け気味。独特のオイリーさや時間経過での蜜っぽさなどが、コンテなどには嵌りました。 ただ、より良かったのがサラダ。水菜などの緑の野菜の風味と、ワインのオリーブオイルっぽさやハーブのニュアンスがバッチリ噛み合います。 と言う事で、このワインには野菜類を合わせたいところ。白身の鮮魚などにも良さそうですし、鯛のマリネのサラダなんか良さそう。ちょっとカラスミを削ってかけて、その旨みや塩気との相性もみてみたいです。 また、小松菜やホウレン草など緑の野菜をペースト状にしてソースにした肉料理などもよさそう。豚肉+緑のソースなどは手堅そうです。 非常に複雑味があり、熟成の雰囲気も感じられる、それでいて味わいのバランスはとてもいいという、大変に興味深いワインでした。 前回のドイツのものが素直に華やかで果実味もあったので、会ではやや印象持って行かれ気味なところもありましたが、素性のいいワインなのは間違いありません。それでいて、食事との組み合わせも色々と想像させてくれるワインでもありました。 [2004]ジュリアス エデンヴァレー・リースリング / ヘンチキ / オーストラリア / 750ml / 白【HLS_DU】 2004ヴィンテージの扱いがあるのはこちらのお店だけ。なんと、お店で若いうちに買ったものを熟成させているとの事! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月27日 22時40分08秒
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