[ワイン-イタリア] カテゴリの記事

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• オペラ・プリマ XIV

  イタリア　ピエモンテ州のＶｄＴワインです。ご覧の通りヴィンテージがありません。それもそのはず、3ヴィンテージを混ぜて造られたワインだそうです。名前の後のXIVって部分で、混ぜたヴィンテージが判るのだそうです。セパージュは、ネッビオーロ100％ラベルの抽象画はオーナーの娘がはじめて描いた落書き、故に、作品第一番（オペラ・プリマ）というネーミングなんだそうです。それにしても、なんてセンスのある落書きでしょ。（笑では、テイスティングレポートです。色は濃い赤、少々煉瓦色っぽい雰囲気があります。香りは非常に爽やか、赤い果実の香りが満載です。味わいはパワーの割には飲みやすい甘さと、酸味のバランスが絶妙です。余韻は短く、少々ざらつき感があります。抜栓後の変化が非常に早いワインで、時々刻々と雰囲気を変えていきます。抜栓直後は、シンナー系接着剤の匂いが鼻につきますので、早めに抜栓しておいた方が良いかも知れません。香りは、2時間ほどの間に、果実が赤から黒、さらにはジャムっぽい雰囲気まで変化しました。結論。美味い！ざらつきは気にならないでもありませんが、爽やかな果実味はそれを補って余る魅力です。料理にも合わせやすそうで、気軽に食卓で味わいたいです。ヴィンテージのブレンドは、早めに飲めるようにするためと聞きましたが、このパワーと渋味があれば寝かしても大丈夫と思います。■■■　オペラ・プリマ 　■■■

  2006年06月09日

• ディ・マーヨ・ノランテ・サンジョヴェーゼ[2003]

  久々のイタリアワインです。ネット上では、中田英寿がディ・マーヨを愛飲しているという売り方が目立ちますが、ニュースソースが何処なのかは明記されないまま、事実は不明ですね。（笑今回はイタリアらしく、サンジョヴェーゼです。色は濃縮感のある赤。香りは赤い果実が満載という感じ。味わいは意外と軽く、タンニンはまろやかで、ミネラル感豊富です。余韻はそこそこ延びます。素直にサンジョヴェーゼが美味しいワインです。独特のミネラル感、麦わらとか干し草っぽい香りが印象的です。結論。これは美味い！高級感を味わうワインではないかもしれませんが、料理とも合わせやすそうですし、存在感のある渋味も見事に調和してます。これが1500円以下！？　驚異のコストパフォーマンスです。■■■　ディ・マーヨ・ノランテ・サンジョヴェーゼ 　■■■

  2006年06月06日

• ルーチェ[1996]

  ロバート・モンダヴィと、フレスコバルディ社のジョイントで造られるワインです。行きつけのバーのオーナーより突然メールで呼び出され、これを奢って頂きました。オーナーの自宅で眠っていたワインのようです。ちょっとばかりの不安を感じつつ、レポートします。色は黒っぽいガーネット。香りは…　ホコリぽい香りや、土の向こう側に果実がある雰囲気です。味わいは赤、黒の果実はありますが、弱いです。余韻はルーチェの持ち味であるビター感はありますが、バランスが取れていない印象です。ボディもミディアムくらいの濃縮感しかありませんし…これ、峠超えちゃってませんか？もう少し待ちましょう！２時間待ちましたが、劇的な変化はありませんでした。（爆果実香がふくらんでは来ましたけど、雑味があって充分には堪能できませんでした。分厚いカーテン越しに、スパイス感、クリーミーな香り等が感じられるだけにもどかしい思いがしました。結論。枯れたワインでした。96というヴィンテージが悪かったせいもあるのでしょうか。かなり残念でした。■■■　ルーチェ 　■■■

  2006年04月28日

• タッシナイア [2001] カステル・デル・テリ

  本日はイタリアワインから一本。カステル・デル・テリといえば、ルピカイア。最近ではスーパータスカンの一翼を担い、サッシカイアに並ぶワインとして値段も高騰中ですが、今日はちょっとお手頃なタッシナイアの方をレポートします。カベルネ・ソーヴィニヨン33%、サンジョヴェーゼ33%、メルロ33% という綺麗に１/３ずつのセパージュ配分。　以前にカッパニーニョをレポートしましたが、そちらはサンジョヴェーゼ100%でしたので、よりルピカイアに近い造りかと期待の品です。では、早速テイスティングレポートを。色はイタリアワインらしくない透明感のある赤紫色。香りはベリー系のフレッシュな香りにスパイスを加えた感じです。酸味はやわらかく、渋味はこつっとまとまって嫌みがありません。余韻もそこそこ長く楽しめます。非常にボルドーっぽいです。時間と共にさらにそのニュアンスは明確になり、皮の香りや腐葉土っぽい香りも出てきました。イタリアワインにありがちな、華やかすぎ、フルーティーすぎ、重すぎ。それらのどれも当てはまらない、非常に飲みやすいバランスです。ただし、やっぱりこれを飲んでいたら、バジルソースの料理が食べたくなりました。（笑やっぱり、イタリアです。結論。ボルドー好きな方にもお勧めできます。これはコストパフォーマンスを考えたら、ルピカイア以上かもしれません。■■■　タッシナイア カステル・デル・テリ 　■■■

