[小説Ｂ]の記事一覧 | 百花繚乱

幻想物語 III from CLANNAD

【幻想物語 III】僕は風が吹く大地にいた。風は隔てるものなく、世界の果てから吹いてくるような気がした。こんな体でも、その力を感じることができた。大地には、風に煽られるようにして無数の光が舞っていた。その中に、少女は立っていた。今、また風に煽られ、いくつもの光が大地を飛び立つ。それを見上げる少女。これが、僕の生まれた世界。それは…なんて、幻想的なんだろう。そう思った。木や草、転がる石はごく自然に受け入れられた。それは、あるべきものだと思った。けど、あの光はなんだろう。こんな光景を僕は、ずっと知らなかったはずだ。また風が吹いて、ひとつの光が僕の脇を抜けていった。僕はそれを追いかけた。すぐ目の前に浮かんでいる。手を伸ばしてみた。光はガラクタで出来た指を通り抜けていった。触れることすらも、その進路に少しの変化を与えることもできなかった。僕が呆然と立ちつくしていると、彼女が隣までやってきたのが影でわかった。僕は光のひとつを指さした。…なに？と、彼女が訊いた。僕は答えることができない。…その光が不思議？こくん、と頷いた。…空は？ううん、と首を振った。…地面は？ううん。…この光だけ？こくん。…それは、どうしてかな？彼女は顎に手を当てて考えた。僕も同じようにしようとしたが、肘の関節がそこまで曲がってくれなかった。だから、不自然に腕を折った格好のまま待った。ずっとここに住む彼女にとっては、光も僕が知る水や木なんかと同じ。自然の一部なのだ。でも、それだけは触れることができない。つまりそれは…影なんだと思った。でも影には、本体がある。なら、それはどこにあるんだろう。どこにも見あたらなかった。…つまり、と彼女は口を開いた。…不思議ということは、不思議じゃない景色を知っている。かもしれない。僕は頷いた。僕は記憶の奥底を探ってみる。いつか、遠い昔…あるいは、遠い未来…僕は違う世界にいた。その感覚だけは覚えている。思い出せば、胸のずっと奥深くが温かくなる。…そこは、どんな場所だった？僕は首を振る。…ここより、もっと素敵な場所だった？きっと。…いろんなものがあって、毎日が楽しかった？たぶん。…こんなにも…寂しくなかった？………。ずっと、ひとりで過ごしてきた少女。僕はここが、何もなくて、楽しくなくて、寂しい場所だと知っていたから…だから、生まれてきたんだろう。…そうだよね。…ここは寂しい世界だよね。…ねぇ、きみは……こんな世界に生まれることを望んだ？僕は何も答えず…ただ、彼女の手を握った。それが…答えだった。

幻想物語 II from CLANNAD

【幻想物語 II】次の光景は、床だった。床をじっと見ていた。なんだっけ。何かの途中だった気がする。『首』を縦に動かす。そうして視線を変える。彼女がいた。ずっと、僕が見ていた少女だ。少女が手を差し出していた。僕はそれに向けて自分の『手』を伸ばした。手が重なる。感触はなかったけど…それでも、合わさっていることはわかる。同時に僕は実感する。僕は本当に、この世界に生まれてしまったんだ。僕は存在してしまっている。彼女に触れられる。世界は悲しかった。けど、彼女は優しかった。彼女の手に触れていると、悲しさと優しさが同時に僕の『胸』を満たした。僕は彼女を求めて、ここに生まれた。新しい世界での暮らしや、得られるはずだった幸せ、あらゆるものを犠牲にして。彼女は僕の手を引いて、立ち上がらせると、また離れていった。そして、数歩先で手を叩いた。僕は彼女に向けて、歩き始める。そう…僕は歩く練習をしていたのだ。記憶は淀んでいた。努力しなければ思い出せない。彼女が手を叩いている。歩こう。けど、足は思い通りには動いてくれない。また、前のめりに倒れ込んだ。それでも繰り返し、彼女は僕の手を引いて立ち上がらせてくれた。何度目の歩行になるのか。ようやく、彼女の前まで辿り着くことができた。彼女は彼女の背丈の半分しかない僕の体を抱き留めてくれた。…よくできたね。温もりだ。この世界でたったひとつの温もりだ。僕の求めていた温もりだ。ガラクタの体では、体温を感じられなかったけど。彼女の顔を見上げる。訊きたいことがたくさんあった。でも口がなかったから、言葉を喋ることができなかった。僕は『顔』を窓に向けた。いつだって逆光が差し込んでいた窓。外の世界が見たかった。世界の終わりを、この『目』で確かめたかった。

