インフルエンザ流行の現状を知る
インフルエンザの流行が本格的になってきました。年齢の低いお子さんをお持ちのお母さんはもちろん、インフルエンザの予防は誰にとっても可能な限りはしておきたいものです。予防接種などに頼ることができない月齢の低い赤ちゃん、もしくは基礎疾患をもっている子ども(大人)にとってもできる限り感染は避けたいものですね。(感染者数があまりに多い時期は、ちょっとお出かけをやめてみるとか)そのためには、「インフルエンザの流行の現状を知る」ということも、一つの予防策になるのではないでしょうか?そこで、ネット上で知ることができる、ホームページをご紹介します。一つに、国立感染症研究所が主催している「インフルエンザ流行レベルマップ」があります。このマップは全国約5,000のインフルエンザ定点医療機関を受診した患者数が週ごとに集計されたものですが、情報が若干遅いのが難点です。もう一つに、「MLインフルエンザ流行前線情報DB 」があります。このデータベースは、データの集計のタイムラグを少なくすることを主眼においたのもです。データの提供者は有志の臨床医の方であり、自主的に運営されています。それゆえ、管理人である西藤なるを医師は、「DBに集積された情報は、本当の流行と乖離している可能性を十分に考えておかなくてはならない」と述べています。しかしながら、感染症週報(IDWR)との相関は非常に高いため、医療に携わらない一般の方が、住んでいる地域の現状を知るには十分な資料と言えます。お住まいの「県名」をクリックしてみると、さらに細かい地域の感染者報告数を知ることができます。昨年度、私も利用しましたが、グラフが一週間に一度のペースで落ち込むのは、多分「医療機関の休み(土日)」だとおもいます。土日に感染者が減るわけではないですしね・・。データベース利用の注意事項をお読みになって、インフルエンザ予防に役立ててみてはいかがでしょうか?