富士の麓便り

[薪と薪ストーブ] カテゴリの記事

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  ●画像●庭の木を倒す

  メキメキメキ～～～冬の間に立ち枯れた木の伐採をした。木が弱ったり、立ち枯れると、すぐに虫達がたくさんの卵を生むのか、この木は長い間、キツツキのえさ場になっていた。春はこの木にとまったキツツキのドラミングで目を覚ますといった具合。おかげで穴だらけになり大風が拭いたときなど、家側に倒れたりしたら大変なのでつれあいに伐採を頼んだ。倒れた木はもちろん薪になって私達を暖める。自然は無駄がない。最後の最後までご苦労様。

  2008.04.03

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  ●画像●ダッチオーブンで焼き芋～～

  いつもだったら落ち葉をかき集めて焚き火で焼き芋を焼くのだけど、今年はデッキ制作で庭はゴタゴタしている。で、薪ストーブで焼くことにした。つれあいが買って、埃をかぶっていたダッチオーブン、今回はこれに入れてみよう。すっぽりと薪ストーブの中に入れて蓋の上にもおきになった薪を置く。約40分ほどで焼き上がった。あぢあぢ、はふはふ、うまーい！

  2007.12.15

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  ●画像●薪ストーブの冬支度

  煙突掃除も終わった。薪も手に入った。いつまでも冬が来ることから目を背けてはいられないので、デジカメが壊れて修理に出している間にバタバタと冬支度を整えた。造園屋さんが道路に積み上げていってくれた薪をなんとか二人で庭に引きずりこむ。もう、筋肉もりもり、ちっともスローライフじゃありません。ひと仕事を終えて飲むビールがうまい。これからまだまだ薪の玉切り、薪割りが待っている。.　.　★送料無料多数　年賀状いろいろ★

  2007.11.07

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  ●画像●手作りの薪を置く籠

  まず　お山に蔓を取りに行きます太い蔓はノコギリで、細い蔓はハサミで取ります何してるの？　ゴジュウカラさんが水を飲みに来ました。蔓をお水につけて柔らかくしてるのよ。できあがり！この日もいっぱい遊んでしまった。蔓と格闘して白魚のような？私の手はボロボロになってしまった。あー　でも面白かった。薪を屋根のある場所にストックしておける容器のような物が欲しかったのだ。冬の寒い時に外に薪を取りにいくのは億劫。とかとかいろいろ考えたのだけど…こういう大きな物は一度買ってしまったらゴミの有料化でいらなくなった時にまたお金がかかっちゃう。だから最後は火になって燃えるものになるべくしたい。というわけで作ることにしたのだ。もう春だから薪は少ししか運んで来なかったけれどこの円の中いっぱいまで薪を積み上げられる。ど素人の乱れ編みだけどけっこう強くて便利です。

  2007.03.07

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  ●画像●薪ストーブメンテナンス

  ストーブトップの古いガスケットを取り除き、掃除したあと耐火セメントを塗る灰受け部分も新しいガスケットをはる耐火ガラスも掃除高いガラスクリーナーも売ってるけど重曹を水でといたもので擦ればきれいになるドア部分、ガラス部分と新しいガスケットに取り替える最後にドアを取り付けるドアの調整にいつも時間がかかる薪ストーブは贅沢品と思われがちだけど、決してそんなことはない。でも薪ストーブの（安全基準を満たす）取付、設置、炉台作りや、（注：煙突は専門家に任せた方が無難です）薪の調達、玉切り、薪割り、煙突掃除やガスケットの取り替えなどのメンテナンスを自分達でやったらのお話。これらを人にまかせると「非常に贅沢」な物になる。というわけで、ガスケットの交換をした。使ってるうちにだんだんガスケットがへたってきて空気が入るようになってしまったからだ。密閉式の薪ストーブは中のエアをコントロールすることで火力を調整して燃焼時間を延ばすことができる。だから薪ストーブのパッキンにあたるガスケットのメンテナンスは大事。なんだかんだと1日かかってしまった。でも、これでもう安心。薪ストーブもきれいになって喜んでるみたい。こういうのに憧れていたのに…。実際使ってるのは100円ショップのホウキと火ばさみ＾＾こういうのに憧れていたのに…。実際使ってるのは木製のプランター＾＾

