テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:ポルトガルワイン
今回から、9月のピノ・ノワール飲み比べ会のワインです。先ずは、スターターの白から。 ムロス・アンティゴス・アルヴァリーニョ2016。生産者アンセルモ・メンデスは、元々ワインコンサルタントをしていたアンセルモ・メンデス氏が、故郷ミーニョに1997年に設立したワイナリーです。ヴィーニョ・ヴェルデの産地であるミーニョですが、アンセルモ・メンデスでは早摘みしたブドウに、時に補糖をして微発泡に仕上げる従来のヴィーニョ・ヴェルデと異なる、補糖や発泡のないスタイルのものを手がけ高評価を得ています。 セパージュは、アルヴァリーニョ100%。ミーニョはスペインのリアス・バイシャスに近く、アルヴァリーニョの産地としても現在注目されています。価格は2000円程度。 色は薄い黄色もツヤ感あり。 香りはやはりフルーティさがよく出ており、リンゴ、みかん、グレープフルーツ、メロンなどなど感じられました。また、そこに若干の蜜っぽさも。ただ、甘いニュアンスだけでなく、石灰、各種ハーブ、若干の土っぽさといった要素も。あと、どこか金木犀的な黄色い花の気配もあったでしょうか。 味わいは、香りに似合った果実味のアタックのあるものですが、そこに加わるトーンの低い酸、後口にかけてはっきり見えてくる軽い苦味がバランスよし。ボディはミディアムくらいありました。やはり、海辺のワインらしくまったりしたミネラルが感じられます。 会では最初に飲みましたので、チーズプレートと合わせることになりました。 やはり、ブルーなど濃いものにはちょっと難しいですが、ハード系の旨みにはバッチリです。また、結構良かったのがドライフルーツで、今回キウイを添えて下さっていましたが、その甘味や香りに、ワインのフルーティさがよく馴染みました。また、ウォッシュチーズをそのキウイと一緒にいただきますと、味わいがマイルドになってワインと合いやすくなったのは面白い発見でした。 微発泡もしておらず、結構しっかり目の白ワインと言う雰囲気です、ヴィーニョ・ヴェルデと言えばあの爽やかさ、と考えて飲みますと大分びっくりしますが、これはこれで完成度の高さを感じさせてくれました。 また、やっぱり魚介系に合わせてみたいなと言う味わいでもあり、これからの季節カニや牡蠣なんて楽しそうです。 アンセルモ・メンデス ムロス・アンティゴス・アルヴァリーニョ 投稿時現在、楽天内では1848円が最安値のようです。これはなかなかのコスパワインだったなと。ポルトガルワインはこういうものが2000円切って見つかるのですから嬉しいところです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年10月22日 00時36分35秒
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