|
テーマ:落語は生が一番!(1)
カテゴリ:聴、読、沁。
贔屓にさせていただいてる、というか、飲み友達の噺家さん、桂 文華さんが同期入門の仲のいい落語家さん5人と組んでする勉強会。入門年、昭和63年(6・3のはやかぶ)からちなんだ名前の会。
会場はB1角座。“角座”は“浪速座”なき後の、吉本興業の常小屋“花月”に対する、松竹芸能のホームグランドですわ。 この日の演目。 桂 わかば「桃太郎」 笑福亭 瓶 太「野崎詣り」 桂 宗 助「天狗裁き」 仲入り 桂 文 華「替り目」 笑福亭 銀 瓶「立ち切れ線香」 実はこの日、夕方からオーディションが1本入り、遅刻して会場に飛び込んだので、わかばさんと瓶太さんの噺を聴き逃す。残念! しかも他の仕事の手違いがあったらしく、ひざ替わり(セミファイナル、大トリの手前)の文華さんが中ドリ(中入り休憩前のトリ)に変更になってた。 間に合ってよかった~! 演目『替り目』はショートバージョン。 うどん屋の酒の“燗の替り”が落げにつながるのだが、うどん屋が出て来ないバージョンなので、タイトルも『悪酔い』に。 前記したが、文華さんは飲み友達。演技とは思えぬ(失礼)酔っぱらいのグダグダ感を見事に表現。 「あんた、飲んでやってまへんか?」と見紛うほど。^^ 中入り後『天狗裁き』。 演じる宗助さんは、落語巧者米朝師匠のお弟子さんらしく、丁寧に噺を重ねていく。 大トリは鶴瓶師匠のお弟子(瓶太さんもそうです、ちなみにわかばさんはざこばさんのお弟子)、銀瓶さん。 高座にかけるのはまだ2回目らしい『立ち切れ線香』。 放蕩息子の若旦那の語り口は秀逸!もっと慣れてくるともっといい出来に上がっていきますな、これは。 “落語は生き物”とはよく言ったモノで、同じ噺でも演じ手が違ったり、いや演者が同じでも会場(お客さんのノリ)が違ったり、やり慣れていったりするうちにドンドン違う味、出来映えになるモンですねん。 また噺好き、落語ファンはこういうコトを感じたりした時に嬉しくなるモンなんです。 その後、お仲間テツさんとみいこさんご夫婦を近場、ボクの馴染みのお店、 法善寺水掛けお不動さんのすぐ横にある、戦後すぐから続くおでん屋「おかめ」に引っぱり、おでんや小料理で談笑。 テツさん、めっちゃ面白いヒト。それにこの日初めてお逢いしたみいこダーリン(パチンコ界では伝説の人らしい)I氏もめちゃエエおヒト。 野郎3人、ほぼ同世代なんで、その時代の出来事やアニメ・特撮ヒーロー話に花が咲く!(みいこさん、置いてけぼりですまん^^) テツ「オレ、おでん言うたらプール思い出すねん」 オレ「ん?どういうコト??」 テツ「ほら、昔って、市民プールとかの近所に必ず、おでん屋あったやんか?」 全員「ないない!」 オレ「たこ焼きって、昔は1個5円とか10円とかやったやん?」 テツ「そうそう!200円とかで山ほどあったもん」 みい「テツさんは私がマニラの話すると『レインボーマン』(また出たこのネタ)思い出すって」 テツ「そうやん!ヤマトタケシ(レインボーマン)がマニラに売れていく回があって、オレ、子供心に怖ぁて怖ぁて・・・」 I氏「実はボクが小学校の時、友達らと組んでた野球のチームは、死ね死ね団(レインボーマン敵)が劇中で設立してた宗教団体“おたふく会”から名前、もらったんですよー!」 全員「えぇーーーーーっ!!」 最後はおでんのおだし茶漬けを自家製の漬け物でサラサラと。 あぁ、なんて濃ゆい、そして楽しくて美味しい1日でした。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[聴、読、沁。] カテゴリの最新記事
|
|