テーマ:今日聴いた音楽(75595)
カテゴリ:音楽
加藤 和彦「スーパーガス」 憧れはジェームステーラーであり、CSN&Yであり、ドノヴァンであり、ツエッペリンであり、ビートルズであり・・・・・・ 洋楽好きの私はアコースティック ギター片手に憧れていた。 同じ時代に同じ音楽を聴いていた大先生は、軽々とその憧れをレコードにされたのでした。 それが「スーパーガス」。 サウンド デザインは「アコースティックギターをメインにしたロックサウンド」。 ニッティー グリティー ダートバンドのMr.ボージャングルを下敷きにした「家をつくるなら」。 ニールヤング風のアコースティック ギターにリック マロッタ風ドラム、ジェリー ガルシャのようなペダル スティールギター、ゴリゴリと揺さぶるベースは ジャック キャサディーかフィル レッシュか・・・まさに60年代シスコ サイケ デリックサウンド満載の「アーサー博士の人力ヒコーキ」。 「魔法にかかった朝」のギターはジェームス テイラーのサニー スカイからの引用。 ドノヴァンのラレーニャとアイレー島をミキサーにかけた「不思議な日」。前作では12か月に及んだ歌詞を春夏秋冬に凝縮した松山 猛氏の歌詞は後の「四季頌歌」に繋がるもの。 フォークル時代からのトロピカル趣味は「魔誕木の木陰」に結実。 フェアポートのリチャード トンプソンばりのオープンチューニングギターで聴かせる「児雷也冒険譚」。 物語ソングを 英国トラッド バラッド風に処理するこのセンス。 大先生はさながら一級のテイラーの様に欧米の一流生地を 見事にデザインされた一着に仕立てあげたのでした。 憧れのマーチンD45をギター ケースに仕舞い込み、次に大先生が我々の前に現われた時、その手にはフェンダー ストラスキャスターが握られていたのでした。 1971年発売 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 12, 2010 09:09:55 PM
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