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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2019年04月25日
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台所山猫さんでの爽やかワインと和食の会のワイン、続いてはこちらも爽やかなワインと言えば定番と言えるオーストリーです。
グリューナー・フェルトリナー・カンメルン2015。生産者ヒルシュはカンプタール地方のワイナリーです。以前はドイツの修道院所有だったという場所ですが、1878年にヒルシュ家が引き継いだそう。現在ワイン造りの指揮をとる5代目当主は、ニューワールドでワイン造りを学んでおり、結果地元の本種であるグリューナーとリースリングを大事にしたいと考えるに至りました。2006年よりビオディナミを導入しています。
価格は3240円程度。

は基本青みがかった黄色ですが、ほのかにツヤ感も感じられました。

香りは最初はかなりガッチリ閉じており、白コショウに少々の柑橘、リンゴっぽさといったものが出ている程度。それが時間と共に開いてきて、カリンや南国フルーツ、洋ナシといったものや、柑橘もよりはっきりとグレープフルーツやライムといったものが出てくるようになりました。さらに、スパイシーさでも白コショウに加え、緑コショウやよりオリエンタルなものも感じられましたし、ミネラルやハーブのニュアンスも少々。

味わいも、やはり開けたては閉じています。繊細な果実味と酸がバランスよく出つつ、後口にかけて軽い苦みが残る程度の印象です。ただ、時間と共に、トーンの低い果実味がアタックのメインの要素となりますが、それは明るい酸を伴うもので、後口の苦味も残っており、結果果実味や酸の印象は強まるもののバランスは崩れない、といった所。ボディはライトだがミディアム寄り位の量感と目の詰まった感を感じます。滑らかな質感もその印象を強めているでしょうか。

会では、お造りの辺りで飲みました。
お造りとの相性は素晴らしく、ヒラメの風味や食感にワインのスパイシーさを伴うフルーティさと、ハリのある質感が合うのは勿論、サワラの叩きの香り、特に魚の香りと焙った香ばしさによる余韻と、ワインの余韻のフルーティさやミネラル、スパイシーさと言ったものが非常に良く馴染んでくれました。アタックで合わせる以上に、余韻の相性の深さを堪能できました。
あと、お造りに添えられていたシソの葉ともバッチリ。シソの香りに、ワインのハーブっぽさやスパイス感がやはり嵌ります。

和食と言えばオーストリー、グリューナー・フェルトリナーという印象はありましたが、やはり間違いのない相性でした。特に、白身魚と合うのはこれまでの経験から良く分かっていましたが、サワラの叩きとここまで合うとは思いませんでした。
ワインの余韻と料理の余韻の噛み合いという繊細で上品な世界は、まさにオーストリーワインの大きな魅力の一つだなと思います。

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最終更新日  2019年04月26日 22時47分44秒
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