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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2019年07月04日
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  • KIMG4564.JPG

何とか7月中に6月のリースリングと和食の会のワインも最後まで来られました。〆は熟成感も出ているオーストリーです。
リースリング・キルヒェンシュタイク2008。生産者ガイヤーホフはオーストリーのクレムスタールにあるワイナリーで、その名が最初に文献に登場するのは1135年という、これまた大変に歴史のある醸造所です。現当主のイルゼ・マイヤー氏は1986年に両親からワイナリーを引き継がれたそうですが、このイルゼさんの実姉がニコライホフのクリスティーネ・サース氏。ただ、ガイヤーホフではビオロジックは実践されているものの、ビオディナミまでは行っていなかったり。
価格は5216円でした。

は11年の瓶熟の影響もあってか、黄金に近いほどのツヤのある黄色でした。

香りはハチミツ感がしっかり出ており、さらに軽く焼き栗やミツイモの焼きイモと言った甘さの中に香ばしさを感じるようなニュアンスも。加えて、遠くに微かにですがモカも感じられたように思います。そこに、オレンジやオレンジピール、蜜入りリンゴ、黄桃、軽いライチ、果肉の赤いメロン、それにアプリコットやドライマンゴーと言ったようなフルーティさが加わります。また、黄色い花やドライハーブ、ミネラル、更には白コショウや若干のオリエンタルスパイスのような気配も。

味わいは香りや色合いに似合った芳醇な果実味があります。メインの要素としてアタックから感じられますが、それをいまだ明るささえ感じさせるしなやかな強さを持つ酸が支えます。ボディは十分にミディアムで、エキス分がありグリスも感じられます。ミネラリーさもあって、奥行き、スケール感のあるワインです。

会では、やはり鮎の塩焼きの辺りから飲み始めました。
鮎との相性はこれまた良好。鮎の香り、身の旨み、脂のまろやかさそれぞれに、ワインの香り、酸やボディの質感、果実味が噛み合っている感じで、全体的に馴染んでいたかなと。
天ぷらとは、ズッキーニも悪くありませんが、アジの方がより嵌っていたかも。火の入った青魚の食感、特有の香り、強い旨みに対しても、ワインの、特にその華やかな香りがよく合い、さらには果実味豊かな味わいも負けていませんでした。
加えて、タコ+土佐酢にこそワインが勝ち過ぎるところがありましたが、鰻の香ばしさや脂のある味わいにもよかったです。

ワイン単独での完成度や存在感もしっかりあります。そのおかげで、アジ天やウナギなど味わいのしっかりした、それでいて甘すぎたり辛すぎたりしないというものとの相性が良かったのかなと。まさに、和食のコースの後半(あるいは味の強い魚の刺身など)に合わせるには最適だったかなと。
これだけのワインでありながら、食事と合わせてさらに輝きを増すところは、やはりオーストリーワインの大きな魅力かと思います。

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最終更新日  2019年07月27日 21時04分23秒
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