気持ちを込めて
今日は台風が来るという情報。朝はまだ雨が降っていませんがどんよりとした空。長い傘を持って歌のレッスンに出かけました。 何だか頭がぼっーとして体調が良くありません。 ハアハア言う感じで練習室に入ると、先生は体調が悪いのを見抜かれた様子。最初の曲、「ただ憧れを知る人のみが」を1回歌っただけで体調が良くない状態で本番に臨むことだってあるのだから、その時どうしたらよいか、という練習になりますよ、と。 そういう時ほど集中力が必要なんです、と。気持ちを表現することに集中してごらんなさい、と言われてしまいました。 Ach,der mich und kennt, Ist in der weite. (ああ!私を愛し、知る者は 彼方にいます。) 上のAchを歌う時、気持ちが入っていないとの指摘。どんなことでもいいから悩み、困ったことを想像して歌ってごらんなさい、と。 もう一度最初から歌いました。Achは息子の困ったことを考えながら…。本当に溜息が出ました。色々あるんです・・・。 歌い終わると先生は涙ポロポロ。ドレミさんの歌が私の思いを刺激して、とおっしゃって・・・。本番でもこういう風に歌えるといいですね、と。 先生もご主人をなくされているんです。愛する方は遥か彼方にいらっしゃるのです。 私も夫はいないですが、もうそれほど切実ではないことがわかってしまいました。困るのは息子のことで悩んでいて、これは切実です。 これについては後で書かなくてはいけないだろうと思いますが・・・。 もう一つは今日は「月のひかり」ではなく、同じフォーレですが「夢のあとに」を歌いました。しばらくやっていないので、調子がなかなかつかめませんでしたが、「月のひかり」よりは歌い易い歌です。 感情移入し易いです。 終わってから久しぶりに先生とお食事をしながら、発表会の会場について話し合いました。Tさんご推薦の鶴見のサルビアホールの音楽室、新しく音響もいいのですが、先生は難色を示されました。 先生は病気をお持ちで、遠方まで出かけて指導を今までどおりするのはご無理だということです。そうですよね。私もそう思っていました。その通り、代表の方に報告するつもりです。 適切な会場を見つけるのは大変なこと。100人くらいの規模のサロンコンサートホールをネットで探しましたが、値段も場所もなかなかよいのがなく、疲れてしまいました。 またみんなでどこか探さなければなりません。公共施設は手ごろな値段ですが、なかなか抽選で当たらないのです。 もっと手頃なお値段で音響も良いホールがもっと沢山あるといいんですけれど・・・。