  2007.02.02

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  ●画像●薪ストーブ料理

  薪ストーブ君、後はよろしく！あー　お水がこんなに減ってる♪チャンチャカチャカチャカ　　チャンチャンチャーン　♪　　（NHK今日の料理のあのメロディで）性格丸出しの？作り方を申し上げます。えー　まず…ジャガイモを洗ってそのまま鍋にぶち込みます。ニンジンを洗ってそのまま鍋にぶち込みます。タマネギの皮をむいてそのまま鍋にぶち込みます。キャベツを適当に4つ割りでも8つ割りでも切って鍋にぶち込みます。ベーコンをぶつ切りにしてやっぱり鍋にぶち込みます。水をけっこうなみなみとつぎ、蓋をして後は薪ストーブの上にかけます。そして　おやすみなさーい。究極の手抜き料理はポトフだと思う。本当はもっと違う作り方なのかしらん？？でも、これでも美味しい。つぎの日（週末）のブランチにフランスパンと一緒に食べる。食べる時にマスタードやクレイジーソルトをふりかけます。

  2007.01.26

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  ●画像●薪ストーブもう焚いてます

  めっきり寒くなってきて薪ストーブを焚く季節がやってきた。まだガンガンと焚くのではなくゆるゆると慣らし運転という感じ。2年に一度、屋根に上がって煙突掃除をしているけれど焚き始めにススがデッキに舞い降りてきた。「掃除をした方がいいかなー」と迷っている。炬燵はやせ我慢してまだ出していない。でも来週は出さなくちゃ。冬は炬燵、薪ストーブ、温泉に頼る季節。そんな冬がまた巡って来る。厳しいけれど　楽しまなくては…とも思うのだ。*　　*　　*住宅街で煙を出せないお宅には暖炉型の電気暖房機いろいろ　電気式暖炉　　クリーン温風

  2006.09.27

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  ●画像●とりゃー！パカッ！

  チェーンソーで玉切りしたらその日のうちに薪を割る。水分を含んでいる時が一番割りやすい。この時を逃さないように頑張らなきゃ。庭には乾燥して手に負えなくなった固い丸太が累々と積み上がっている。もうこれ以上こんな丸太を作りたくない。こうなってしまってはチエーンソーで切るしかないのだ。切った直後、枝がない素直な薪なら直径25センチクラスでも細腕の私だけど　ほらね。＾＾bハッ！　とりゃー！　とか威勢のいい声をあげてしばらく二人で薪割りに専念した。それから薪小屋に積み上げる。2つ目の薪小屋の7分目あたり。これではまだまだ・・厳冬期に入った時点で凍死かな。薪割りをしたら私は次の日、つれあいは次の次の日筋肉痛の予定だ。薪割り機いろいろ

  2006.09.07

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  ●画像●こんな日は薪ストーブ

  春は霧が出る。山にいると車のフォグランプが大活躍。目の前のセンターラインが目を凝らさないと見えない時もある。深山幽谷の雰囲気。こんな霧の　ちょっと寒い日は薪ストーブをたいて部屋でのんびり窓の外を見ながら過ごす。*　　*　　*　　*霧（きり）靄（もや）霞（かすみ）の違い。霧や靄は地面に接して現れる雲で　霧-----見通しが１ｋｍ未満の時（１ｋｍ先のものが見えないとき）　靄-----見通しが１ｋｍ以上の時（１ｋｍ先のものが見えるとき）　霞-----霧や靄、スモッグなどで空がかすんで見えること山暮らしの本いろいろ