  2006年02月22日

• アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ[1996]ベルターニ

  今日は、イタリアワインです。アマローネはブドウを3ヶ月間陰干しにし、貴腐菌がついて糖度の高まってから醸造する、特殊なワインだそうです。特にベルターニ社は、樽での法定熟成期間2年のところを7年も大樽で熟成させるこだわりを見せ、その評価も高いと聞きます。では早速、テイスティングレポートです。色は深みのある赤紫です。香りはベリーや赤い花の香りも持ちつつ、クルミやアーモンドのような香り、さらには乾燥させた果物のような香りもあり、とても芳醇です。味わいは、辛口と聞いたわりには、果実のようなほのかな甘みの方が印象的でした。ボディーはかなりしっかりしていますが、香りが良いせいか非常に飲みやすいです。余韻は極めて長く、芳醇な香りがそのまま残ります。料理とも合わせやすく、食後にワインだけ飲んでも楽しめます。赤ワインが苦手で常にバーボンをロックでやる男友達と飲みましたが、彼もこれくらいの豊かなボディがあれば納得の様子でした。ちなみにこの後に飲んだラグランジュはお気に召さなかったようで、ボロカス言われましたが。ラグランジュ、無茶苦茶美味しかったんですよ。（苦笑結論。ゆったりと、色々な種類の食事を楽しむ時にピッタリのワインです。どんな風味の料理が来ても、自分の世界に持ち込んでしまうほどのパワーを感じます。非常にリッチな気分にさせてくれるワインでした。■■■　アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ　ベルターニ 　■■■

  2006年02月15日

• カッパニーニョ[2003]カステッロ・ディ・テッリッチオ

  今日は、イタリア、デイリーワインです。創作イタリア料理を得意とする、レストランバーでいただきました。私をワインの深みにはめた、直接のきっかけを作ったバーでして、本来はイタリアワインに沈めようと策略を練っていたそうです。物事、そう思い通りには進まないって事で、すっかりブルゴーニュ派になってしまいましたが。（苦笑ただ、イタリアワインってやっぱり美味いんですよね。コストパフォーマンスも高いし、難しい事なんて考えず、適当に飲んでも大丈夫。では、早速テイスティングレポートです。セパージュはサンジョヴェーゼ100％。色は思ったほど濃くはありません。香りは、とてもフルーティで花の香りも漂い、非常に華やかです。味は、軽い甘みとスパイシーさがほどよいバランスです。酸味は弱く、渋味もまろやかです。余韻は短いです。時間と共に、徐々にまろやかになりますが、２時間ほどでフルーティさが消え、アルコールっぽい雰囲気だけが際立ってしまいました。結論。デイリーワインとしては最高のコストパフォーマンスです。がぶ飲み出来ますが、そこはイタリアワイン。　きちんとボディブローが効いてきますのでご注意を。■■■　カッパニーニョ　カステッロ・ディ・テッリッチオ　在庫情報 　■■■

  2006年02月01日

• 「神の雫」パラッツィ[1999]テヌータ・ディ・トリノーロ

  「神の雫」#52　で主人公の同僚、本間の恋を絡めて紹介されました。97年、98年、99年の３ヴィンテージしか存在しないワインです。 元々の生産量も少なかったため、すでにネット市場ではほとんど見かけません。以前に、レ・クーポレという、同醸造所のワインを飲みまして、その濃厚さに驚かされました。無性にランク上のワインが飲んでみたくなり、購入しておいた品です。その時ですら、品薄状態でしたので、今回の「神の雫」掲載で在庫の枯渇は必至と思われます。ではテイスティングレポートを。当然の事ながら、色も濃厚です。香りは凝縮メルローって感じで、フレッシュな果実のかたまりです。コーヒーのような香りやトマトの香りまで感じられました。味わいもフレッシュで濃厚です。アルコール度数も相当高いのですが、意外と飲みやすい印象です。ほどよい甘さと、それを追いかけるように来る綺麗な酸味があります。余韻もまとわりつくような濃厚さがあります。不必要なほど陽気なイタリアって感じです。あまりにも果実香が強いために、一瞬他の香りを忘れてしまうほどです。（笑結論。圧倒的なおいしさです。もうそれ以外言葉は必要ないでしょう。このワインの前では細々としたレポートなど無駄と思います。（苦笑一人で気取って飲むのではなく、気の知れた仲間と楽しく飲みたいですね。

  2005年12月20日

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  アンティノリ ティニャネロ[1999]

  こちらもよろしくお願いします。コミック「神の雫」で登場したワインをリストアップしました。コミック「ソムリエ」登場ワインリストも楽天での在庫リストが出せるようにしました。初めてのイタリアワインです。サッシカイアとは従兄弟関係にあたるそうです。また、サッシカイアと同じようにこちらにも同じ銘柄のグラッパがあります。ワインのあとで、グラッパ。これも楽しいですよ。では、テイスティングレポート。果実味たっぷりの力強いワインです。単に力強いだけでなく、酸や渋味バランスも絶妙です。プラムやカシスの香りと、土っぽい複雑な香りも持ち合わせ、かなり贅沢感のあるワインです。余韻も長く、綺麗です。イタリアワインは非常に料理に合わせやすく、何時飲んでも美味しく感じられます。その中でも、これは美味しいワインです。飲みながら、高級ワインを味わっているという充実感に満たされます。とは言え、カベルネ主体のワインよりは優しい味わいですので、万人受けする要素もあると思います。結論。8,000円以下なら間違いなく買いの一本です。フランスワインなら12,000～15,000円クラスの満足感。アンティノリ ティニャネロ在庫情報

  2005年11月15日

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