やまとなでしこの格闘技デビュー記

[あいあん★どーる ａｎ ｉｒｏｎｄｏｌｌ] カテゴリの記事

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  選択肢

  結婚して、２人で共に生きる道を選び、そして実際にお互い歩調を合わせて歩いてみたら、ほんの少しですが、自分が強くなれた気がします。住み慣れた実家を出て、親の庇護下からも離れて、自分で自分の生活を切り盛りしてみたら、ほんの少しですが、自分に自信が持てた気がします。最初の１歩を踏み出すまでは怖くても、えいやっ！と始めてみたら、何とかなるモノデスネ☆私は今まで、人生の分かれ道っていつも、「正しい選択」と「間違った選択」とがあって、そのどちらを選ぶかで、その後の成否が分かれると思っていました。でも、どの選択肢を選んでもその後の結果は自分次第ということを考えると、実は、「選んだのか」「選べなかったのか」、つまり自分の意思で動けたかどうかがその後の成否を決めているのかも知れないなと思いました。ということで今回は、手前味噌ですが勇気を出して「選んだこと」そのものが私にとっては「成功」だったのだな、と思っています。いつも悩み過ぎて前に進めなくなる私にとっては、今回の経験は、大きなおおきな収穫になりました。 ←クリックしていただけると励みになります☆撫子

  2008.03.30

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  ゆるゆると小春日和な毎日

  昨年の１１月３日に結婚式を挙げてから、はや４ヶ月が経過しました。挙式前日の日記にコメントをくださった方々、新年のご挨拶を送ってくださった方々、このブログを読んでくださっている方々、長い間ご無沙汰してしまい、大変失礼いたしました。１年で１番仕事が忙しい時期も過ぎて、ようやく、新しい生活にも慣れつつあります。これからまた、細々とではありますが、ブログを再開したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。やまと 撫子 ←クリックしていただけると励みになります☆撫子

  2008.03.02

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  厳かな夜

  これまで生きてきた４半世紀以上の時間の中で、こんなにも翌朝のお天気が、気になったことはありません。こんなにも、自分や周りの人の体調を、気遣ったことはありません。こんなにも、切ないような、厳かな気持ちになったことはありません。明日は結婚式。今は実家に帰って来て、大切な大切な家族と共に苗字が変わる前の最後の夕食をとっています。言葉では表現できない、でも、穏やかな一夜です。どうか明日は、良い１日になりますように。 ←クリックしていただけると励みになります☆撫子

  2007.11.02

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  なでしこの花道

  本部長をはじめ、各先生方からの温情を頂戴して、今週末は空手の「再々審査」を受けるつもりでいました。けれど、先ほど断念する決心を固めました。ここ数日、新しい生活にもほんの少しずつ慣れてきて、洗濯も掃除も戸締りもゴミ出しも徐々に要領を掴んできたし、料理も本を見たり人に聞いたりすれば何とかなることが分かって、ようやく落ち着いて、夜も眠れるようになってきていました。が、２週間ず～っと張り詰めていた気持ちが緩んだせいか、今週は風邪をこじらせて道場には１回も行けなかったし、それどころか火曜日には会社まで休んでしまう有様でした。でも私は、もともと小さい頃から年に数回は風邪で熱が出て、学校や会社を休む程度の「たいして丈夫でない身体」なので、風邪そのものは、いわば毎度のことで、あまり気にするつもりはなかったのですが・・。苦しいのです、呼吸が最近ずっと胃の辺りが重くて、鈍くズキズキして、仕事をしていても家にいても、息が詰まりそうなのです。そして時々、クラッとするのです・・・・思えば、空手のことも仕事のことも結婚式のことも、新しい生活のことも、考えれば考えるほどモヤモヤして、あまり楽しくないな。自分の気持ちに余裕がないから、楽しめないんだろうな。もともとは「人生を楽しむために」空手を始めたんだし、仕事も結婚も、そのために自分で選んだことなのに。今、キャパオーバーなんだな、私。このままだと、全部が中途半端に終わっちゃうな。結婚の準備なんて、一生のうちで恐らく１度きりの経験なのに。そんな貴重な時間を、楽しむゆとりもないなんて・・・。そんな危機感から、反省から、悔しいけれども、とても残念だけれども、このまま集中力を欠いた状態で練習を続けて、自分で納得がいかないレベルのまま、再々審査を受験するわけにはいかない。たとえ先生方のご厚意があったとしても、それに甘えて、今の実力のまま昇級するわけにはいかない。結婚式が終わって生活が落ち着いたら、山ほど練習して、それから改めて審査を受け直そう！そう固く決意して、先ほど結論を出しました。この２ヶ月間ずっと、「ここで負けたら女がすたる！」と自分に言い聞かせながら、気持ちを鼓舞してきましたが、その言葉をもう一度、今の自分自身に問いかけたいと思います。「ここで甘んじたら、空手家が廃る」 ←クリックしていただけると励みになります☆撫子