幻想物語 I from CLANNAD

【幻想物語 I】僕は見ていた。遠い世界を。薄暗い場所だった。どこなのだろう、ここは。屋内のようだった。閑散としていた。机が見える。人が居るべきだった。でも、居なかった。なにひとつ、動くものなく…ただ、時間が過ぎる。………。もし僕が、新しい命として、生まれる場所を探しているのなら…この世界を選んではいけないと思った。僕は怯えていたのだ。この世界に。僕はずっと前から気づいていた。この世界は終わってしまっている、ということに。もう、ここでは何も生まれず、何も死なない。過ぎる時間さえ、存在しない。だから、終わることすらない。一度生まれたが最後。終わりのない世界に閉じこめられ、二度と出られなくなる。死ぬこともなく、新しい世界に生まれることもできない。そんな凍てついた世界を、僕はみていた。このまま目を閉じて、ここから去ろう…そう思う。どうか…次、目覚めたときは、この世界ではないよう…。もっと、素敵で、暖かな世界でありますように。僕は目を…この世界での意識を閉じた。………。　そのとき、一瞬、光が揺らいだ。何かが動いたのだ。その正体はわからない。けど、動く何かがある。この世界は、終わっていなかったのだろうか…。…あるいは、終わっている世界に住む、何かなのだろうか。窓から漏れる光を受けた壁。その影の部分が動いている。もし『目』を動かせたなら、見えたかもしれない。でも、まだその正体はわからない。ゆっくりと動いている…。やがて壁は元通りの光を映し出し…代わりに、ひとりの少女が目の前に現れた。まだあどけなさが残る。僕のことをじっと見ていた。見えるのだろうか、僕が。彼女の手が僕に向けて差し出される。けど、それは僕に触れることなく、通り過ぎた。そう…僕はこの世界に生まれていない。だから触れることができないのだ。でも、だとしたら…どうして彼女は僕に気づいたのだろう。姿だけは見えているのだろうか。それはどんな姿で？彼女は引いた手を、左右に振った。そして僕から離れていく。見えなくなった。…こんな世界に、人がいた。終わってしまった世界で、彼女は何をしているのだろう？どんな暮らしをして、何を糧に生きているのだろう？生き続けるのだろう？僕は、どうしてか、彼女のことが気になった。それはこの世界の異質さからだろうか…。まだ僕は怯えている。…この世界に、生まれてはいけない。でも、少女はそんな場所に住んでいた。だからだろうか…。………。また僕はこの世界を見ていた。多くは、退屈な静止した世界だった。でも、時折、少女が目の前に現れてくる。少女と僕は、意志の疎通ができなかった。だから、彼女は、僕を見る以外のことはしなかったし、僕も、彼女を見る以外のことはできなかった。でも、確かに…その瞬間を、僕はいつも待ちこがれていたのだ。少女の生活は孤独だった。少女以外に、誰もいなかった。それは当然だった。ここからは、何も生まれず、何も死なない。そんな世界だ。だからだろう。飽きもせず、僕なんかを見てくれるのは。ある日、彼女は胸にたくさんの何かを抱いて目の前に現れた。それは、大小さまざまの…ガラクタだった。ガラクタとしか言いようのない…用途のわからない物ばかり。そこから彼女は、長い時間をかけて、そのガラクタを組み上げ始めた。どれだけの時間が過ぎただろうか。少女の目の前には彼女の半分の背丈ほどの人形が立っていた。少女は誇らしげに立つと、僕に顔を向けた。彼女の顔を見て、ようやく気づく。その体は、僕のためのものだったのだ。でも、僕はどうすればいいのだろうか。よくわからなかった。望めばいいのだろうか。この世界に生まれることを。僕はそんなことを望んでいたのだろうか。僕は今でも、この世界を恐れているのだ。生も死もなく…二度と、抜け出せることができない世界…本当に、そんな閉ざされた世界だったら…僕という存在は、ここで終わるのだ。少女が差し出す手…擦り傷だらけの手を、僕はじっと見た。この世界でたったひとつの温もり。いつしか…僕はそれを求めた。

