テーマ:ワイン大好き!(30879)
カテゴリ:ラベル・グラス・グッズ・本・映画
先日、ワインの抜栓前の保存についての記事を書きましたが、今日は抜栓後の保存について書きたいと思います。
皆さんは、1本のワインを何日ぐらいかけて飲みますか? 私は大体2日で飲みきります。2日目って結構微妙で、味が変わっても多少の事なんですが、やはり美味しく飲みたいので保存には気を使います。 えーと、毎回必ず飲みきれる方は、羨ましいです。この話は無用になりそうなので、こちらで次のワインを選んでください・・・ 抜栓後、空気に触れたワインはどんどん酸化してゆきます。 この「酸化」というのがクセ者で、プラスの意味と、マイナスの意味、両方あるから厄介です。 プラスの意味の酸化とは、あくまで「ある程度の酸化」によって香りが開くという事。濃厚なワイン、若いワイン、保存状態が健全なワインほど時間がかかり、その変化が顕著な傾向にあります。1杯目より2杯目の方が美味しいのは、多くの場合錯覚ではありません。時には2日目の方が美味しい事もありますね。 TVに登場するソムリエさん達がグラスをクルクル回すアレは、ワインを短時間で「判定」する為に多く空気に触れさせて、ワインを早く開かせようとするテクニックです。プラスの意味の酸化を引き出している訳ですね。 興味のある方は、同じワインを2つのグラスに同時に注いで、片方を静置しておいて、もう片方をグルグル回してみてください。自宅で実行するのは微妙に恥ずかしいけど、変化がよく分かります。 マイナスの意味の酸化とは、「過度の酸化」によって香りと味が劣化するという事。シンプルなワイン、熟成したワイン、熱ダメージを受けたワインほど早く劣化する傾向にあります。香味が衰え、エグ味が増えて、ニガすっぱくなった状態。思い出すと口がすぼまります。 酸化のお話はこの辺にしておいて、保存のお話に戻りましょう。 このように、ワインは酸化によって変化しています。うまく保存するには、酸化させない事が重要になってくるわけです。 これには世界中のワイン好きが色んな知恵を出して、様々な方法が考案されています。 まず、「空気を抜く」方法。ワインセーバーや、バキュバンと呼ばれる専用の器具で、ワインの中の空気をえっさほいさ、手動で抜いて栓をします。割と効果はあります。が、私は面倒でやめてしまいました。 次に、「空気以外のもので充填させる」方法。これもしっかり商品化されていて、窒素ガスをワインの瓶に吹き込んで封入します。いくら何でも、ちょっとやりすぎ。 私が色々と実行して、現在落ち着いているいるのは、「抜栓後すぐにハーフの瓶に移し替える」というもの。 用意するものは、ハーフの瓶、ワインストッパー(ゴムで密閉できるワインの栓です)。 グラスに注ぐ前に、ハーフの瓶に漏斗で移します。この時なるべくギリギリまでワインを入れて、瓶の中に空気が入らないようにワインストッパーで栓をします。慣れてくると、空気が全く入らないようにできます。 こうすると、ハーフ瓶の中のワインは殆ど空気と触れないので、酸化もゆるやかになるという訳です。 結構お手軽で効果的な方法だと思います。 2日目以降のワインがマズくて飲めないという方、一度試してみてください。 トラックバック企画、その3進行中!是非ご参加ください。 ↓ポチッと1票お願いします! K太郎に1票入れる (楽天ブログランキング) K太郎に1票入れる (人気blogランキング【ドリンク・お酒】) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ラベル・グラス・グッズ・本・映画] カテゴリの最新記事
|
|