  2007.10.04

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  巣立ちの秋

  空の青が高く澄んだ色になってきました。まだまだ日中は気温も高いですが、肌をすべる風の中に、爽やかな涼しさを感じます。明日は秋分の日。２００７年の秋が、静かに確実に深まり始めています私はお盆に電化製品や家具を運び入れてから、週末ごとに少しずつ自分の荷物を移動し続けて、ようやく、１６日の夜から新居に泊まり始めました。新居はまだ電話もインターネットもつながっておらず、日用品や棚など、細々とした物も不足していますが、とりあえず何とか生活ができるまでには整いました。これまで、１人暮らしを全く経験したことがなく、実家では家事全般を家族に頼りっぱなしだった私。まずは自分１人で身の回りのことができるようにならねばと、彼より一足先に引っ越しすることを決意したものの、引っ越しした直後の数日間は、慣れない環境の中で、眠れない夜を重ねた上に、体調を崩してしまいました発熱した身体を横たえながら、あれこれと考えていたら、これからやらなければいけないことの多さに焦りが大きくなり、重くなるプレッシャーと不安、孤独感に息苦しさを覚え始めて、次第に、自分を見失って涙がぼろぼろ出てきてしまいました。自分への信頼も全くなく、何もかもが不確かで、不安定で、心細くて、情けなくて、心配で、どうしようもなくて、その夜は、頭の中も顔もみっともないぐらいグシャグシャでした。でも、この淋しさや不安は、誰もが一度は経験する「関門」です。本来であれば１８歳や２２歳ぐらいの年齢で、進学や就職を契機に、実家を離れて独立する人も多いのでしょうが、幸か不幸か、私はこの歳になるまで、その関門をくぐらずに、のんびり甘えて生きて来られたわけです。だからこそ今はまさに、私にとってようやく迎えた「巣立ちの時」。遅ればせながら、こうして１つ１つを乗り越えていくことで、やっと初めて自分の足で立つことができるようになるのですよね。本当にレベルの低い話でとてもお恥ずかしいのですが、皆さんに、ここで見栄を張っても仕方がありません。これが私の現実、ですものまずは事実を認めて、今の状況を冷静に理解して、自分に不足していたことを、これから１つずつ埋めていくこと。初めてのことに戸惑うのは当たり前だから、恥をかくことを恐れず、焦らず、甘えず、怖気ず、逃げず、少しずつ力をつけながら、１歩でも前進すること。そして、強くたくましい心を手に入れることそう自分自身を鼓舞しながら、毎晩眠りについています。いつか、あの澄んだ秋の空へ、拙いながらも、高く大きく羽ばたける日が来ますように ←クリックしていただけると励みになります☆撫子

  2007.09.22

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  大きく変わること

  秋から２人で新しい生活を始めるにあたり、彼の実家近くにアパートを借りることになりました。でも実は、新居の鍵はもう手元にありますお互い忙しくて、なかなか週末に時間が取れないので、少し早めに引越しに取り掛かろうということになり、明日、８月１２日を入居開始日にしたからですその分、家賃は余分に掛かってしまいますが、暇を見つけて、少しずつ荷物を運び込めるので、「気持ちの余裕をお金で買った」と思うことにしています。これまで実家でのんびり気ままに暮らしていた私が、これからちゃんと生活していけるかな？とかなり不安ではありますが、「大変」なことは、自分が大きく変われるチャンスだと心の中で繰り返しながら、日々自分を励ましたりしています。明日は新居に着いたら、まず最初に「これからよろしくお願いします」の気持ちを込めて、２人で丁寧に各部屋を掃除したいと思います。その後は、電化製品を発注しに行く予定です☆大きく変わるということは、大変ですが、その分、楽しみでもあります ←クリックしていただけると励みになります☆撫子

