今週の「神の雫」 #284 「泣き笑いの化粧の奥に隠した、ある道化師の熱誠」
遠峰は病院で次のマラソンの準備を整える。クリスはみやびとモノポールでブルネッロを飲む。雫はイタリア、モンタルチーノで「第九の使徒」となるブルネッロを探し続ける。第九の使徒編 第9話今回の「第九の使徒」探索ナビはクリスの役割みたいですね。モノポールでブルネッロを指定して飲み、自らの「第九の使徒」のイメージを確信したと言っています。この時点で、「第九の使徒」はブルネッロまで、確定とみても良いでしょう。遠峰は何を考えているのか解らない相変わらずのワイン探し手法で、引き続きマラソンを続けるようです。もしかしたら、遠峰は「ランナーズハイ」を求めているのかも。雫は、クリスと同じワイナリーの格下ワインを飲み、それは「第九の使徒」ではないと断言。こちらも引き続き、モンタルチーノでワイン三昧を続ける様子です。前回も書きましたが、3人を毎号追いかけるのは少々無理があります。今週のタイトルにある「道化師」はクリスのことだったわけで、それならクリスだけをもっと掘り下げて欲しいものです。気取った二枚目に見えたクリス。実は、熱狂的ジャパン・フリーク。カッコばかり付けたがるコミカルな性格も持ち合わせている。作者の狙いとしては、クリスと雫が同じワイナリーのワインを飲む姿を同時に描きたいのでしょうけど・・・ 別に1週ずれたところで、ストーリーの深みが変わるとも思えません。「第九の使徒」も早くも第9話。3ヶ月1スパンの目安からすれば、そろそろ何か見えてこないかと思うのですが、ストーリー展開は遅々としています。「第九の使徒」はブルネッロ。雫の台詞を借りるなら、ドラマがあるブルネッロ。ただし、今回の本間との会話で、リゼルヴァには否定的な見解を示しています。リゼルヴァにない未完成な躍動感をもつブルネッロ。う~ん、さっぱり解りません。(爆何となく、「第九の使徒」は日本にほとんど流通していないワインじゃないかと思えてきました。(苦笑次回は #285 「心惑わす頽廃の媚薬か、胸突き動かす奇蹟の妙薬か」今週登場したワインは■ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ポッジョ・アルヴェント・リゼルヴァ コル・ドルチャ■ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ コル・ドルチャ