テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:オーストリーワイン
さて、先日のフレンチとオーストリーワインの会のワインも今回から赤です。先ずはピノ・ノワールから。 ピノ・ノワール2015。生産者マインクラングはノイジードラーゼのワイナリー。最南端に位置しており、ハンガリーとの国境にも近い場所になります。と言う事で、やはりパノニア気候の影響を受け赤ワイン用ブドウの栽培が主。ワイン造り自体は2001年からと最近ですが、当地での複合農家として500年以上の歴史を持ちます。ビオロジックの導入は1990年代から、2003年にはビオディナミへ移行している、オーストリーにおける自然派の第一人者でもあります。 セパージュはピノ・ノワール100%。 色はルビーカラーで透明度もありますが、やや暗さも感じます。 香りは赤ベリーやブルーベリーと言ったベリーフルーツを感じます。また、ブルーベリーヨーグルト的な雰囲気も。加えて、プラムやザクロ、ダークチェリーといったより濃さのあるものも少々。また、ハーブや茎っぽさ、それに若干のスイカ?のようなニュアンスもあったでしょうか。その他、軽いトーストや腐葉土、チョコレートといった気配も感じられました。 味わいは割とトーンの低い果実味がふわっと広がりつつ、乳酸系の明るくしっとりした酸がその果実味に溶け込みつつ出てきます。また、渋みの印象は割としっかりあり、アタックから後口にかけて主張します。ボディはミディアム。滑らかでパリッとした質感で、膨らみよりもタイトさのあるものだったでしょうか。 会では、サンマのところで飲みましたがバッチリ。元々ピノと火の入った青魚って相性いい印象有ったのですがこちらも行けました。 ワインのスパイシーさや軽い青さが、サンマの香り、ローストされていることでの香ばしさ、更に内臓とハーブを使ったソースの香りと言ったものによく馴染みます。一方で、サンマの身や内臓のソースと合わせても生臭み等全く出ず、その塩気や旨み、複雑さと、無理なくワインの味わいが溶け合ってくれます。また、ソースに使われていたニシガイの旨みや食感にもいいですね。 実はこのワイン、会の人数変更に伴って当日急遽増やしたのですが、サンマとの相性がバッチリ嵌ってくれてよかったです。香りの濃いフルーツ感や渋みの存在感など、割と力強さを感じるものでしたのでお肉のメインに合わせるのもアリだったかも。 ワイン自体は香りの華やかさもありますが、結構南国的な雰囲気があり、オーストリーワインの多様さを感じられる1本だったかなと思います。 [赤ワイン][オーストリア] マインクラング ピノノワール 750ml 赤 ワイン wine わいん WINE 葡萄酒 楽天内ではインポーターさん直営のこちらのお店で取り扱いがあります。投稿時点で3132円。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月14日 12時36分14秒
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