  2007.08.11

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  幸せな決意

  １人でも充分楽しいけれど、２人一緒もきっと楽しい。苦難を自分１人で乗り越えるのも醍醐味があるけど、パートナーを助けたり、助けられたりする人生も素敵。ようやくそう思えるようになったので、私、やまと撫子は、今秋、彼と結婚することを決断いたしました。仕事中毒だった４年前にはまったく想像もつかなかった「結婚」。そんな私を、いつも穏やかな眼差しで見守り、傍に居続けてくれた温かく、懐の広い彼と、仕事以外の喜び、厳しさを教えてくれた空手、そして家族や友達、上司や同僚、お稽古仲間やブログつながりの皆さんなど全ての方々にこうして出会えたことを、心から感謝いたします。神様、幸せをありがとうございます大切にします。 ←いつも応援クリックありがとうございます☆　　撫子

  2007.06.13

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  愛と平和

  この２週間、プライベートで考えなきゃいけないことがたくさんあって、ぜ～んぜん空手に行けませんでした試合前は週４～５回道場に通えていたのに、今週は、ついに０回！！運動で発散できないので、悩みとストレスが蓄積したまま、スナック菓子やアイスクリーム、チョコレートなどをお腹が壊れるまでなんとなく食べ続けてみたり、パソコンの前で変な姿勢でうたた寝して風邪引いたり、肩こりや偏頭痛で苦しんだりしてました ←ぽちっ！体調が悪いと、私の中に住む「魔物」が元気になります。恐れ、不安、怒り、怠惰、諦め、強欲、疑い、無気力・・・。するとさらに魔物パワーの影響で、心身が弱ってくるのです。嗚呼、悪循環ここはひとつ、奴ら（魔物達）をおとなしくさせるために、私自身が、自分の力を信じて、自分を大切にして、「笑顔」と「感謝の気持ち」を取り戻さねばなりませんプリーズ カムバック！心の中のＬＯＶＥ＆ＰＥＡＣＥ ←いつも応援クリックありがとうございます☆　　撫子

  2007.05.27

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  ロボットの夢

  やっとの思いで試合への出場を決意して、勇気を振り絞って申込書を提出してから、はや１ヶ月が過ぎました。その間、最低週４回は道場へ通うことを目標に、なんとか今日まで、めげずに逃げずに、試合に向けた練習を続けることができています。先輩達に混じって居残り練習もさせていただいて、弱いなりに新しい技もいくつか覚えました。もちろん、試合が怖くて泣きたい気持ちは今も全く変わりはありませんが、「今日できる精一杯」の毎日を積み重ねることで、ほんの少しだけ、覚悟もできてきたように思います。今日は、連続５日目のお稽古でした。明日も練習に行くことができれば、今週は月曜から土曜まで皆勤賞になります。こんなに運動するのは、中学時代の部活以来。なので、さすがに５日目ともなると、アザだらけの全身があちこち痛んだり、疲労で身体が重～く感じたり、骨が時々ギシギシ軋んだりします。まるで、油の切れた古い金属ロボットみたいそれでも、練習は楽しいし（ただしスパーリング除く）、先生や道場生の皆さんと話すのも楽しいし、できなかったことができるようになるのもうれしいし、撫子ロボットは、やっぱり空手が好きなのですそして、撫子ロボットは、信じているのです。悔いのない今日が、きっと明日の自分を支えてくれるはずだと。 (C)十五夜　　私は天才ではない。　　ただ、人より長くひとつのことと付き合ってきただけだ。　　（アルバート・アインシュタイン） ←いつも応援クリックありがとうございます☆　　撫子