  2006.05.27

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  ●画像●忍野の薪ストーブ屋さん

  薪ストーブを買う時にお世話になった山中湖忍野村の薪ストーブ屋さん、ブロス。その後もたびたびお店に寄ってはオーナーの鷲巣さんのおじゃまをしている。何故ってこのお店、鷲巣さんがコツコツと自分で建てた。だからストーブのことよりそっちの方に興味しんしん。二人で舐めるように店内をきょろきょろ。この壁の漆喰、自分で塗ったんですかあ？わあ、このトイレのテーブル、一枚板で凝っていますねー。この薪ストーブの炉台もかっこいいー。なあんて・・今は、写真でチョロっと見えるけどお店の隣（右側）に男の隠れ家を作っている。店内もちろん、ストーブのことも詳しく親切に教えてくれます。薪ストーブに興味がある方はぜひ　ブロスへどうぞ。ブロスのホームページ

  2006.02.21

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  ●画像●薪を入れるバッグ

  100円ショップで見つけた。ざっくりとした麻の布のテーブルセンター。グリーンの色もいいし、なによりこの布強そう。で、2枚買ってつなぎあわせ、ついでに持ちてのテープも買ってバッグを作った。しめて400円。薪もたくさん入るし、これを持って街を歩けばみんなも振り向くおしゃれな？バッグ。なんちって。「どっこいしょ！」重くってよろよろしながらこのバッグに3～4回は薪を運ぶ。おしゃれな姿とはお世辞にも言えない。

  2006.01.24

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  ●画像●薪割り

  今年の富士山は雪不足だそうだが雪が積もるまでは薪わりのチャンス。手に負えなくて放っておいた固～い薪をこの時期に割る。空気が乾燥して薪に割れ目が入り、寒暖の差で少しづつ割れ目も大きくなってきた今、「とりゃー！」とばかりに思いっきり斧を振り下ろす。ゼイゼイ　ハアハア・・いつだったか地元の人に「奥様は剣道をやってらっしゃるの？」と聞かれた。斧を振り下ろす姿が剣道の素振りに見えたらしいがどちらにしても勇ましい姿にちがいない。割れそうで割れない丸太についついムキになって向きを変えたり、上下をひっくりかえしたりあれやこれや時間をかけてビシッと手ごたえがあったときの嬉しさ。ついついまわりを見回し居もしないギャラリーを探したりしてしまう。そして次の日、食器を洗うことさえ苦痛なほどの筋肉痛。でも　薪わりは面白くてやめられない。

  2006.01.13

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  ●画像●約一日分の薪

  この乱雑さ。せっせと運びこんだ薪。これをほぼ一日で燃やしてしまう。春、夏、秋と丸太を手に入れ玉切り、薪割り、薪小屋に積み上げ、時間をかけて乾燥させた薪。冬はひたすらそれを大量に消費する季節。薪を火室に入れる時あ、これはあそこでもらった梅、これはあの人にもらった栗、といった具合に時間をかけただけあってちゃん覚えているから面白い。薪ストーブのカタログの宣伝文句に薪は3度人を暖めてくれる、と書いてある。1度目は薪を割る時、2度目は薪を燃やす時、3度目はその薪で作った料理を食べる時。生産性やコストや能率が優先される時代に、すんごいエネルギーと時間を薪に注ぎ込んでいる私達。でもこうやってストーブの前で薪の炎を眺める時きっぱり言えちゃう。「薪ストーブは魅力がある」

  2005.12.09

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  ●画像●薪ストーブ料理

  薪ストーブ料理＝手抜き料理。昨日から赤ワインをドップンドップン入れたビーフシチューを薪ストーブにかけている。そして今日、ドミグラスソースと手際良く炒めた野菜をお鍋に投入。フランスパンをアルミホイルに包んで温める。残りの赤ワインの方はもうすでにお腹の中に入ってそろそろ効果を現わし始めている。要するに、いい気分。おほほほシチューはまだかな？

