テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:オーストリーワイン
今回のフレンチとオーストリーワインの会のワインは、前回と同じくグリューナーです。産地・生産者違いのものになります。 グリューナー・フェルトリナー2012。生産者ヘプラーはブルゲンラントのワイナリー。赤ワインや貴腐ワインで有名な産地ですが、ヘプラーも24ヘクタールあるという自社畑は赤ワイン用ブドウが主なようです。今回のグリューナーのような白ブドウは、40ヘクタール以上に上るという契約畑からによるものとなっています。 価格は、楽天内では3800円程度。 色は薄い黄色でツヤ感も無し。前回のモランザーベルクと比べて、より古いヴィンテージでより南の産地になりますが、明確に淡いと言えるものでした。 香りにはしかしながら、よりしっかりとしたニュアンスが現れます。ハチミツっぽさは最初から明確に感じられますし、若干のキャラメル?のような雰囲気も。醸造はステンレスタンクのようですが…。フルーツ香も、洋ナシやカリンと言ったものが出ており、柑橘はミカンやライムと言ったものがふわっと。その他、白い花やマジパンと言ったものに加え、やはり定番の白コショウっぽさやグルーんハーブと言ったものは出てはいました。 味わいも果実味のインパクトがバッチリ。明確にアタックにあり味わいの主役です。勿論、そこに明るく強い酸が入りバランスは取れていますが。後口にかけては渋みもあり、収斂味を感じさせます。ボディはライトですが丸さや膨らみのあるもので口当たりはなめらかですが少しアルコールの刺激も。 会では、魚介のリゾットと魚のメインのサンマのところで飲みました。 魚介のリゾットとは、悪くありませんが基本的に旨みの噛み合い方などは前回のモランザーベルク程ではありません。こちらの強い果実味が、料理の味わいに基本勝ります。ただ、カレイのフライに関しては、その香ばしさや強い旨みとワインの濃いニュアンスとが割と馴染んでおり、ここはモランザーベルクより良かったところでした。 一方、サンマとの相性は、旨みの点ではそれほどなのですが、香りの相性はよく、このワインのハチミツやキャラメルっぽさなどの香ばしいニュアンスとサンマの香りが中々。 ただ、最も良かったのはサンマと共に出されたワタリガニのクロケット。蟹の強い旨みや風味に対してワインの果実味や濃厚な香りがが嵌りますし、揚げてあることでの香ばしさやカリッとした食感がこのワインに完璧でした。また、クロケットにはバジルが添えてあり、その香りともいいですね。 ボディは円やかながらも穏やかなものではあるのですが、香りや味わいはボリューム感を感じるもので、やはりパノニア気候の影響を受ける暖かな産地ブルゲンラントだなあと言う印象です。 ワインの裏ラベルには、合う料理としてパスタやサラダに加え寿司も挙げられていたのですが、酢飯に砂糖を使う西日本のもの、あるいはツメを付けたアナゴなどとの相性はかなり面白そうです。また、今回のような揚げものとも良さそうですね。 カンプタールのものとは明確に特徴が異なり、いい飲み比べになってくれました。 [2012]クヴァリテーツヴァイン・グリューナー・フェルトリナー / ヘプラー / オーストリア / 750ml / 白[スクリューキャップ] 楽天内ではこちらのお店で飲み扱いがあるようです。実は、スーパーセールなどでは度々安売りしているので、そういったタイミングは狙い目かと思います^^ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月11日 23時14分14秒
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