  2007.04.06

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  来し方、往く道

  今日、仕事帰りにパスタ屋さんで待ち合わせをして、懐かしい友達３人と、６年ぶりの再会を果たして来ました。彼女達は、同じ高校から一緒の大学へ進学した「学友」。大学時代こそ学部はバラバラでしたが、高校時代は、４人とも、１つの教室で机を並べて授業を受けて、励まし合いながら受験を乗り越えた仲間達です。同じ高校、同じ大学を卒業して、同時に社会に出たメンバー。つまり、私達４人組は、スタート地点が全く同じなのです。今はそれぞれ学校の先生に公務員、専門職、会社員と、生活拠点とする場所が、大きく異なってはいますが、待ち合わせ場所に現れた彼女達は、その笑顔も美しさ（！）も、６年前と、少しも変わってませんでしたお互いに知り尽くした、旧友のクセ。食べ物の好み。服装や髪型。全体の雰囲気。話し方や笑い方。会話の途中に見せるしぐさ。そして、物事に対する視点や考え方。生き方。信念。変わらない３人の「彼女らしさ」が、６年のブランクを、瞬時に埋めてくれました。今も、これからも、私達４人、進む方向は１人１人で違いますが、時にはこうして集まって、お互いの原点、スタート地点を振り返りつつ、それぞれが歩いて来た「道」を報告しあうのも、なかなかオツで素敵な時間だな、と思いました☆良い友に恵まれて、幸せ者です。私 ←いつも応援クリックありがとうございます☆　　撫子

  2007.02.16

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  追儺（ついな）式

  節分を明日に控えた今日、ようやく、禊祓の儀式（部屋の掃除）を終えました。１月中に終える、という自分で決めた期限は２日ほどオーバーしてしまいましたが、想像以上に実り多き１ヶ月だったので、まあ、今回は良しとしようと思います数字で見える成果としては、衣服がゴミ袋にぎゅう詰め４袋本がダンボールに山盛り３箱書類、手紙、雑誌など燃えるゴミ系が４～５袋ぐらい靴、バッグ、雑貨など燃えないゴミ系が３～４袋ぐらい。とにかく、次から次へとゴミの山を排出して、ものすごい量の物品を捨て去ったら、身辺がスッキリして、気分爽快になりました今まで、なんとな～く捨てられずに溜め込んできてしまった、たくさんの不用品と一緒に、私の中にあった「執着心」や「未練」「虚構」なんかがすう～っと消えていくような気がして、終えてみると、何よりも効果の高い厄払い、邪気払いになったのではないかと思います。それに、心の変化もかなりありました。服や靴を整理していたら、年々、服装に気を使わなくなっていた自分に気付いて、きっと仕事中も、眉間にしわを寄せて「余裕なく」働いてるんだろうな～、私。と反省したり。本棚を整理していたら、取りたかった資格の受験要項や、読まずに放っておいた本が、色あせた夢や、錆びついたプライドと一緒に出てきたので、埃をかぶったそれらを取捨選択して、「弔う」夢と、「もう一度磨く」夢を決定したり。古い手紙を読み返していたら、懐かしくて、恥ずかしくて、切なくて、うれしくて、部屋で１人、声を上げて笑ったり、ぼろぼろ泣いてしまったり。そして最後には、家族や友達へ、ただただ感謝の気持ちが溢れてきて、なんとも言えない、温かい、幸せな気分になれたり。しかも不思議なことに、１月中旬以降、しばらく連絡が途絶えていた懐かしい友達からなぜだか急に、メールや電話が次々と入ってきて、１月１８日に、２年ぶりに同期と再会、２８日には、１６年ぶりに幼なじみと再会。２月中旬には、中学の同級生と３年ぶりに、翌週、大学の同級生と５年ぶり？に再会予定。さらにさらに、今日、懐かしい恩師から、半年振りにメールが来ましたなんという偶然、なんという奇跡！！もともと「占いは話半分」の私ですが、今回ばかりはさすがに、何か目に見えない「縁」を感じずにはいられません。２００７年１月は、仕事が忙しくて、空手にはほとんど行けなかったけど、禊祓儀式のおかげで、すごく充実した１ヶ月でした。よお～し！２月もガンバルぞっ！！ ←ランキング参加中です。よかったら応援クリックお願いします☆　　撫子

