テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:ワインイベントに参加しました
前回の記事で尾道~広島へ行った話を書きましたが、広島行きの最大の目的はこのイベントへの参加の為でした。
オリエンタルホテル広島が、日本ワインコンクールの受賞ワインを集めての日本ワインテイスティングフェアを昨年12月に開催されました。 公開テイスティングへは中々参加が難しいのですが、広島でしたら十二分に日帰りできる、と言う事で喜び勇んで行ってきました。 システムとしては、何とワインは入場料金のみで飲み放題。一部、欧州のスペシャルなワインが有料で出ていましたが、奨励賞まで含めて111種類のワインが出ておりそちらを飲む余裕はありませんでした^^; また、入場料にはチケットがセットとなっているのですが、これはフード用。ホテルのシェフが様々なお料理を用意して下さっていました。 こちらは白身魚とクリームを用いたもの。受賞ワインにはシャルドネが多いですが、合わせやすい1品だったかなと。 入口のところのテーブルに陣取りましたが(勿論立食形式です)、すぐそばには三次ワイナリーさんはじめ中国地方や九州のワインのブースがありました。 三次ワイナリーさん、セラアグリパークさんは地元のワイナリーと言う事で、醸造家さんや営業の方が来られていました。三次ワイナリーの醸造家さんと営業さんは、以前岡山で開催した三次ワイナリーの会の際ご来場いただいており、ご挨拶も兼ねて1番にブースへお邪魔しました。 頂いたのは勿論シャルドネ新月2016。相変わらず、樽香、フルーツ香、果実味やボディ感のバランスの良いワインでした。 なお、今回は飲むのに忙しくメモを取れておりませんので^^;、簡単な感想のみでご容赦ください…。 三次ワイナリーさんの並びには島根ワイナリーさんの横田ヴィンヤード・シャルドネ2017も。図らずも2つのシャルドネの飲み比べをすることが出来ました。新月と比べますと味わいは優しいですが、香りの印象は負けず劣らず。面白い経験となりました。 シャルドネの飲み比べ、と言えばシャトー・メルシャン。北信左岸シャルドネ・リヴァリス2017と北信右岸シャルドネ・リヴァリス2017が双方とも受賞と言う事でそろい踏みしていました。 左岸の方がより柔らかですっきりした感じながら味わいはフルーティ、右岸にはより明確に骨格が感じられたように思います。ただ、どちらも深みのある質感で香りも柑橘やナッツなどを中心によく出ていました。 加えて、メルシャンさんと言えば絶対外せないのがこれでしょう。マリコ・ヴィンヤード・オムニス2015です。流石にイベント開始後1時間と持たずに無くなっていました。 しっかりした色合い、カシスなどを中心に香る様々なフルーツ香やスパイス、果実味のアタックはありつつも酸、渋みが感じられ、しなやかかつ奥行きのある質感と流石のワインでしたが、やはりまだまだ若いですね。20年後どうなっているのか大変興味深いところ。 フードもボチボチつまんでおります。こちらは、揚げラビオリ?のような感じのメニューでソースはトマト系。シャルドネ系にも合いますし、他に飲んだベーリーA等のつまみにも、トマトソースと生地の香りがよかったかなと。 ブロガーイベントのワイナリー見学でお世話になっていますサントリーさんのブースも勿論あります。ジャパンプレミアムシリーズが様々受賞されていますが、ここは金賞受賞の津軽産ソーヴィニヨン・ブラン2017を。 昨年のワインに恋してときめいてでも人気の1本でしたが、相変わらずフレッシュな柑橘香、果実味が出つつもそこをキュッと締める明るい酸が心地よいワインでした。 こちらはサントネージュさんのかみのやま中島畑メルロー2016。サントネージュシリーズも沢山受賞されていますが、このワインは山形のタイトな質感がありつつも、メルローらしいチェリーなどのフルーティなニュアンスも出ており流石は銀賞と言った所。 サントネージュシリーズは、イマイチ知名度にかけるような印象があるのですが、モノは非常に安心感のある造りとなっています。 赤ワインには鶏の赤ワイン煮を。赤ワインの芳醇な香りとタンニン、果実感にはやはり間違いのないおつまみですね、肉の質感や旨み、脂の旨みが嵌ります。 こちらは秩父ワインさんのブース。中国地方のワイナリーの他、メルシャン、サントリー、サントネージュ、それにサッポロワインさんと言った所は広島に営業所があるのでそちらから営業の方がご来場されていましたが、その他のワイナリーさんのブースは広島の酒販店の方が立たれていました。 秩父ワインさんのものは源作印・甲州シュール・リー2017と源作印・甲州・樽貯蔵2016両方頂きましたが、その広島の酒販店の方と美味しい!と盛り上がったワインでした。 特に、金賞受賞の甲州シュール・リーはフルーティな香りは勿論、それに似合った果実味のある、それでいてバランスのいい酸やボディの質感がかなりいいなと。やはり秩父の甲州も面白いですね。 また、上記秩父ワインさんと同じテーブルにあって、やはりブース担当の方と盛り上がったのが能登ワインさんのクオネス・ヤマ・ソーヴィニョン2015。能登ワインさんへは2015年に行っていますが、その際にはクオネスに関しては試飲も購入も出来ませんでしたので、3年越しでのテイスティングとなりました。 黒ベリーやプラム、プルーン、ドライフルーツなどのフルーツ香や独特のスパイシーさ、土っぽさなどがあり、味わいにもキッチリ果実味がありつつも明るい酸や滑らかなタンニンが入る、ボディもミディアムフル位の印象。この手の品種のワインはそれほど多く飲んではいませんが、それでも明らかにスケール感のあるものだったかなと。 また、今回ある意味最も印象に残ったのがこの、井筒ワインさんのNACマスカットベリーA樽熟2015です。 香りや味わいもややラブルスカ香は大人しい目ながらもやはりイチゴ感しっかりで、味わいも可愛らしいベーリーAと言う印象だったのですが、同じテーブルにいらっしゃった、普段あまりワインを飲まれないという方が、このワインが一番良かった!と言われていたことです。 それこそ、オムニスやその他高級な銘柄も飲まれていらっしゃったのですが、このワインのフルーティさが非常に良かった!と仰られていました。 どうしても、ワイン好き、特にフランス等のワインから入った身としては、やはり日本の赤ワインもメルローを筆頭に芳醇でボディ感のあるものに目がいきがちなのですが、そういった前提の無い方からすれば、ベーリーAのラブルスカ香や果実味ってシンプルに美点として受け取られる事もままあるのかなと。 そういう意味では、日本ワインがブームとなり、多くの人々、特に、あまりワインを飲んでいらっしゃらない方々に浸透していく中で、日本の品種ベーリーAの担う役割って大きいのかな、と改めて感じられました。 さて、他にも高畠ワイナリーさんのリースリング・フォルテや盛田甲州ワイナリーさんの甲斐ノワール等色々飲んでいるのですが、写真すら撮れておらずで…。次回があればもう少し落ち着いて参加できればと思います。 とは言え、受賞ワインをこれだけたくさんいただけ、飲み比べや新たな発見など出来素晴らしい機会となりました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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