少し前、自称 「 ためになるホ〇講座 」 の
「 江戸いろはかるた 」 シリーズの中に
【瑠璃も玻璃も照らせば光る】
が載っていました。
これを読んで以来、ず~~っと気になりながら
なかなか書く機会がなかったことを、本日一挙大公開です。
この一般的な解釈は 「 ためになる~~~ 」 に書かれているように
| 瑠璃と玻璃は異なるものだが、照らせばどちらも美しく輝くことから、すぐれたものに光りを当てると多くのものに混じっていても、同じように美しく輝くという意味。
「瑠璃」とは、青色の宝石のこと。
「玻璃」とは、水晶のこと。
『江戸いろはかるた』の一つ。 |
[故事ことわざ辞典 より]
そんじゃぁ、まず 【瑠璃】 とは ・ ・ ・ ?
ラピスラズリ (lapis lazuli) は、方ソーダ石グループの鉱物である青金石(ラズライト)を主成分とし、同グループの方ソーダ石・藍方石・黝方石など複数の鉱物が加わった類質同像の固溶体の半貴石である。和名では瑠璃(るり)といい、サンスクリット語のヴァイドゥーリャないしパーリ語のヴェルーリヤの音訳である。深い青色から藍色の宝石で、しばしば黄鉄鉱の粒を含んで夜空の様な輝きを持つ。
エジプト、シュメール、バビロニアなどの古代から、宝石として、また顔料ウルトラマリンの原料として珍重されてきた。日本ではトルコ石と共に12月のほかに9月の誕生石とされる。主成分にもラピスラズリとは異なる日付が誕生石として設定されている。
ラピスはラテン語で「石」 (Lapis)、ラズリはペルシア語からアラビア語に入った "lazward"(ラズワルド: 天・空・青などの意でアジュールの語源)が起源で「群青の空の色」を意味している。石言葉は「尊厳・崇高」など。
≪装飾品 ≫
[以上 Wiki より]
んで 【玻璃】 とは ・ ・ ・ ?
はり 【×玻璃/×玻×/×頗▽梨】
1 仏教で、七宝の一。水晶のこと。
2 ガラスの異称。
3 火山岩中に含まれる非結晶質の物質。
[デジタル大辞泉 より]
ところで、「 玻璃 」 は、デジタル大辞泉にもあるように 「 ガラス 」 のこと。
中国語では
ガラス 【硝子】
玻璃
[excite 日中辞書 より]
さて、前置きが長くなりましたが、これからが本題。
( そこのアナタ、起きてください! )
ソモソモ 「 江戸いろはかるた 」 って
「 当たり前 」 のことを 「 当たり前 」 に言っていながら
「 本当の意味は行間から汲みとる 」 的な気がするのです。
で、西紅柿的新解釈としては ・ ・ ・
瑠璃 ⇒ 宝石 (ホンモノ)
玻璃 ⇒ ガラス (ニセモノ)
※ どちらも照らせば光る。
見る側に確かな審美眼がなければ、ホンモノは見分けられない。
そんな眼を持った人間は、世の中にそう多くはいないんだから
瑠璃も玻璃も、照らせば
み~んな光って見えちゃう。