  2007.02.02

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  禊祓（みそぎはらえ）

  年末恒例の大掃除もしないままに、２００６年を漫然と終えてしまった私は、遅ればせながら、今、部屋の片付けをしています。現在私は、２部屋を占領して生活しているのですが、こうして、改めて整理整頓を始めてみると、服も雑貨も本も何もかも、とにかく、必要なものと、不要なものがごっちゃにあって大変！（あ。散らかってる、という意味ではないですよん）でも、私の今年のテーマは「決断の１年」。ここはひとつ、潔く思い切って身辺をきれいさっぱり整理して、軽やかなフットワークを手に入れよう！そして、必要最小限の物だけに囲まれて、身の丈に合ったシンプルライフを送ろう！そのために、まずは今月中に、持ち物を３分の１にするぞだいいち、学生の頃はスーツケース１つの荷物だけで、何ヶ月間か海外で不自由なく生きていけてたはずだしね☆と固く決意し、気合を入れて掃除に取りかかりました。・・・さてさて。とは言うものの、そう簡単には捨てられない物たち。友達からもらった手紙やプレゼント、お土産の品々。写真や文集、学生時代の家庭科や美術の作品・・・。「楽しかった」過去の記憶や、「ほのかに甘い」思い出、「輝かしい」栄光たちが、未練をつのらせます。ほとんど着てなくて、でも流行遅れになってしまった服。衝動買いしたっきり、１度も使ってないバッグやアクセサリー・・・。「もったいない」「まだ新しい」「高かった」などなど、罪悪感や物欲、執着心が、捨てるのをためらわせます。「いつか使う」「時間ができたら読む」と言い続けながら、本棚に飾りっぱなしにしてきた書籍類、雑貨品・・・。未来の自分へ先延ばししてきた“責任”と、目を背けたい“現実”が、自責の念をかき立てます。でも、でも・・・。華やかな過去の栄光も、過剰な未来の空想像も、今の私にとっては、重荷になるマイナス要素。「あの時は良かった」も、「いつかやる（読む）」も、今の自分に対する、単なる言い訳でしかありませんものね。しょせん、物はモノ。たくさんの物に囲まれることで得ていた妙な安心感も、過去も未来もこだわりも未練も、ぜ～んぶ断ち切って、バッサリ捨て去って、心新たに、今という現実だけを見つめて歩いていこう！ガンバレ！負けるな、私！そんなことを自分自身に言い聞かせながら、１つ１つ物を手に取って、その度にためらいつつも、やっとの思いで決心して、また１つ１つ捨てています。ホントに苦しい、一進一退の攻防戦です☆しばらくはまだ、物との戦いの日々が続きます。 ←道場でも家でも闘ってます。応援クリックお願いします☆　　撫子 ←こちらも・・・