幻想物語　プロローグ from CLANNAD

【幻想物語】一面、白い世界…。………。雪…そう、雪だ。今なお降り続け、僕の体を白く覆っていく。ああ…僕はこんなところで何をしているのだろう…。いつからこんなところに、ひとりぼっちで居るのだろう…。………。雪に埋もれた…僕の手。それが、何かを掴んでいた。引き上げる。真っ白な手。女の子の手だった。ああ、そうだった…。僕はひとりきりじゃなかった。彼女の顔を覆う雪を払う。穏やかに眠る横顔が、現れた。そう…この子とふたりで…ずっと居たのだ。この世界で。この、誰もいない、もの悲しい世界で。

光：闇＝1：1

第二章　指令　（続）電話を切った瞬間から、ベルがなる。さてはリダイヤルという技を身につけよったな。あなどれん。仕方がない、今度はちゃんと聞いてやるか。「おいー、三回目だぜ、ひどいよー。」中野が泣きそうな声で訴える。「わかったから要件を言え。」「明日のよ、昼によ、駅前のよ、喫茶店によ、来いとよ。」「よ、を取ってしゃべれ。」「ま、そういうことだ。」「どういうことだよ？」「だーかーらー、明日の昼に駅前の喫茶店にくるの。森下からの伝言だ。」「なんのために？」「フッ、そうだなぁ、僕の推測によると彼女は僕に惚れて、デートしたいけど、二人だと初めてだからちょっと照れくさくて仕方がないから俺の最も信頼が置けるお前をおまけとして連れてくんだろうよ。」「ほー、では俺はお前ら二人の邪魔はできないなぁ。じゃ、明日、頑張ってこい。」「すまん、冗談だ。」その後、俺らは他愛もない世間話にしちゃ、規模が小さいが、そんな話を続けていた。というわけで、一時に喫茶店にいるのは・・・・・、俺だけか。遅い、遅すぎる。中野のヤロー、もしかしたら全部ウソでしたーなんてドッキリはこの場において必要ないぜ。その時は俺が笑顔で中野の顔を鼻血ブーにしてやる。あー、俺の手が中野の鼻血で染まっていくところを想像しているとようやく「よう、待たせた、わるい。」と中野がやってきた。決定、今日はこいつにドリンクバーをおごってもらおう。きっと森下も喜ぶだろうよ。ま、されはさておき、森下がまだこない。時刻は一時半。「ご注文はおきまりですか？」ウエイトレスさんのご登場だ。「えーと、ドリンクバーお願いします。」こいつのおごりで。「かしこまいりました。」おい中野、いつまでウエイトレスの姿を見てのほほんとしている。大丈夫か？「いやー、いいねぇ。」何がだ？意味がわからん。　さて、時刻は二時半をまわった。一向に森下は顔を出さないし、俺は中野とドリンクを飲みながら中野の人間の愛についての講義を聞かされていたところだ。やっぱり疲れるぜ。それにあいつの昼っていったい何時のことをさすんだ？いつまで待たせやがる？「よし、全員いるな。では場所を変えるわよ。」いつの間に、突如現れた森下はいきなり場所を変えようといいだす。なんというやつだ。人を二時間も待たせておいて、なんだよ、じゃぁ最初からこんなところに集めるなよ。「行くぞ。」「どこへ？」俺としてはこの喫茶店で中野おごりのドリンクバーをちびちび飲みながら話を聞きたいのだが・・・「すぐそこの公園よ。滑り台もブランコもあるわ。」「おお、だからどうした。」「渡すものがあるの。」ここで渡せよ・・・「ということ、行くわよ。」