テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:オーストリーワイン
まだまだ続きますフレンチとオーストリーワインの会のワイン、今回はオーストリーを代表する品種であるグリューナー・フェルトリナーです。 グリューナー・フェルトリーナー・モランザーベルク2014。生産者ハギャル・マティアスはカンプタール地方のワイナリー。北部のモランズ村という土地で、250年以上にわたり葡萄栽培を行っています。現当主は6代目になりますが、ワイナリーの継承は2006年で、やはりこの年にビオディナミを導入しています。 セパージュは、勿論グリューナー・フェルトリナー100%。カンプタールのグリューナーらしく、黄土と粘土質土壌の畑のものになります。価格は2700円程度。 色は青みがかった黄色。典型的な色合いですね。 香りは、柑橘っぽさがよく出ています。レモンやグレープフルーツに加え、柚子やブンタンと言ったものなど、和洋の黄色いそれが感じられました。また、ちょっとキウイフルーツ的なニュアンスも。そこに、ゴマないしルッコラのような雰囲気が加わります。それ以外はやはりスパイス感で、白コショウはオリエンタルスパイス、さらに山椒っぽさもあったでしょうか。その他、時間経過でハチミツの気配も少々。 味わいは果実味と明るい酸が拮抗していつつ、双方しっかりインパクトがあり、ジューシーかつフレッシュな印象です。また、後口にかけてはこの品種らしい軽い苦みも。ボディはライトですが、やはりミネラリーでライトなりの密度感はあります。口当たりも滑らか岩清水的。 会では魚介のリゾットのところで飲みました。相性はバッチリです。 先ず、魚介の旨みに対してワインの果実味や酸、その奥にある旨みと言ったものがよく合いますし、料理の塩気のおかげでそれが際立ちます。 加えて、使われている各食材、中でもイカの食感や甘味に対してはよりガッチリ噛み合う感じに。また、枝豆の食感にもワインのクリアーさが映えますね。一方で、カレイのフライとは可もなく不可もなくといった所。 また、次のお皿のサンマにも合わせてみましたが、サンマの旨みそのものに対しては、調理法による香ばしさとワインのゴマ的な香ばしさの相性もあり、狙って合わせた赤以上に馴染んでいたかもしれません。 緑ハーブの印象こそ大人しいですが、柑橘のニュアンスやスパイシーさが出ており、3000円以下でもこれだけバランスがよく、かつ、個性がしっかり出たグリューナーが飲めるのだなと嬉しく思える1本でした。 日常の食卓にはもちろん、これからの季節ハロウィンやクリスマスのパーティ料理、あるいはお正月のお節などの特別な和食と言ったものにも合わせて楽しめるワインかなと。 グリューナー・ヴェルトリーナー モランザー・ベルク [2014] ハギャル・マティアス <白> <ワイン/オーストリア>【■9510114】 楽天内では更新時点ではこちらのお店で2667円です。グリューナーの魅力の詰まったワインです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月09日 23時18分35秒
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