  2007.01.09

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  バージョンアップ２００７

  生まれて初めて「スパーリング」というものを体験した記念すべき２００５年晩春の、あの日。どうしたらいいのか、いま自分が何をするべきなのかまったくその場の状況がつかめなかった私は、ただただ相手の前で呆然と突っ立ったまま、２分間、微動だにすることができませんでした。それから、２ヶ月間ほど道場に通い続けて、やっと「事の次第」が理解できた私は、ワンツー（真っ直ぐの左パンチ、右パンチ）もどきと、左足から、ゆっくり低めの蹴りが出せるようになりました。けれども当時は、パンチもキックも、怖くて相手に当てることができなくて、ただなんとなく目の前の空間へ腕や足を伸ばしたり縮めたりしているだけの状態・・・。ローキックは、蹴る場所さえ間違っていました。（相手のモモじゃなくてスネを蹴ってた！）入門後半年が過ぎて、白帯を卒業した２００５年の秋。ようやく自分の足は、左右が動かせるようになり、相手のボディーめがけて、中段の回し蹴りを出せるようになりました。けれども、相変わらず手足は相手に軽く触れる程度。攻撃リズムも一定で、順番すら決まっていました。ワン、ツー、左キック。ジャブ、右キック・・・・。やがて１年が経ち、再び帯の色が変わった２００６年夏。左足は、頭を狙える（上段回し蹴り）ようになり、相手の腹部正面を狙って、自然と、中段前蹴りも出せるようになっていました。ただし右足は、中段の回し蹴りまで。上段回し蹴りや前蹴りは、まだ繰り出す余裕がありませんでした。それでもこの頃になると、先輩達も、そ～っと反撃してくれるようになり、私はそれを、１テンポ遅れてから、ジタバタと受けたり、避けたりできるまでになりました。道場に１年半通って、迎えた２度目の秋。２００６年。ワンツー、ジャブのパンチにフックが加わって、回し蹴りはようやく、左右で上、中、下段が蹴れるようになりました。左足のインロー（相手の左内腿を蹴る技）も覚えました。前蹴りは、中段なら左右ＯＫ。左の上段前蹴りも、なんとか出せるようになりました。時には、先輩達が笑いながら「撫子さん。さっきの左前蹴り、結構効いたよ」などと声をかけてくださるまでになりました。そして、この冬。２００６年末から２００７年にかけて。私は、パンチの連打と膝蹴りという相手に接近する攻撃を中心に、日々練習しています。加えて、相手から攻撃を受けている時も、受ける、避けるなどの「守り」だけに徹することなく、次に自分が反撃しやすいような動き、例えば相手のガードを外す捌き方や、攻撃をかわすと同時に反撃する「受け返し」の技も使いながら、「後ろへ引かずに闘う」ことを課題にしつつスパーリングができるまでになりました。それでも、まだまだ、相手の死角へスッ！と回り込むタイミングや、内回しや踵落とし、後ろ蹴りといった「変則蹴り」などは、やり方もよく分かりませんし、分かっていても、組手の最中に出す余裕はありません。でも、あと半年経った、今年（２００７年）の夏、道場で３度目のお盆を迎える頃には、それらの技を少しでもマスターして、攻守ともにバージョンアップ！した私になれるように、今年も、これまでどおり、（歩みはスローペースですが、焦らず気にせず）コツコツ、１つ１つ技を積み上げながら、テクニックを磨いて、攻防パターンを増やしていきたいと思います。・・・ということで、２００７年も「空手中毒」のまま、イノシシ以上にまっすぐ突き進む予定です☆ハンドルはそのまま、アクセルは吹かし気味に・・・。どうぞ夜露死苦。もとい、よろしくお願いしますチリンちりん ←ランキング参加中です。応援クリックお願いします☆　　撫子 ←こちらも・・・

  2007.01.05

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  男と女と格闘技

  スポーツに関する記事・論文を乱読していたら、すっごく興味深い研究データを、いくつか本やインターネット上で見つけました。それらの学説をごく簡単にまとめると・・・。････････････････････････････････････････････････････････････一般的なスポーツにおける「身体能力」とは、男女の性差よりも、体格や筋肉量などによってその優劣が決まる。格闘技をする上での「身体能力」においても然り。平均的な女性（あるいは女性の平均値）は、平均的な男性（あるいは男性の平均値）に及ばないというのは明白な事実であるが、たとえ同じ体格であっても、女性の方が脂肪が多いですしね男なら、全ての女に勝てる、という訳ではないこれもまた事実である。････････････････････････････････････････････････････････････・・・ということでした。これらの説のもとになったデータ群を、ものすご～く乱暴に図で表現してしまうと、男性と女性の選手（例えば空手家）を１０人ずつ、強い順に右から並べた場合、弱い←――――――――――――――→強い女女女女女女女女女女男男男男男男男男男男みたいにはならなくて、弱い←――――――――――――――→強い女女女女男女男女男女男女男女男女男男男男みたいな感じになる、ということでした。（注１：あくまで大雑把なイメージ図なので、比率はデータ群とイコールではないです）（注２：空手などの「格闘技の強さ」とっても、もちろんルールがある前提の「スポーツ」として、です）これ、もしかしたら皆さんには、なにを今さら当たり前のことを！と思われてしまうレベルなのかも知れませんが、私にとっては、ほっぺたをバチン！と叩かれた研究データでした。だって私は、空手という格闘技を始めてから、すっかり女＜男　（女は男より弱い）という恐怖感（？）で、ガチガチに頭が固まっていたので・・・。でもホントは、私＜男（というか皆）なだけだったんですよね☆強い女の人も、この世の中にはたくさんいる、という現実を見ないで、ただ「女であること」を理由に、弱い自分に甘んじてしまったり、身体能力や生まれ持った素質を逃げ道にしたり、可能性に自ら上限を設けたりしてたら、損ですよね来年は、「女か男か」ということはあまり考えずに、昨日の自分を超えること昨日より強い自分になることだけを考えて、のびのび練習していきたいな～ ←ランキング参加中です。応援クリックお願いします☆　　撫子 ←こちらも・・・

