テーマ:子供の病気(2173)
カテゴリ:健康・ダイエット
[10月8日の日記からのつづき]
2日目の朝になった。 昨夜、妻と話し合って、しばらく様子を見て再度N医師の診察日に大学病院へ行くことに決めた。それまで4日あるので、2歳の娘の扁桃腺の裏側に刺さった魚の骨が、自然に抜けることを期待して。 娘に朝食を食べさせ、今日の予定を妻と話し合っていた時、電話が鳴った... 「もしもし」 「○○大学病院のNです。今日来院される予定ですが、何時ごろいらっしゃる予定ですか?」 「えっ! N先生は今日は休みのはずでは? 今日は来院するのをやめて、次の先生の診察日に行こうと考えていたのですが...」 「そうされるのは勝手ですが、私は、自分の子供の運動会もキャンセルして、全て準備して、あなた方を待っていたのです。」 「そんな... じゃあ今からすぐ伺います。先生にそこまでして頂いて行かない訳にはいきません!」 「そうするのは構いませんが... お好きなようにして下さい。」 N医師は怒っていた。私の娘のことを気に掛けていてくれ、私用までキャンセルして待っていてくれたのだ。 そんなに親身になってくれる医師もいるのか... 感動した。事務的に医療行為をこなす医師が多い中で、患者の家族の立場になって考えてくれる医師がいることに。しかも大学病院に。 慌てて○○大学病院に駆けつける。 すぐ診察室に入れてくれた。N医師に謝るとともに、感謝の意を伝える。 会うと、穏やかな笑顔で迎えてくれた。優しい方なのだ。 まず、鼻からファイバースコープを通して確認してもらった。嫌がる娘の姿を見るのは、いつもながら辛い。 N医師「やっぱりまだ残っていますね。」 「昨日より抜ける傾向はありませんか?」 N医師「ほとんど変わりませんね。これが昨日の状態との比較写真です。」 「ほんとですね... 先生、娘に朝食を食べさせたのですが...」 N医師「そうですか、じゃあ今日全身麻酔するのは無理です。3日後また私の診察日ですのでそのときにいらして下さい。もし発熱した場合はそれより早く来院して下さい。若手の医師にちゃんと指示しておきます。」 「わかりました。先生、今日は本当にすいませんでした。」 魚の骨が抜けているのではないかと、内心期待していたが、そんな傾向すらなかった。 結局抜くしかなさそうだ。いつまでも、娘を化膿、発熱の危険にさらすのも可哀想だと思った。 やはり、全身麻酔してもらって魚の骨を抜いてもらうしかないだろう。不安だが、決断しなければならない。 全身麻酔は安全なのだ。自分にそう言い聞かせた...
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最終更新日
2004/10/19 06:50:45 AM
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