キャメルファームワイナリー ブラウフレンキッシュ・スパークリング
これで、2月に行いましたスパークリングの会のワインも最後。勿論、スパークリングの会ですから赤もスパークリングで。ブラウフレンキッシュ・スパークリング。生産者はキャメルファームワイナリーです。商業施設などでお馴染みのカルディコーヒーファームが、北海道余市町登町で自分たちの手でワイン造りを始めたいと2014年に設立しました。リカルド・コタレッラ氏の醸造コンサルティングを受けつつ、ブドウ造りの巧でお馴染みの藤本毅氏の藤本農園を引き継いでいます。ケルナーやバッカス、ピノ・ノワールといった北海道お馴染みの品種などを手がけます。セパージュは、ブラウフレンキッシュ(日本ではレンベルガー表記の方が多いでしょうか)100%。これも北海道お馴染みの品種ですね。価格は3000円程度。色は暗く深いルビーですが、紫感も結構ありますね。泡は、キメも勢いも程々ですが、赤ワインならではのボディ感と相まって存在感があります。香りは流石に赤いフルーツがよく出ており、ストロベリー、ラズベリー、それらベリーのコンポート、更にはチェリーやチェリージャムといったものも。そこに、焼きイモや焼き栗といった甘さを伴う香ばしさ、それにシナモンやナツメグなどの茶色いスパイス系のニュアンスが加わります。その他、紫の花やバラ、微かなクリームのような雰囲気なども感じられました。味わいは果実味がメインの要素ではあります。アタックの段階でふわりと広がりますね。酸はしっとり乳酸系で、成程赤ワイン的。後口にかけてはしなやかに伸びるキレイな渋味も。ボディはミディアムといった所で、泡の影響もあるでしょうが、膨らみや柔らかさ、まろやかさを感じる質感でした。会では最後に飲みましたので、チーズの他葱のパスタにも合わせてみました。チーズに関しては、どれもいけますがやはり何だかんだラズベリーのチーズが一番だったでしょうか。ワインの赤果実の風味と合わないはずがないといった所。このチーズ今回大当たりでした。また、チーズプレートに乗っていたリエットにもよく合います。肉の旨み、散らされた黒コショウの風味といったものに、ワインの風味が合うのは勿論、特有の滑らかさに対し、ワインの泡とボディからくる柔らかさが丁度いいです。加えて、葱のパスタとも良好。パスタソースになることで柔らかになったチーズのクリーミーさ、そこに加わる黒コショウの風味にやはりワインの甘さ香ばしさがいいですし、葱の風味や甘味ともよく馴染んでくれます。赤スパークリングと言いますと、しっかり甘口のものか、辛口な分、渋みと泡が相まってちょっときつい印象を受けるもののどちらかを見かけることが多かったのですが、このワインは中々バランスの良いものだったかなと。軽めの肉料理や、デザートなどに合わせて、華やかに楽しめる1本かなと思います。ブラウフレンキッシュ スパークリング キャメルファームワイナリー 750ml (日本ワイン 北海道 赤 スパークリングワイン)楽天内にも結構あるようです。こちらは2860円で、投稿時現在最安値。にほんブログ村