「はいはい。」肩を落として俺は森下の後をついていく。こいつ、こんなに小さかったんだな。初めて会った時はそんな所にまで気が回らなかったしな。「あれ、和田ちゃん、ドリンクバーの料金払わないと・・・・」冷静な突っ込みありがとう中野。でもな、それはお前のおごりだ。俺らはすたすたと喫茶店を出た。さて、人気の少ない公園は不気味なもので、なんだか寒気がしてくるのは俺だけか？まぁ、ベンチに座ってどこから持ってきたのか、ホワイトボードとマーカーでなんだか説明しだした。「世の中には光と闇がある。」「もう知っている。何度、同じことを言われたか・・・」「光というのは、自然界、つまり今の世界のこと、大して闇は暗黒、混沌の世界、悪魔や鬼といった架空上の存在とされるもののこと。」それも知ってますよ。そういえば・・・「あなたはサンタという世界的な奉仕爺さんを信じていますか？」俺はふとそんな疑問を訊ねてみた。架空の存在が闇なら、サンタのジジイだって登場するやもしれない。「サンタは存在しない。人が勝手に作った。」「あ、そ。」俺の推測は一瞬で砕けた。「その光の自然界には五つの要素があるのは前にはなしたよね。」「えー、火、水、土、風、雷だな。」数学の展開の公式も覚えていないお前がよく覚えてたな、中野よ。「そう、この五つの自然は世の中の自然の柱といえるもの。そしてそれぞれには意思がある。」意思ねぇ・・・「各要素は頂点に王がいる。王は自然で最も進化を遂げた人間にその力の一部を与えることにした。」「ちょっとまて、途中経過がぬけている。なぜ、人間にそんな力を与える必要があったのだ？」「光と闇は対立する。今までは、その二つの間に、そうね、壁があったの。それが崩れ落ちた。」「それで？」「二つは激しくぶつかりあった。そうね、戦争とでもいっておくわ。」戦争って、物騒だな・・・戦争を知っている老人の前で戦争なんていってみろ。そりゃ、気持ちがいいものではないぞ。「なんとかならなかったのですか？」おい中野、なぜ敬語をつかう？「そのために、王は力の一部を人間に授けた。」「だから、私たちは闇をほおむりさるのが使命なの。」「ほおむりさるって、王たちは何もできないのですか？」「王たちは今の現状を精一杯保っている。だから、我々の役目はその先にある。」「スルーしておくとどうなる？」「自然界が崩れる。地球は暗黒に染まって、別のものとなってしまう。」「ああそうかい。そいや御苦労でしたな。で、精霊術師さんはあと二人いるんじゃないのか？」「行方、不明。」おいおい・・・・そんなんでいいのかよ・・・・てなわけでこれを渡しておくわ。」「どんな訳だよ。てか、これ、なんだ？」「敵が現れた時に知らせる装置。取扱説明書付だから使い方は各自でなんとかして。」取扱説明書が付いているのか。そりゃ便利なものが世の中でまわったな。ま、いいさ。もうどうせ、後には退けないだろ？そうだよな。　というわけで、この俺は世の中の闇の存在とやらを破壊すべく・・・・いや表現がわるいな、退治・・・うーむ、うまい表現がみつからないが、まぁいい。とりあえず、魔法使い的存在として世界を救うのだ。しかし、やっぱりいま思うと、日常生活をビデオにとって大儲けなんて、夢のはなしだよな。さて、これからさきどーなるんでしょうかねぇ。はぁ、溜息がでるよ。（続）

