2つのパブリックコメントのその後
「障害者自立支援法に係る政省令で定める事項」に関するご意見募集(パブリックコメント)実施要項は、電子政府の総合窓口に掲載されている形式では、障害者は読めないと働きかけた視覚障害者の方がいて、その結果、厚生労働省のウェブにHTML形式で、掲載されました。「障害者自立支援法に係る政省令で定める事項」に関するご意見募集(パブリックコメント)実施要項(厚生労働省のウェブ内のHTML形式)「障害者自立支援法に係る政省令で定める事項」に関するご意見募集(パブリックコメント)(電子政府総合窓口内)*今日から、「意見募集実施要項」と「政省令で定める事項について(平成18年4月1日施行分)」はHTML版が出た模様です。「厚労省:自立支援法意見公募のHP、視覚障害者使えず」(ユニバーサロン ニュースクリッピング)元から期間が短いパブリックコメントでしたが、視覚障害者が読める形式になったのは、12月2日から。それでも、締切が9日というのは変わらないそうです。それに、html化された資料には、電子政府総合窓口版でPDFやパワーポイントで公開されていた図表は入っていません。正直、図表がないと読んで理解しにくい文章だと感じるのは、自分が晴眼者だからなんでしょうか!?内容的にも、当事者にわかりやすい文体で書くということは、行政文書全体の課題なのではないかと思います。また、法案そのものをPDFでの公開でした。障害者自立支援法案についてhttp://www.mhlw.go.jp/topics/2005/02/tp0214-1.htmlさて、もう一つのパブリックコメントについてです。10月7日締切で、文化庁著作権課が行っていた「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 審議の経過」に対する意見募集をやっていました。その審議の経過はhtml形式で読めるもので、PDFにすると63ページぐらいの量でした。今回、そのパブリックコメントの結果が公表されました。著作権分科会 法制問題小委員会(第9回)議事録に次のように書いてあります。5 配付資料 (※資料1、2のHTML(テキスト)版は、現在掲載準備中です。)資料1 文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 報告書(案)(PDF:1,586KB)資料2 「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 審議の経過」に対する国民からの意見募集の結果について(PDF:2,900KB)資料2にみんなの出したコメントが掲載されているようです。PDFで348ページもあります。今はPDFだけでも、あとからhtmlを載せますと書いてあることは評価できると思います。2つのパブリックコメントを通して、情報の公開の仕方、コメントの取り方についていろいろと考えさせられました。***障害者関係図書の専門書店スペース96のメルマガ◆障害者関係図書の専門書店◆スペース96◆新刊情報◆第120号(12/05/2005)で、障害者自立支援法関係の書籍が紹介されていました。『障害者自立支援法資料集 第6集』が出たそうです。こちらは、わかりやすく説明してくれているといいのですが・・・。