  2005.12.06

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  ●画像●冬の準備

  こーなってると安心するのよ。毎週金曜日夜10時頃街の家を出て富士の山荘に着くのは夜中12時過ぎ。まずファンヒーターと炬燵をつけ薪ストーブの火を熾す。薪に火がつき温度が200度以上になるまでお茶を飲みながら炬燵でぼんやりテレビを見る。結局寝るのは午前3時近く。一週間仕事でバタバタしていたりすると朝目が覚めるのはつれあいは8時過ぎ、私は10時過ぎ。＾＾；またまたぼーっと日向ぼっこをしながらコーヒーを飲む。やっと胃が動きだしブランチを食べると1時。それからのこのこと外に出て落ち葉を掃き集めたり、伸び過ぎたもみじの剪定をしたり、散歩をしたり。でもそれも束の間、冬は3時過ぎには日が片向き寒くなってしまう。あわてて薪ストーブの灰を捨てたり、薪小屋から薪を運んだり家中の窓をバタバタ閉めたりしてから一服。5時近く、温泉と買い物へ。そのうち雪が降ったり気温がぐっと下がると家の中でのアナグマみたいな生活になる。暖かい部屋の中から美しい雪景色を眺める。薪がいっぱいあれば冬ごもりも楽しい。

  2005.11.28

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  ●イラスト●薪ストーブの話2

  薪ストーブの種類はいろいろ山小屋によくあるような時計形薪ストーブ、昔、学校にあった郷愁をそそるダルマ形薪ストーブ。ヨーロッパやアメリカの有名メーカーの薪ストーブ。どれも機能的で素敵だ。うちの薪ストーブはバーモントキャスティングス社のアンコールという機種。ストーブを選ぶのは楽しかった。きっと車好きの人が初めて免許を取って車種を選ぶ時、こんな感じなんだろうなーと思った。頭の中でいろんな薪ストーブがぐるぐる回り、一目見ればどこのメーカーで何という機種かわかるくらい詳しくなった。その当時に買った仕事用のパソコン、PowerMacに迷いなく薪ストーブの機種の名前を付けた。炉台の設計はストーブを壁からどのくらい離すと安全か、軽量コンクリートとレンガで作るとして材料はどのくらい揃え、どんな手順で進めたらいいのか。床下の補強工事はどうすればいいか。そういうことをふたりで相談しながらパソコンで絵を描いた。もっとも実際に炉台を作ったり設置したりはなかなか計画どおりとはいかないのだけど・・薪ストーブがわかる本

  2005.10.03

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  ●画像●そろそろ薪ストーブの話

  薪ストーブを買おうと決めていた。ここは夏は涼しく、冬は寒く、厳冬季は住めないほどに寒い。「だから別荘地というのね」・・・なーんて買ってしまってからつまらないことに納得してもはじまらない。10月の声を聞くと早くも薪ストーブに火を入れる夜がある。薪ストーブと言うと暖炉と勘違いする人がけっこういる。映画に出てくるような大きな暖炉は絵になるしやっぱり憧れてしまう。でも暖炉はオープン式なので実際は薪はどんどん燃えてしまい、暖かい空気は煙突に吸い込まれ、あまり暖かくはない・・という話だ。それに比べ薪ストーブは密閉式だからエアをコントロールできて薪の燃焼時間を伸ばせるし、ストーブ本体も熱くなって、その輻射熱で部屋を暖めることができる。もちろんストーブの上でコトコト料理も作れるから。ワールドビジネスサテライトでもやっていたけど省エネグッズとして最近注目をあびているとか。たしかに寒冷地でファンヒーターを使うと、ファンヒーターが怪獣のカネゴンに見えてくるから不思議。（え？　もしかして古い？）冬凍死しないために、あるいは灯油を節約するために、伐採した木を手に入れ、玉切り、運搬、薪割りに精を出す。春夏秋は、冬のための準備の季節と言っていい。

  2005.09.29

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  ●週末山暮らし●煙突掃除

  スローフードが時間をかけて作られた食べ物を表すのと同様、スローライフは生活のあちこちに時間（手間）をかけるライフスタイルだ。決して人間がスローにのんびりできることじゃないと最近わかった。私は勘違いをしていた。で、今日は2年に一度の煙突掃除の日。薪ストーブの中に落ちて来たすすを段ボールで受け止めうまくビニール袋に入るようにをセットする。屋根に登り、煙突のトップをはずし、ブラシを差し込む。ブラシを上下に動かし、すすを落とす。毎回のことだけど、けっこうたくさんすすがとれる。この時期はすすも乾いてカリカリなので掃除もしやすい。掃除の後は人間も真っ黒になるのですぐにお風呂に入る。ヨーロッパの方の煙突掃除屋さんの格好はシルクハットに燕尾服だそうだ。そして煙突掃除屋さんを見るといいことがあると言われている。日本の茶柱の感覚なのかな・・それにしてもシルクハットに燕尾服なんて絵になるし、なんてシャレているんだろう。

