ワインヲタ入門生のチラシの裏

前回から引き続いての帰省ネタです。

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徳島駅バル横丁の後は、中心繁華街である栄町周辺へ。目的地はかなり久々になりますカゼッタさんです。
全国でも珍しいマデイラワインのバーで、実は他にスロヴァキアワインもお取り扱いが多いという非常に面白いお店。今回もマデイラを頂きました。

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先ずは、バーベイトのティンタ・ネグラ・シングルハーヴェスト2004です。
セミドライ表記ですが、ある程度の甘みは感じられます。また軽いビターさも。香りは、14年の熟成を経ておりカラメルやナッツの気配もありつつ、フルーツやハチミツ、ドライフラワーなどもありと言った所で、コクと柔らかさの双方を楽しめました。

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続いては​ブランディーズのマルムジー10年​。
しっかりした色合いの通りの甘口で、深い甘みを感じられます。ただ、仄かな酸や苦味があり、飲み口もサラリとしており飲みやすさがあります。香りにはやはりハチミツや、レーズンなどのドライフルーツがよくでています。また、オリエンタルスパイスや香ばしさと言ったものも。

因みに、マルムジーとは英語圏での甘いものの古い名前だそうで、英国系のブランディーズ社が、マルヴァジアのワインを輸出する際、英国に馴染みのないマルヴァジアではなく、似た響きのマルムジーに名前を変えて出し、それが今でも続いているのだそう。
ただ、最近はポルトガル系は勿論英国系の会社も、土着品種を大事にするという事で正式な品種名に変更するところもあるようです。また、そういった変更の際には造り手が変わる事があり、中身も結構別物になっていることも多いのだとか。

複雑味はありますが、基本、甘さと芳醇な香りが楽しめるマデイラ。酒精強化と言いますと、同じポルトガルのポート、隣国スペインのシェリーが有名で、どちらかと言うと料理種のイメージがあったりしますが、これが非常に親しみやすくかつ奥の深さもありで、中々楽しいお酒だと思います。
ポルトガルワインの会の際にでも、〆に使ってみても面白いかななんて思いました。

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翌日は、ランチで時折お邪魔していた、新浜本町にあるイタリアンのポエシアさんへ。こちらもちょっとご無沙汰してしまいました。
今回はスタンダードなパスタコースで。前菜は鮪のカルパッチョ、鶏ハムのクスクス、ムースの3種。どれも優しい味わいで美味しいですが、中でも印象的だったのはカルパッチョです。野菜は水菜が見えていますが、ミョウガも使われており、これが実に爽やか。暑い時期には最適ですし、マグロの旨み、水菜のシャキシャキ感ともバッチリ。

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パスタはバジルクリームと、徳島の夏らしく鱧のパスタです。バジルクリームの香りとまろやかさが、パスタの食感と鱧の旨みや食感を上手く纏め上げてくれます。また、鱧の量たっぷりだったのは非常に嬉しいところでした。

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そしてドルチェです。ジェラートはライチとマンゴー。右はパンナコッタ、そしてパウンドケーキです。ライチのジェラートは夏に完璧な1品ですね。その香りと爽やかな甘味がジェラートの滑らかさと微かなシャリッと感にばっちり。

ポエシアさん、9月17日のディナー営業でこの新浜店は閉店、10月上旬に市内中心部、それこそ上記カゼッタさんともそう遠くない秋田町エリアに移転されることに。
移転前にもう1度帰省できるか分かりませんので、今回は絶対にお邪魔しようと考えていたのでした。新浜店からは勝浦川河口の景色が見え、更にすぐそばには菜の花と桜が植わっており春には両方が咲いている姿も見られると、非常にいいロケーションだったので残念ではありますが、移転後は夜のみの営業になるものの、現在はやっていないアラカルトメニューも充実させ、より親しみやすいお店になるようです。
ロケーションは良かったのですが、立地的には現在の場所は結構難しいところがあり、特に夜お邪魔してお酒と共に、と言うのが大変でしたが、新店舗ではそれが非常にやりやすくなるという事で、そちらも楽しみにさせて頂きたいと思います。
冬の帰省の際には是非お邪魔して、またブログ記事にさせて頂ければなと。

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さて、岡山へ戻る前にとくしまマルシェが開催されていましたので寄り道です、目的は勿論、日和佐燻製工房さん。今回は、珍しいアイゴの卵のスモークを購入しましたので、その内また記事にしたいと思います。

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また、まだまだ残暑厳しいですが、暫く食べていなかったので我慢できずにラーメンです。徳島駅ビルのレストランフロアに入っている岩田屋さんのものですが、バラ肉の香りと旨みがよく(肉感がよく残っていました)、スープはあっさり目と、やはりお店によって特徴が違うなあと改めて実感しました。

今回も飲んで食べての帰省でしたが、今年4月には和歌山へのフェリー乗り場からも近いマリンピア沖洲というエリアに、徳島新鮮なっとく市なるレジャー＆グルメスポットが誕生していたそう。また、反対に山方面、Iターンなども盛んな神山町にはKAMIYAMA BEERという新しいブリュワリーも出来たようです。
今回はそちらへは行けませんでしたから、また次回ゆっくり帰ってそういった新スポットもめぐってみたいものです。


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