光：闇＝1：1

第２章　指令魔法など非科学的存在は全否定していた。しかしまさか自分が精霊術師などという人間的表現では魔法使いといったジャンルに分類されるに分類されるとは思ってもみなかった。あれから、数々の変な闇のモンスター的なやつと限界バトルを繰り広げてきた。それが精霊術師の宿命であり、定めだからな。俺は認めてやったんだ。だから、こなすことはこなす。森下に戦闘の基本やら、技の発動条件やら『断域』の存在やら、光と闇の存在は均等に保たなければならないやら、いろいろとややこしい説明を受けたからな。知識はないわけではない。さて、俺は今、人の愛について書かれているハードカバーの分厚い本を読んでいる・・・のではなく、それを枕代わりにして飼っている猫のジョンと一緒に窓から入るさわやかな日差しに心地よくうとうとしていたところを母親に起こされた。実に気分が悪い。電話？知ったこっちゃねぇ。電話に出ると同時にバカヤローは「おー、織田ちゃん。きいてくれー」とハイテンション万歳、おひさまも黙ってろお前みたいな大きな声で言ってくる。「済まない。俺は今、人生の愛についてかかれた本を読んでいたところだ。そして俺は人の愛についての有力な知識を得、彼女との愛の成功率を高めていたところだ。というわけで、じゃぁな」・・・・・・・・・・俺は電話を切った。罪悪感などない。むしろ自分にお小遣いをあげたい気分だね。しかし、しつこいやつはしつこいもので、再度、電話が鳴る。「俺だ、俺。」また、あのバカヤローか・・・。残念な気持ちがこみ上げてくる。「誰だ？」「俺だって」「すいませんが、どちらさまでしょうか？只今、我が家は色々な意味で込み合っているので、今すぐに電話を切ってくださいませ」「もう、俺だって。女子の注目の王子様、中野翔くんじゃないか」「あぁ、生きてたのか。てっきり俺は数日前に闇のモンスターにやられて死んだものかと思っていたよ。奇跡的復活でも遂げたのかい？」中野翔は俺の高校の友達である。と、同時に、俺と同じ精霊術師である。時期は同じ、森下の変態によって俺たちは妙な力を得た。ちなみに精霊術師には、それぞれ属性がある。火、水、雷、土、風の５種あり、それぞれに特性がある。俺は雷で中野は水だ。そしてこの５種の頂点に立つ自然五大王の命で精霊術師になる、いやならされる。精霊術師はこの世の闇の存在と光の存在という相対する存在を均等に分けるのが宿命であり、森下の説明によると、闇の存在が、そのバランスを崩そうといているのだ。光の存在とは、簡潔に自然のことである。闇の存在とは、簡潔に空想上の何かである。光の存在は、ここ、人間界に存在する。対して闇の存在は普段、魔界と呼ばれるところに存在する。そして、その魔界と人間界との間に亀裂が生じ、鬼門が開き、出入りが不可能ではなくなり、闇の存在がこの人間界に現れることによってバランスが崩れてしまう、ということらしい。その鬼門がある第一拠点が悲しからずやこの街である。「もう、ふざけるなよー」「どっちがだよ。お前が女子の王子様ならおれは白馬の騎士にでもなることができる自信はあるぜ」「いや、どうでもいいから」「お前がふったんだろうが！」こんな他愛もない話をできる間が花である。しかし、中野と話しているとなぜこうも疲労感が俺を襲うのだろうか・・・「さて、要件だが―――」「じゃぁな」ツーツーツー。中野の耳元ではこんな空しい音が流れていることだろう。（続）