  2005.08.07

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  ●画像●薪について

  この時期に切り倒した木は水分をいっぱい含むとは前に書いたが、斧を入れると水がジュジュッと吹き出すほどだ。そして生命力もすごい。丸太を玉切りにして積み上げておくと青い新芽が丸太の幹からニョキリと現れる。4～50センチの玉切りになってもまだ高くそびえ立つ木の魂がそれぞれに宿っているかのよう。そんな丸太を斧で割るとあたり一面木の香りが満ちてくる。くるみ、栗、水木、白樺それぞれ香りだけでなんの木かわかってしまうほどだ。白樺はキシリトールを採るだけあって甘い香りがする。くるみはちょっと青臭い。栗はとってもいい香り。でも、一番素敵な香りは遠くからもらってきた楠で、薪割りの途中、いつも木っ端を鼻に押しあてすーすー嗅いではうっとりしてしまう。この木から樟脳を作ったらしいが、かといって虫が寄り付かないわけじゃない。斧の歯が立たなくて数年割られずにおいてあった楠は虫だらけになってしまった。虫もいい香りが好きなのかな。田淵義雄さんのとても素敵な森の暮らし彼の著書には影響されました。この本の木村東吉さんは河口湖畔に住んでいます。

  2005.07.15

• 週末山暮らし（薪）

  薪は薪ストーブに使う。別荘地の中で伐採があると、丸太の嫁入り先が気になる。でも嫁入り先はだいたい決まっていてこちらに住んでいる薪ストーブハードユーザーの数人だ。薪を手にいれるには別荘管理人と別荘地で仕事をしている地元の造園屋さんに声をかけておく。主にその人達がハードユーザーの声を聞き、「○○さんと分けてください」「○○さんは今年はもういっぱいあるのでいらないそうです」とか、言ってきてくださる。なぜ、手間のかかることをしてくれるのかというと伐採した木の処理にはお金がかかるからだ。樹齢何年だかわからないが、太い栗の木やクルミの木は家具や建築に使ったらさぞ素晴らしいことだろうときっと誰もが思うだろう。しかし悲しいかな。現実は輸入材の方が安くつくらしい。太い木を運んで乾燥する手間や昔ながらの棟梁が木の個性を活かして建てる和風建築よりもシステム化された洋風の家の方が安く早く建つし、なによりも好まれる。だから、トラックに乗せられチップにされてしまうより私達が引き取って、薪割りでは木の香りを嗅ぎ、時間をかけて乾燥させ冬には最後の炎を眺めてあげたいと思うのだ。

  2005.07.04

• 週末山暮らし（薪）

  薪は乾燥するのに少なくても半年以上、（できれば1年ぐらい、ベストは2年ぐらい）かかる。木を切るには11月から2月ぐらいまでの冬の間、木が休眠状態で水分が落ちているときに切ると水分の含有量が少なく薪にするにしても木材にするにしてもベストなのだが、手に入る木はなかなかそううまくはいかない。葉が落ちた秋よりも春新芽が吹き出し、枝がにょきにょき伸びた頃別荘地の住民は「あら、うっとおしいわね」とばかりに造園屋さんに伐採をたのむことが多いからだ。水分をいっぱい含んだ木は運ぶのも重い。そしてなるべく早く斧で2つ以上に割って乾燥させないとカビがはえたり虫がついたりしてしまう。ゴールデンウイークに玉切りと薪割りを頑張った甲斐あって3つある薪小屋はほとんど薪がいっぱいになり今年の冬の分はもう積み上がっている。薪銀行の残高がいっぱいになると本当にほくほくした気分になるから面白い。

  2005.07.03

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