●画像●ドングリの野望
今の季節、道にたくさんのドングリが落ちている。大人になった今でもついつい拾って手の中で転がしてみたくなる可愛いやつ。食べられるドングリはスダジイ、マテバシイ、ミズナラ、コナラのドングリだそう。シイの実は小さい時フライパンで煎って食べた記憶がある。けっこう美味しかったが、その他のドングリはタンニンがあって渋くてそのままでは食べられない。縄文人は手間をかけてアクを抜いて食べていたのだろう。ドングリ君は最初「殻斗」という帽子をかぶっていて成熟するとこの帽子がすっぽり落ちるのだそう。そしてツヤツヤしたお肌を武器に動物達に日当たりのいい場所までちゃっかり運んでもらおうと思っている。リスやネズミやムササビ、カケスもドングリをえさにしている。胡桃と同じようにこれらの小動物が冬の食料として土に埋め、保存し、その内の何パーセントかは忘れ去られ、春に芽を出すシステム。すごい、自然てうまくできてる。