  2006.12.28

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  キャンパスの足跡

  今日は日帰り出張でした。朝早く自宅を出発して、昼過ぎに仕事を終えました。今日の出張先は、偶然、母校と同じ市内だったので、帰りに寄り道して、近くに住んでいる友人と合流。卒業以来の大学を訪れて、構内を歩いてきました。４年間を過ごした、見覚えのあるキャンパス風景。並木道。校舎。図書館。グラウンド。バス停。学部棟。講堂。学食。レンガ階段。売店前の立て看板。噴水の池。オブジェ。坂道。サークル小屋。体育館。教室の窓。掲示板の張り紙。駐輪場の自転車・・・・。枯葉舞う夕方、人もまばらな日曜の大学構内で、いつしか私達２人は、あの頃の笑顔に戻っていました。受験勉強から開放された、１８歳の春。初めてスーツを着て、お化粧して出席した入学式。ドラマで見たような広い教室に、階段状に並ぶ座席。退屈な講義に、授業の代返。徹夜で仕上げたレポート。苦労した実験。テスト。合宿。教授と議論したゼミ。サークルにバイト。バイクに乗った憧れの先輩。夜遊びに合コン。友達と夜通し語った恋愛話。お酒。海外旅行。語学留学。バスで行ったスキーツアー。車の運転。人と荷物でぎゅう詰めの軽自動車。学祭。真夜中の教室で書いた論文。みんな撃沈した卒論発表。就職活動。級友の電撃結婚。袴を着た卒業式。謝恩会。全てが楽しいことの連続で、毎日初体験が目白押しで、たくさん笑って、泣いて、驚いて、落ち込んで、喜んで、まっすぐな気持ちと、濁りのない瞳をしていたと信じたいあの頃・・・。２２歳の春を境に、クラスメイトは全国・全世界に散ってしまったけれど、こうして、大切な時間を共有したという記憶で、私達は今でも、ず～っとつながっていたんだね。いつかまた、みんなと再会したり、この場所を訪れた時には、今日のように、あの頃と同じ笑顔に戻って、「今も、ここで過ごした４年間に負けないぐらい、　凹んだり舞い上がったりしながら、一生懸命生きてる。　挑戦したいことや、行ってみたい場所、　感動したこと、夢中になれること、大切なものだって山ほど持ってる。」と、みんなとあの頃の自分に胸を張って言えるように、前を向いて、顔を上げて、私なりの歩幅で進んでいたいな。最後に、大切な友達Ｙちゃんへ。今日は懐かしい時間をありがとう。変わらないその笑顔に、ホッと肩の力が抜けました。次回も元気で、お互いカッコよく年を取って会おう。それまではそれぞれの場所で、精一杯ガンバロウ。約束だよ！(C)十五夜　←もちろん今だって「青春」真っ只中のつもりの私です☆　撫子

  2006.11.12

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  醒めない夢

  まるで長い夢を見て、突然目が覚めた時のように。ふと冷静になって、我に返ると、私はどこを目指していて、何をしているのか「今」を見失いかけている自分に気づいて、ハッとすることがあります。例えば、時間に追われ続けて、心がカサカサに乾いた時に。仕事と空手の挟間で、心が軋むのを感じた時に。アザだらけの身体を見て、心が折れそうになった時に。人と自分を比べて、心が泣いた時に。行く道程の長さに、志が崩れかけた時に。その瞬間はふいに訪れて、私を苦しめるのです。私にとっての空手は、生活のためでも、義務でもありません。正義や恐怖に突き動かされたわけでもないし、誰かを想って始めたわけでもありません。ただただ「自分のために」「自由な意思で」空手を続けられるという恵まれた環境、気楽さゆえの難しさ。今日のように落ち込むことがあった日は、ついついこんな風に、独りで勝手に思い悩んで、空手を続ける理由を探してみたり、心細くなったり、沈んだりして感傷に浸ってしまいます。本当は、「空手が好きだから」「楽しいから」だけで充分続けていけると分かっているのに☆たまにはヒロイン気分に酔いしれて・・・。単純なのですぐ元気になるのですが（笑）漆黒の空には、澄んだ上弦の月が浮かぶ今宵。神様。どうか私に、あと少しだけ強さをください。　←クリックしていただけたら励みになります☆　撫子(C)十五夜

  2006.10.30

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  ブログ冥利

  naonaoさんという女性から、掲示板に、とてもうれしい書き込みをいただきました。――――――――――――――――――――――――私はこれから空手を始めようと思っています。空手は格闘技だし女一人で入門するのに勇気がなかなか出なかったのですが、撫子さんの日記を見て「よし、やろう」と思いました。――――――――――――――――――――――――※naonaoさんのメッセージより抜粋させていただきました。先ほど、このメッセージを見つけて、私はうれしくて思わず泣いてしまいました。どこかに、この日記を読んでくださる方がいる。そのことだけでも、私にとっては充分、毎日の励みになっています。そしてもし、私の書いた日記が、読んでくださった方の心に少しでも触れることができたなら、書き手として本当に光栄なことだと思います。ましてや、ブログを通して出会えた誰かにとって、この日記が何か行動を起こすきっかけになれたのなら、これ以上幸せなことはありません。かつて私はストレスから自分を見失いかけ、そして、「空手」に救われました。何かを好きなって、夢中になって、失敗したり、恥をかいたり、涙を流したりする経験が、自分にとってどんなに大切で、貴重なことか。遠慮しないで、やりたいことをどんどんやって、喜んだり落ち込んだりできる日々が、どんなに恵まれているか。私は、空手を通して身をもって学びました。私が私らしくいられるために。たった１度きりの人生を、悔いなく楽しむために。これからもマイペースで、空手を続けていきたいと思っています。naonaoさん。温かいメッセージ、本当にありがとうございました。ブログを読んでくださっている皆さん。いつも本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。　←クリックしていただけたら励みになります☆　撫子

  2006.10.19

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  あいあん・どーる

  会社の同じ部署で、テキパキ仕事をしていた後輩の女の子。いつも笑顔で、明るくて、頑張り屋さんだった彼女が、ストレスから身体を壊して、今、長いながい休暇中です。その彼女が、今日、ロッカーやデスクに置いたままだった私物を取りに、久しぶりに出社してきました。（私は休日出勤中でした。）ロッカーの中を片付ける、細い腕と、少し小さくなった横顔。それでも声をかけると、穏やかな優しい笑顔で振り向いて、「会社に来ると、なぜか体調が悪くなっちゃうんですよね・・・。」少し苦笑いしながら、ドクターストップがかかってしまった経緯や、彼女の心境について、静かに話してくれました。「しばらくご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。」そう言って丁寧に頭を下げ、立ち去って行く彼女。その後ろ姿を見つめながら、いつしか私は、３年前の自分を思い出していました。当時、部署を異動したばかりの私は、様々な事情が重なって、心と身体を壊していました。会社では全く笑わず、ただ淡々と業務をこなすのみ。残業と休日出勤を繰り返すハードワークな日々の中で、ただただ、仕事に感情移入せず、指示通りきちんと処理することだけにエネルギーを注いでいました。何も感じず、意思も持たず、ひたすら書類を作り上げる「ロボット」のように。それはまるで、心を失った、アイアン・ドール（鉄の人形）の生き方でした。その後、さまざまな紆余曲折があって、私は運良く「空手」に出会うことができました。そして、空手そのものや、空手を通じて知り合った方々に恵まれ、支えられ、いつも本当にありがとうございます。先生、先輩、お稽古友達、そしてブログ繋がりの皆さん・・・今では、仕事もプライベートも心底楽しく、充実した毎日を送ることができています。後輩の女の子が、後ろのデスクから姿を消して、はや３ヶ月。いつか彼女が、彼女なりの笑顔を取り戻せる場所を見つけて、そして、心の軸となる何かを掴み取ることができるよう、陰ながら、強く願ってやみません。　←クリックしていただけたら励みになります☆　撫子

  2006.10.14

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